PENTAX MX

PENTAX MX

小型軽量一眼レフの頂点とも言われるPENTAX MX。小型軽量で有名なOLYMPUS OM-1よりも小さいとあり、話題になりました。機械式のため、電池が無くてもシャッターが切れることやメンテナンスがし易いという点が人気のモデルです。そんなPENTAX MXの魅力や使い方、作例などをご紹介いたします。

フィルム一眼レフ / PENTAX / MF機(機械式シャッター)
中古:
7,000円〜(4)
世界最小を記録した機械式一眼レフ

機械式一眼レフカメラとしては、超小型で軽量なPENTAX MX。小型であることから、女性を中心に人気のあるモデルです。

PENTAX MXの外観
出典:flickr(@37796451@N00)

PENTAX MX
出典:flickr(@by-rogerlindholm)

PENTAX MX
出典:flickr(@sonvisen)

PENTAX MX
出典:flickr(@n28307)

1.超小型で軽量な機械式一眼レフ

露出計を動かす為に、ボタン電池が必要にはなりますが、それ以外は全て機械仕掛けで動く、機械式一眼レフカメラであるPENTAX MX。電池がなくとも写真を撮影する事が可能です。大型のカメラが多いPENTAXですが、OLYMPUS OM-1に対抗して設計され、当時のマニュアルカメラの世界最小・最軽量記録を塗り替えました。必要な機能だけを小さなボディに詰め込んだMXは、その基本性能の高さと信頼性から女性を中心に人気が高くなりました。
 
2.AE機能との比較

MXを含むPENTAX Mシリーズは、マニュアル機のMXとAE機のMEが開発され、派生モデルを生むヒットシリーズとなりました。AE機能とは被写体の明るさに応じて、絞りやシャッタースピードを自動で制御する機能の事です。なので、AE機能のあるMEに比べると、MXはそれらの煩雑な設定を全て自分で調整する必要があるので、フィルムカメラ初心者へというよりも、フィルムカメラを持っている方の2台目、3台目の相棒に向いているモデルです。
 
3.基本的な使い方

露出計を使用したい方はボタン電池(LR44×2かSR44×2)を入れましょう。次に、巻き戻しクランクを引き上げ、裏蓋を開き、フィルムを装填します。巻き上げてはシャッターを切り、フィルムカウンターが1になったことを確かめます。

続いては、各種設定です。まず、シャッタースピードのダイヤルを回して、フィルム感度とシャッタースピードを設定します。その後は、露出計を頼りに絞りを調整し、ピントを合わせてからシャッターを切ります。最後にボディの底のボタンを押してから、フィルムを巻き上げ、取り出したら終了です。
 
4.中古市場

安いものでは5,000円台からありますが、MXは故障が多い機種でもあります。動作確認されているものは20,000円から30,000円ほどでレンズ付きのものもオンラインショップで流通していますので、できる限り動作確認や部品の不具合などとチェックし、許容範囲内のものを選ぶことをおすすめします。または、心配な方は店頭で実物を見て、動作確認をしてから購入した方が安全です。
 

PENTAX MXを楽しむシチュエーション


天体写真や渓流の水の動きなど、長時間シャッターが開いた状態にする必要のあるシチュエーションで、このマニュアル操作のMXが生きてきます。

また、小型で軽量なので、持ち運びが他のカメラに比べて楽なので、フィールドでこそ使いたいカメラです。柔らかな光が特徴のカメラでもあるので、朝日や夕日、木漏れ日などの光のある所での撮影に適しています。
 

作例紹介


PENTAX MX / Zenitar 16mm F2.8 fisheye
出典:flickr(@chipdatajeffb)
魚眼レンズと組み合わせて撮影された、満天の星空。現実とは思えないほどの美しさに息をするのも忘れてしまいます。
 
PENTAX MX / Tamron SP 17mm
出典:flickr(@jacme31)
点在する椅子や人物へのピントはシャープでいて、空や遠くの背景はしっかりボケているなんとも印象的な作品です。
 
PENTAX MX / smc Pentax-M 135mm F3.5
出典:flickr(@rafael_ojea)
漁に使う網が並んでいるだけのシンプルでいてアーティスティックな作品。錆のコントラストとシャープなピントが写真を引き締めます。
 
PENTAX MX / smc Pentax-M 50mm f1.7
出典:flickr(@dabing626)
霧に写る光と木々の影のコントラストがたまらない作品。カラーフィルムで色数の少ない風景が撮影されているので、独特の陰影が幻想的です。
 
PENTAX MX
出典:flickr(@by-rogerlindholm)
歩く人影が優しい光で包み込まれた一枚。穏やかで静かな一時を美しく切り取られています。
 

対応レンズ


MXはPENTAX Kマウントに対応したレンズが対応しています。Kマウントはバヨネット式という爪でひっかける方式のマウントです。そして、最大の特徴がユニバーサルマウントという仕様が公開されているマウントであるという事で、Kマウントはリコーなどでも使用されています。

おすすめのレンズはsmc PENTAX-M 40mm F2.8という標準単焦点レンズです。軽量でコンパクトなパンケーキレンズと呼ばれ、小型なMXとの相性もばっちりです。こちらがsmc PENTAX-M 40mm F2.8とMXを組み合わせた作例です。

PENTAX MX / smc PENTAX-M 40mm F2.8
出典:flickr(@shalaev)

ダイナミックな木の陰と、壁に合ったシャープなピントが印象的です。
標準単焦点レンズなので、スナップショットや風景などの撮影に適しています。
 

ネット上のレビュー


小型軽量一眼レフで有名なOLYMPUS OM-1よりも小型であることから、小型一眼レフを求める人の中で、MXとどちらにするか悩む人が多いようです。メンテナンスをちゃんとすれば、長くにわたって使用できるところも人気の一つのようです。
そして、小型軽量化しているにも関わらず、外装はほとんど金属が使われていることから、安っぽくなく使用感も良いと好評でした。
 

まとめ


機械式一眼レフカメラとして、もっとも小型で軽量に作られたPENTAX MX。メンテナンスのしやすさや外観の高級感などから、今なお人気が衰えることはありません。マニュアルだからこそ、自分の好きなように設定ができ、メンテナンス次第では長期間楽しむことができる名機です。

ぜひ小型なパンケーキレンズと組み合わせて、人生の相棒として長くカメラを楽しんでみてはいかがでしょうか。
レンズマウント
型式

機械式35mmフィルム一眼レフ

レンズマウントPENTAX Kマウント
ファインダー
視野率95%
倍率約0.95倍
ミラー
露出制御
測光方式中央部重点測光
測光範囲

露出モード/撮影モード

ISO感度

多重露光-
シャッター
シャッター速度1/1000〜1秒
巻き上げ・連写速度
レリーズ機能
セルフタイマー-
AF
AF方式
測距点
電源
使用電池LR44x2またはSR44x2
サイズ・重量
サイズ135.5x82.5x49.5mm
重量495g
発売日
発売日1976年01月01日