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Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

Canon RFマウント
2021/07/15発売

確かにフルサイズミラーレスという分野においては挑戦者かもしれません。しかし、一眼カメラ全体を見れば、紛うことなき絶対王者のCanon。その地位を守るだけならコンサバなモノ作りで十分とも思われます。ところが、RF100mm F2.8 L MACRO IS USMはコンサバとは程遠い、アグレッシブなモノ作りで生み出された、革新的レンズとなっています。

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創造性にあふれるレンズ

Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM出典: instagram(@hiro.9522)
Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM出典: instagram(@hiro.9533)
Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM出典: instagram(@hiro.9533)

Canon一眼レフ用マクロレンズ、EF100mm F2.8L MACRO IS USMは、マクロ撮影において歪みの出にくい100mmという使いやすい焦点距離と、角度ブレとシフトブレを補正できるハイブリッドISが好評で、2009年発売時から長く愛されるレンズです。

フルサイズミラーレスRFマウントでも100mmマクロが発売されると聞いた時、EF100mm F2.8L MACROが多少、高解像度になり、マウントアダプターが不要になるのでフルミラなら便利のかなといった程度の印象でした。

しかし、RF100mm F2.8 L MACRO IS USMのスペックが発表されると驚きとワクワクが止まらなくなります。

1.4倍という今までのマクロレンズではあまり採用されてこなかった倍率に、SAコントロールという聞き慣れない機能もあります。

まず倍率についてですが、一般的なマクロレンズでは等倍、被写体の実寸と同じサイズでイメージセンサー上に結像させるという倍率がほとんどです。

もちろん、2倍や5倍といったマクロレンズもありますが、それらは画作りをする写真というよりも、記録などの目的で高倍率撮影に特化させたもので、あまり一般的ではありません。

妥協なき描画性能と、実用性を兼ね備えたLレンズラインにおいて、1.4倍というのは過去にない倍率で、このレンズでしか撮れない画が生み出されることに期待が広がります。

そしてSAコントロールという聞き慣れない機能。

SAというのはSpherical Aberration、球面収差のことで、これを操作することでボケ感に変化が生じます。

EF100mm F2.8L MACROの人気を考えれば、RF100mm F2.8 L MACRO IS USMはRFマウントに対応させ、AF速度や画質などを最新フルミラに合わせたものにするだけで十分なニーズが見込めますが、Canonはそこに甘えることなく、さらに進化した、期待を上回るマクロレンズを発売しました。

製品
価格

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中古: 57,800円

焦点距離100mm100mm
F値F2.8〜32.0F2.8〜32.0
最短撮影距離26.0cm30.0cm
絞り羽根枚数9枚9枚
重量730g625g
発売日2021/07/152009/10/01
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SAコントロールの性能と使いみちは

前述の通り、SAコントロールは球面収差を操作する機能です。

球面収差とは、球面レンズの中心と周辺を通った光が焦点からズレを生じてしまうことで発生する収差で、オールドレンズなどではソフトフォーカスといった現象が発生する原因となります。

昨今のレンズでは非球面レンズなどを使うことで、球面収差はほとんど気にならないレベルで抑えられています。この球面収差を意図的に発生させることでボケ感をコントロールする機能がSAコントロールです。

SAコントロールリングを+に回すことで、後ボケが固く、前ボケが柔らかくなり、−に回すと逆の現象が起きます。ピント面はソフトフォーカス効果が得られますが、ソフトフォーカス効果は大きくはなく、ボケ描写のコントロールが主な機能となります。

SAコントロールは斬新な機能の様に思えますが、実は以前にもEF135mm F2.8というレンズに似たような球面収差操作機能がありました。

こちらはボケ描写というよりもソフトフォーカス効果が重視されたもので、今回のSAコントロールとは原理的には同じですが、その効果に差があります。

マクロレンズは、ミクロな被写体をマクロに撮影するレンズなのでシャープなピント面で被写体を精細に描き出すということが重要視されます。一方のSAコントロールはボケ描写の自由度が上がる一方で、ピント面は若干のソフトフォーカスとなります。

この特性から考えると、ミクロな被写体をクローズアップして精細に描き出す写真というよりも、日常で見られないミクロ視点から見た被写体にボケ感や空気感などで非日常感などをプラスする演出としての使い方などがありそうです。

SAコントロールは撮影者のテクニックが問われる機能となっています。

Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM 出典: instagram(@hiro.9533)

SAコントロール標準

Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM 出典: instagram(@hiro.9533)

SAコンロールマイナス最大。奥のボケが柔らかく手前のボケが硬く

Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM 出典: instagram(@hiro.9533)

SAコンロールプラス最大。奥のボケが硬く手前のボケが柔らかく

フォーカスシフトは本当に起こるのか

RF100mm F2.8 L MACRO IS USMが発売されてすぐに、海外のレビューサイトでフォーカスシフト問題が話題となっていました。

フォーカスシフトとは、F値を変更するとピント面が前後にズレてしまう現象のことで、AFが常に開放状態で合焦し、撮影する瞬間だけ絞りを変える構造のため、開放以外で撮影したときにピンズレが発生することがあります。

確かにレビューを見ると、RF100mm F2.8 L MACROは絞るとピントの山が奥目に移動する傾向があるようです。マクロ撮影ではシビアなピント位置を求められるので、完璧なピント位置を求める人にとっては若干やっかいな問題となるかもしれません。

しかし、個人的な感想ではピントの山が多少奥目に移動する程度で、絞ることで被写界深度は深くなっているのでピントを外すことはなく、実用に耐えないほどの問題ではなく感じます。

フォーカスシフトについては開放F2.8ではもちろん問題なく、F4程度でもほとんど気にならず、F11くらいまで絞ったときにピントの山の位置が気になる程度です。

深めの被写界深度で、どうしても虫の眼などの点にピントの山をもっていきたいといった、シビアな撮影ではフォーカスシフトが起こること頭に入れておいたが良いでしょう。

フォーカスシフトはファームウェアで対応出来る問題でもあるので、今後のファームアップにも期待したいところです。

作例紹介

Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM出典: instagram(@hiro.9533)
Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM出典: instagram(@hiro.9533)
Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM出典: instagram(@hiro.9533)
Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
Canon EOS R / RF100mm F2.8 L MACRO IS USM出典: instagram(@hiro.9533)

ユーザーレビュー

■ ポジティブレビュー

  • SAコントロールはとりあえずいろんな値で撮影して後で選ぶのが良さそう
  • EF100mmに比べてボケも綺麗でカラーバランスもよくなった印象
  • AFが静音で圧倒的に速くなった印象
  • このレンズのためにRFマウントに乗り換えたが満足の性能
  • フォーカスブリージングが抑えられているので寄っても安心して撮影できる

EF100mmマクロと比較して、AFや画質、手ブレ補正などの基本性能のアップに高評価が集まっています。

■ ネガティブレビュー

  • 純正の三脚座が別売りの上に高すぎる
  • RF 24-240mmより長いサイズというのちょっといただけない
  • EF100mmよりも1.5倍高いというのは受け入れがたい価格差
  • RF70-200mm F2.8同様にファームアップでのフォーカスシフト補正を希望
  • SAコントロールは癖が強いのである程度の慣れが必要

やはりRFレンズは価格が気になるところですが、性能的には納得の価格ともいえそうです。

まとめ

RF100mm F2.8 L MACRO IS USMは、EF100mm F2.8 L マクロからAFや手ブレ補正など基本的機能が最新フルミラに合わせて進化しただけでなく、1.4倍という高倍率やSAコントロールという新機能が付加された、全く新しいレンズとなっています。

RF100mm F2.8 L MACRO IS USMを見ていると、留まるところを知らないCanonの進化、今後発売されるRFレンズへの期待感など興奮が止まらなくなります。

まずはRF100mm F2.8 L MACRO IS USMとクリエイターの手によってどの様な写真が生み出されるのか、非常に興味深いところです。

価格情報

Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

単焦点レンズ > マクロ

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カテゴリ単焦点レンズ
メーカーCanon
タイプマクロ
マウントCanon RFマウント

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中古: 54,600円

焦点距離100mm85mm24mm35mm
F値F2.8〜32.0F2.0〜29.0F1.8〜22.0F1.8〜22.0
最短撮影距離26.0cm35.0cm14.0cm17.0cm
絞り羽根枚数9枚9枚9枚9枚
重量730g500g270g305g
発売日2021/07/152020/10/222022/08/262018/11/15
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