トップ カテゴリ 単焦点レンズ Nikon NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S
Nikon NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S

Nikon NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S

Nikon Zマウント

2022/11/25発売

「ロクヨン」。航空祭、野鳥撮影など超望遠レンズが活躍する撮影シーンで、このレンズを持つ人は周囲から羨望の眼差しを向けられます。NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S。フルミラ時代の新しいロクヨンはどの様な仕上がりになっているのでしょう。

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価格を納得させる性能のロクヨン

テレコン内蔵のレンズといえば、EF200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4Xが世界初のレンズとして有名です。2013年に発売されたこのレンズは、発売時で133万円と非常に高価なレンズでした。

Nikonは2018年にAF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VRという一眼レフ用テレコン内蔵ズームレンズを発売しました。

テレコン内蔵のレンズは、レンズの取り外しをせずにレンズの焦点距離を伸ばすことができるので、航空祭や野鳥撮影では非常に便利な機能です。

一方で、内蔵されるテレコンの分、レンズが大きくなったり、レンズ構成が複雑な分、非常に高価なレンズとなってしまいます。

2022年11月に発売された、NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR Sは、受注生産で価格は240万円以上と、プレミアム仕様となっています。

さすがにアマチュアカメラマンがおいそれと手を出せる金額ではなく、プロも躊躇する価格ではありますが、超望遠撮影が主としているなら、外付けのテレコンを切り替えたり、ロクヨンとハチゴローを2本持ちすることなどと比べれば、この1本で瞬間を逃さず撮影できるというのは大きなメリットと言えます。

また、このレンズを持っていればプロ・アマのカメラマンが集う航空祭などで、自身の撮影に対する本気度を周囲にアピールできるという付加価値があるともいえます。車を買うか、レンズを買うかという選択肢になりそうな価格ですが、その価値は十分にあるレンズです。

TC VR Sとは

NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR Sには「TC」「VR」「S」と3組のアルファベットがあります。TCはテレコン内蔵を意味し、VRは手ブレ補正機構、SはS-Lineレンズであることを意味しています。

本レンズはテレコン切り替えによって焦点距離は600mmと840mmとして使うことができます。また外付けの2倍のテレコンにも対応していて、静止画では1680mm、動画撮影時はクロップで1930mmまで伸ばすこともできます。

手ぶれ補正はレンズ単体で5段分、Z 9との組み合わせではボディシンクロで5.5段分の手ぶれ補正が可能です。

また、表記はありませんが、AF駆動はシルキースウィフトVCMを採用し、重い望遠レンズのフォーカス機構でも、正確、高速に制御することが可能となっています。航空機や野鳥の様な素早い動きでもしっかりとAFが食らいついてくれます。

これらの先進機能に加え、Nikon最高級レンズに冠せられる「S」の文字からわかるように、鏡筒は堅牢なマグネシウム合金性で防塵防滴、防汚性能もあり、過酷な状況下で安心して使えるプレミア仕様となっています。

AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VRから驚きの進化

テレコンが内蔵されていないNikon一眼レフ用のロクヨン、AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VRとNIKKOR Z 600mm f/4 TC VR Sを比較してみましょう。

価格はフルミラ用のZ 600mm f/4がAF-S NIKKOR 600mm f/4のほぼ倍という価格になっています。これは、単純にテレコンが内蔵されているということ以外にも、受注生産と生産数が限定されること、光学設計の進化などが価格差となっています。

単純にレンズ構成でいくと、Zが20群26枚、AF-Sが12群16枚と、テレコンの4群7枚を除いても枚数が増えています。

全長と最大径はほぼ同じで、飛行機の機内持ち込み可能なサイズです。しかし、重量はZが500g以上の軽量化に成功し質量約3260gとなっています。これは後玉を大径にできるというフルミラのメリットを生かして、前方のレンズ径を小さくしたことで実現しました。

価格差はスーパーEDレンズや、SRレンズ、反射を抑えるメソアモルファスコートやナノクリスタルコートなどの特殊硝材やコーティングがより多く使われていることも理由にありそうです。これらの特殊硝材やコーティングによって、開放F4から四隅までシャープに解像し、フレアやゴーストも発生しにくく、逆光耐性も高いレンズとなっています。

また、内蔵テレコンも本レンズに最適化されているので、テレコン仕様時も高い解像力をキープできるという点も価格差分の価値となっています。

ユーザーレビュー

■ ポジティブレビュー

  • 内蔵のテレコンをつかっても、十分にトリミングに耐える画質が得られる
  • バランスが良く3kgとは思えない
  • 超望遠とは思えないほどAFは高速で安定
  • メソアモルファスコートのお陰で逆光時でも安心して撮影できる
  • 開放F4でも隅までシャープな描画

半端な値段のレンズではないので、基本性能ではほぼ文句のない性能となっています。

■ ネガティブレビュー

  • グリップが短く使いにくい
  • Z 9はボディが重いので、三脚仕様時はカメラが下る
  • さすがに高すぎるので、内蔵されてないモデルしか買えない
  • 量販店では入荷数が少なく、入手困難
  • 口径食はやや目につく

三脚座はアルカスイスに互換しておらず、固定時にバランスが取りにくいというデメリットがあるようです。

まとめ

望遠撮影が主となるなる人にとって、憧れのレンズ「ロクヨン」。Nikon Zマウント用のロクヨンはテレコンを内蔵したことで、さらにプレミア仕様のレンズとなりました。

車、しかも新車が買える価格というのは、アマチュアにとってはかなりの決断が必要なレンズではありますが、Nikonの先進機能をフルに搭載し、フラッグシップモデルZ 9の機能をフルで活かして超望遠撮影をするのなら手にしたくなるレンズです。

製品情報

カテゴリ単焦点レンズ
メーカーNikon
タイプ望遠
マウントNikon Zマウント