HOME単焦点レンズCanon RF24mm F1.8 MACRO IS STM
Canon RF24mm F1.8 MACRO IS STM

Canon RF24mm F1.8 MACRO IS STM

2022年夏にCanonが発売したRF24mm F1.8 MACRO IS STMは30本目のRFレンズとなりました。24-70F2.8など定番のレンズが出揃った一方、RF600mm F11 IS STMなど今までなかった目新しいレンズも登場する Canon RFレンズ群。この30本目のレンズはどの様なレンズとなっているのでしょう。

単焦点レンズ / Canon / マクロ
新品:
100,836円〜(4)

ライトミドル層の定番レンズとなるか


EOS Rが発売されたのは2018年10月。

それから4年弱という期間で30本のRFレンズが発売されました。この開発スピードはさすがCanonと言え、EOS Rシリーズの撮影自由度がさらに高まったといえます。

30本目となったRF24mm F1.8 MACRO IS STM。24mm F1.8のマクロレンズは一眼レフのEFレンズ群にはなかったレンズで、EFレンズをEOS Rシリーズで流用していたユーザーにとっても新たな選択肢となるレンズになっています。

RF24mm F1.8 MACRO IS STMは価格は実売8万円超となっていますが、Lレンズというわけではなく、AFはSTMを採用し、軽量コンパクトが特徴の明るい広角レンズとなっています。

明るい広角レンズというと、どうしても大口径になりやすくなっていますが、大口径ショートフランジバックというミラーレスマウントの特徴を活かし、後玉に大きな径のレンズをもってくることで全体としてはフィルター径52mmという比較的小口径で、24mm F1.8というレンズが実現されています。

光学性能的には中心部の高い解像力が特徴のレンズで、周辺部は広角レンズとしてはやや解像力が劣る部分もありますが、マクロレンズとして考えると非常に高い性能があります。

風景や星空撮影で活躍するレンズというよりも、中心部に大きく被写体を捉えながら前後に広がるF1.8ならではの大きなボケを楽しむレンズと言えそうです。
 

広角ハーフマクロの魅力とは


RF24mm F1.8 MACRO IS STMの広角ハーフマクロというのはミラーレスならではのレンズといえるかもしれません。

基本的にマクロレンズというと、100mm程度の焦点距離で望遠の引き寄せ効果を高め、最短撮影距離を縮めることで実像と同じ大きさでイメージセンサー上に結像させる等倍マクロがあげられます。

一方、ハーフマクロは実像の0.5倍スケールでイメージセンサー上に結像させるので、マクロ性能としては等倍に劣りますが、広角レンズの場合は、もともと最短撮影距離が短いのでちょっとしたマクロ撮影を手軽に行うことができます。

ミラーレスマウントの大口径ショートフランジバックは広角レンズの設計に強いというメリットがあります。RF24mm F1.8 MACRO IS STMはこういった広角とミラーレスの特徴を生かして、コンパクトで手軽に撮影できるハーフマクロレンズとなっています。

270gという重量は先に発売されたRFハーフマクロレンズ、RF35mm F1.8 MACRO IS STMの305gよりも軽く、コンパクトAPS-CミラーレスのEOS R10との組み合わせでも取り回しのよいレンズとなっています。

APS-Cと組み合わせると、画角は約40mmの標準画角となるので使いやすいレンズとなっています。
 

動画レンズとしての性能は


24mm前後の広角レンズのニーズが高まっているのが動画用レンズとしてのニーズです。

広角レンズであれば、カメラと被写体の距離が近くても十分な画角が確保できるので、自撮りや屋内撮影で活躍します。RF24mm F1.8 MACRO IS STMは焦点距離的に動画向きのレンズと言えそうです。

RF24mm F1.8は中心部の解像力が高いので、メインとなる被写体を高い解像感で撮影しつつ、F1.8の明るさによる大きなボケで一眼動画らしい映像を撮影することが出来ます。

ただし、難点としてはフォーカスブリージングがあげられます。被写体とカメラの距離が近い場合は、ピント位置によって画角が変化するフォーカスブリージングが問題となることがあります。

もし、よりクオリティの高い映像の撮影を目的とするなら、Lレンズの登場を待つ必要があるでしょう。

しかし、フォーカスブリージングの影響はプロレベルの画質を求める場合に気になる程度のものであり、レンズのサイズ、価格などを考慮すると、使いやすい動画レンズの1本といえます。

似たようなレンズとしてRFレンズにはRF35mm F1.8 マクロ IS STMがあります。こちらも手ぶれ補正IS搭載の明るいハーフマクロレンズで、画角を考えると、RF24mmは屋内、RF35mmは屋外、APS-CならRF24mmなどといった使い分けが考えられそうです。

動画撮影時はクロップなどの影響もあるので、ちょっと広めにRF24mm F1.8 MACRO IS STMを選ぶという選択肢もありそうです。
製品

Canon RF24mm F1.8 MACRO IS STM

Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM

価格新品:100,836円〜新品:79,628円〜
中古:59,900円〜
焦点距離24mm35mm
F値F1.8〜22.0F1.8〜22.0
最短撮影距離14.0cm17.0cm
絞り羽根枚数9枚9枚
手ブレ補正
防塵--
防滴--
重量270g305g
発売年月2022年08月2018年11月
 

ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー
  • IS付きでボディ内手ぶれ補正のないカメラでも使いやすい
  • 焦点距離、レンズサイズ、価格のバランスが非常に良いレンズ
  • 旅行で持ち運ぶにはとても便利なレンズ
  • ボケ感が非常に良く、開放から使いたくなるレンズ
  • 3段ほど絞れば周辺の描写もさほど気にならない
コンパクトでマクロ撮影もできる広角レンズはスナップや旅レンズとして高いニーズがありそうです。


■ ネガティブレビュー
  • 明らかに物価高騰の影響を受けていて、この種のレンズとしては価格が高すぎる
  • 星空撮影で使うにはコマ収差がちょっと気になる
  • 収差等の補正はファームアップでのカメラ側の対応に期待
  • 動画目的ならRF15-30mm F4.5-6.3 IS STMの比較は必要
  • 防塵防滴はないので屋外では注意
為替などによる材料費高騰があり、ユーザーの予想よりも高い価格となっている感じがあります。
 

まとめ


RFレンズ群は大三元などの定番レンズが出揃い、EFレンズをマウントアダプターで流用せずとも従来の一眼レフでの撮影スタイルをミラーレスクオリティで再現できるようになってきました。

それと同時にRF24mm F1.8 MACRO IS STMのような、一眼レフにはなかった新しいレンズが、新たな撮影スタイルを提案してくれます。

APS-Cミラーレスに付けてコンパクトで持ち運びやすい広角ハーフマクロ撮影キットで楽しむもよし、フルミラと組み合わせて、手軽にF1.8の大きなボケを楽しむもよし。

新たな撮影スタイルを見つけるレンズとしてRF24mm F1.8 MACRO IS STMは大活躍してくれるレンズとなりそうです。
基本仕様
対応マウントCanon RFマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成9群11枚
絞り羽根枚数9枚
焦点距離

24mm

最短撮影距離14.0cm
最大撮影倍率0.5倍
開放F値F1.8〜22.0
画角84度
手ブレ補正機構
防塵-
防滴-
サイズ・重量
最大径×長さ74.4x63.1mm
重量270g
フィルター径52mm
発売日
発売日2022年08月26日