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Canon RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM

Canon RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM

またしても面白いスペックのズームレンズがRFレンズ群に加わりました。RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM。従来の広角ズームよりやや狭い画角ですが、コンパクトで比較的手頃な価格のレンズとなっています。新しいRF広角ズームはどの様な性能のレンズとなっているのでしょう。

ズームレンズ / Canon / 広角
新品:
89,374円〜(4)

手頃な便利広角ズーム


昨今発売されるフルミラ用レンズは、いわゆる普及価格帯に力を入れている傾向があります。既にある程度定番レンズ、特にプロ仕様、Canonで言うところのLレンズラインアップが出揃ったことで、今度は非Lレンズが続々登場するようになってきました。

RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMも、そんな非Lで普及価格帯のレンズの1本となっています。

主な特徴としては、望遠端を30mmと、従来の広角ズームでよく使われる35mmよりやや狭くし、ミラーレスマウントでは定番となった、大径の後玉を使うことで前玉を小さくし、全体の径を抑える手法で最大径約76.6mm、質量約390gのコンパクトなズームレンズとなっています。

また非Lということで、開放F値は焦点距離で変化するタイプで、防塵防滴なしの仕様にした分、10万円を切る価格で、RFレンズとしては手頃な価格帯のレンズとなっています。

一方で、機能面をただ単にリデュースしたわけではなく、手ぶれ補正ISはしっかりと搭載されていて、STMのAFもフルタイムマニュアルで静音性も高く、動画などでも使いやすいレンズです。

また、広角端では12.8cmまで寄って撮影することが可能で、最大0.52倍のハーフマクロ撮影が可能となっています。手頃な価格とサイズ感で汎用性の高い広角ズームと言えます。
 

APS-Cでも使いやすい画角


少し前にRFマウントAPS-CのEOS R10、R7が発売されたので、RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMとAPS-Cミラーレスの相性についても気になるところです。

EFマウントでは、EF-S10-22mm F3.5-4.5 USMの様に、EF-SというAPS-C用のレンズ群が存在していました。RF-Sレンズ群もEOS R10、R7と同時に登場しましたが、キットレンズといった感じなのでバリエーションとしてはまだまだです。

RFマウントのAPS-Cミラーレスで使う広角ズームはこのレンズが最有力となりそうです。ただ、15-30mmという焦点距離はフルサイズ換算で約24-49mmということで本格的な広角撮影をするならやや物足りない焦点距離ではあります。

そもそも本格的な広角撮影をするならフルサイズに利があるので、APS-Cでよく標準域とされる18-55mmよりやや広めの画角で、Vlogなど室内での動画撮影や、物撮りなどのスチール撮影を手軽にやりたい場合に活躍しそうです。

また、基本的には手ブレの影響が少ないとされる広角レンズですが、このレンズにはしっかりとレンズ内手ぶれ補正が搭載されていて、レンズ単体で5.5段分、ボディ協調で7段分の手ぶれ補正効果を得ることが出来ます。

EOS R10にはボディ内手ぶれ補正が搭載されていないので、レンズ単体でも十分な手ぶれ補正効果があるというのは、かなり使い勝手がよいでしょう。APS-CのRFカメラからスタートして、後々のフルサイズデビューを考えているならば、このレンズは長く使える1本としてレンズコレクションに加えておくと出番の多いレンズになっていきそうです。
 

RF14-35mm F4 L IS USMと敢えての比較


RFレンズ群の広角ズームとしてはRF15-35mm F2.8 L IS USM、RF14-35mm F4 L IS USMがあります。これらはいわゆる大三元、小三元と呼ばれる定番の広角ズームで、価格も約30万、約20万という高嶺の花です。

そしてどちらもLレンズなので、光学性能、ビルドクオリティ共にRF15-30mm F4.5-6.3 IS STMとは別格の性能となっています。

光学性能をみてみると、RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMは中心部ではLレンズに迫る解像性能があるものの周辺にいくにつれて解像性能低下が大きいので、その点を考慮した撮影が必要となりそうです。

ただ、Lレンズと比較して、同じくIS搭載レンズであることや、1/3の価格、半分程度の重量などを考えると手頃さは際立っています。価格については、やや高いというレビューもよく見られますが、非Lとはいえ中心部では十分な描写力があるということと、サイズ感、コントロールリングやISなどの機能性を考えればコスパが低いなどということはないでしょう。

ただ、RFレンズは現状では社外製のレンズがほぼゼロで、コスパを求めるならEFレンズを流用するしかないといったことから、同じ焦点距離のレンズに対する選択肢の少なさが価格に対する不満となっていることはありそうです。
製品

Canon RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM

Canon RF14-35mm F4 L IS USM

価格新品:89,374円〜新品:241,065円〜
中古:218,000円〜
焦点距離15-30mm14-35mm
F値F4.5〜22.0F4.0〜22.0
最短撮影距離13.0cm20.0cm
絞り羽根枚数7枚9枚
手ブレ補正
防塵-
防滴-
重量390g540g
発売年月2022年08月2021年09月
 

ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー
  • 手ぶれ補正も協力で、いろいろな撮影で便利に使えそう
  • 24-105とセットで持っておくとかなり幅広い撮影に対応できる
  • ボディ内手ぶれ補正がないEOS RPとの組み合わせはとても良い使い勝手
  • F4Lが高すぎるので、丁度よい選択肢
  • 広角だと結局絞って撮るので明るさはあまり気にならない
画質としてはRFマウントを活かした中心部の高い解像力に高評価が集まっていました。


■ ネガティブレビュー
  • サイズも価格もRF16mm F2.8 STMの倍なので、RF16mmを持っていれば買わなくて良さそう
  • シグマタムロンから同じ様なレンズで低価格帯のものが出れば…
  • レンズにAFMFスイッチがないのが使いにくい
  • マクロ撮影ではMF限定になるので注意
  • この価格なら同梱してくれても良いものなのに、レンズフードは別売り4000円
やはり価格については非Lということであと数万円安ければ…という声が多くみられました。
 

まとめ


プロ向け高価格帯のレンズが多かったRFレンズ群ですが、普及価格帯のレンズもかなり多くなってきました。

RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMは普及価格帯としてはやや高いという声もありますが、新発売の時点で店頭価格8万円を切っている店舗もあり、今後価格が熟れてくれば7万円を切る可能性もあるということも加味すれば妥当とも思えます。

もちろん、今すぐニーズがあれば発売と同時に買っても損はないですし、とりあえずキットレンズで半年くらい撮影したあとの次の選択肢として考える場合は真っ先に候補にあげられるレンズになりそうです。
基本仕様
対応マウントCanon RFマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成11群13枚
絞り羽根枚数7枚
焦点距離

15-30mm

最短撮影距離13.0cm
最大撮影倍率0.52倍
開放F値F4.5〜22.0
画角110.3~71.35度
手ブレ補正機構
防塵-
防滴-
サイズ・重量
最大径×長さ76.6x88.4mm
重量390g
フィルター径67mm
発売日
発売日2022年08月26日