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Nikon NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR S
Nikon Zマウント
2023/10/27発売
突如登場したNikonのロードマップにはなかったレンズ。NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR S。Nikonの超望遠レンズは既にかなり充実していた印象ですが、そんな中で、さらに600mmの単焦点を発売したことはどの様な意図があるのでしょう。Nikonの超望遠レンズをより面白いものにするNIKKOR Z 600mm f/6.3 VR Sの性能をみていきましょう。
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著者: enoF
ロードマップにはない新たなレンズ
Nikonは一眼レフ時代から、レンズのロードマップを詳細に発表しています。レンズロードマップには、発売中のレンズや今後発売予定のレンズが焦点距離やレンズタイプ別に記載されているのでユーザーも、今後どういったレンズを検討、購入していけばよいかということがわかりやすくなります。一方で、Canonは登場するレンズにサプライズ感を与えるため、ロードマップを非公表としています。
そういった点で言うと、Nikonユーザーには、発売が決まったレンズを待つ楽しみが、Canonユーザーには次に発表されるレンズを想像する楽しみがあると言えます。
そんなNikonですが、ロードマップを発表しているものの、時折、サプライズ的にレンズを発売することがあります。2023年10月に発売されたNIKKOR Z 600mm f/6.3 VR Sは、まさにそんなサプライズ的なレンズの1本です。
少なくとも2023年4月に発表されたロードマップの時点では書かれていなかったレンズです。しかも、その時点でNikonの超望遠単焦点Zマウントレンズには、NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S、NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S、NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sがあり、既に充実しています。さらに、NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRといったズームレンズも合わせると、ユーザーの選択肢は十分ともとれます。
そんな中で登場したNIKKOR Z 600mm f/6.3 VR S。しかも、80万円を超える高額レンズということで、そこにはNikonの強い意志が感じられます。NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR Sの特徴はなんといっても、軽量コンパクトという取り回しの良さ。発売時点で600mm F6.3、いわゆる663レンズとしては世界最軽量です。
もちろん、F6.3以下の明るいレンズと比較しても最軽量であり、600mmの超望遠撮影を単焦点レンズの高い解像力で、なるべく携帯性に優れたレンズで撮影したいと考えた場合、最良の選択肢となります。
製品 | |||||
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価格 | 新品: 712,800円 中古: 634,800円 | 新品: 1,629,440円 中古: 1,546,240円 | 新品: 2,059,000円 | 新品: 860,000円 中古: 680,450円 | 新品: 4,460円 中古: 207,570円 |
焦点距離 | 600mm | 400mm(内蔵テレコンバーター使用時:560mm) | 600mm | 800mm | 180-600mm |
F値 | F6.3〜32.0 | F2.8〜22.0 | F4.0〜32.0 | F6.3〜32.0 | F5.6〜32.0 |
最短撮影距離 | 400.0cm | 250.0cm | 430.0cm | 500.0cm | 130.0cm |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 | 9枚 | 9枚 | 9枚 |
重量 | 1,390g | 2,950g | 3,260g | 2,385g | 1,955g |
発売日 | 2023/10/27 | 2022/02/18 | 2022/11/25 | 2022/04/22 | 2023/08/31 |
画質と携帯性を最重要視するなら1択のレンズ
Nikonのレンズラインナップには先程話した通り、既にNIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRという600mm F6.3で撮影可能なズームレンズがあります。単焦点レンズとズームレンズという違いはありますが、NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR Sの存在意義はどこにあるのでしょう。
単に解像力だけを追求するのであれば、NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR Sという選択肢も出てきます。携帯性という面からみると、NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR Sは今あげたZ 600mm f/4よりも約1900g軽く、Z 180-600mmよりも約600g軽くなっています。
超望遠撮影では、現場に合わせて複数のレンズを持ち歩くので、この軽量化というのは大きなメリットがあります。また、スポーツ撮影や航空機撮影などでは流し撮りのためレンズを振ることも多く、またそのスピードも求められるのでそこでも軽量というメリットが生まれます。
持ち歩いての撮影ということでいうと、Z 600mm f/6.3はレンズとボディ内手ぶれ補正の協調制御が可能で、これによって他のレンズよりも高い手ぶれ補正効果を得ることができるというメリットもあります。
もちろん、大前提としては光学性能が高いということもレンズ選びでは必要です。価格でいうと、Z 600mm f/4がずば抜けて高価ですが、開放F4というスペックを考えればこれは納得です。
一方でZ 600mm f/6.3はZ 180-600mm f/5.6-6.3と比較すると4倍も高価なレンズですが、開放は600mmでF6.3と同等であることを考えるとそこに光学的な魅力があるのかという疑問が湧いていきます。
実際には、Z 600mm f/6.3とZ 180-600mm f/5.6-6.3で撮影した写真を比較すると、F値が同じということで、一見すると大きな差はないように見えます。しかし、細部を見ていくと、Z 600mm f/6.3は被写体の質感を捉える解像力の高さが見て取れます。動物写真であればその毛並み、乗り物写真であればそのソリッドな質感など、細部を描き出す力はズームレンズを圧倒します。
Z 600mm f/6.3にはPFレンズという色収差を効率よく打ち消す特殊レンズが使われていて、それによってレンズ構成をシンプルにできた結果、軽量化がなされていますが、解像力のアップにも寄与してそうです。
購入する上での手軽さを考えるなら、ズームレンズとなりますが、やはり、画質を追求し、そこに加えて仕様時の手軽さという部分を考えるなら単焦点レンズが選択肢となってきます。
愛用者のコメント
Tadashi
趣味はここ1年ほどで目覚めたバイクと野鳥撮影。週末はツーリングで遠出したり、フィールドで探鳥をしたりとすっかりアウトドア人間になる。モトブログも撮り始めており、バイクx野鳥の極めてニッチな自己満Youtubeチャンネル開設を検討中
簡単に自己紹介をすると、現在の愛用カメラはNIKON Z 9で、2022年春くらいに本格的にカメラを初めました。近くのフィールドで出会ったカワセミの撮影をきっかけにズブズブと野鳥撮影沼にはまることになり、今に至ります。
野鳥撮影が主目的な中で私がこのNikon NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR Sを選んだ理由は大きく3つあります。
一つは取り回しが圧倒的に楽(軽い)であること。二つ目はメインで撮る野鳥を美しく切り取る描写性能を持っていること。そして三つ目はバイクのトップケースに収まるサイズ感であること。この3点が購入の決め手となりました。
一つ目に関しては、手持ちで長い距離歩き回る探鳥スタイルが好きというのが大きな理由です。このレンズの前はNIKKOR F 500mm f/5.6 PF、Z 400mm f/4.5 VR S + Z TC1.4x、Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRというルートを辿ってきました。500mm PF+FTZとZ400mm+テレコンの重さとほぼ同じ重さでネイティブ600mmの焦点距離を実現できるという点に惹かれました。
二つ目に関しては、これまでのレンズより高い描写力を欲するようになったのがきっかけです。より焦点距離を伸ばしたくZ 180-600mmに移行してみたものの、やはり単焦点の描写力に及ばずモチベーションも下がり野鳥撮影から足が遠のいてしまいました。Zロクヨンに行きたいところ予算的に厳しい中、本レンズが登場し運命を感じた次第です。
そして3つ目として、私のもう一つの趣味であるバイクと野鳥撮影をハイブリッドで楽しむと考えた時、リアに積むトップケースに問題なく収まる大きさであるのが必須条件であり、それを満たしてくれました。
このレンズの気に入っているところはズバリ、描写力と取り回しの良さからくる歩留まりの劇的な向上につきます。これまで使ってきた望遠レンズでは撮れなかった高い解像度と切れ味ある写真を量産できている実感があります。手持ち探鳥の楽しさが格段に上がりました。f/6.3が暗いのでは?と思う方も多いですが、アンダー目で撮った写真を現像で露出を大きく上げても解像感を十二分に保ってくれるのでそこまで気になりません。
補足となりますが、何度か1.4倍テレコンを使いましたが全くと言っていいほど描写の劣化を感じず、光の状態さえ合えば常用できると思います。
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- AFはステッピングモーターでも十分な速度と精度がある
- 取り回しの良さが野鳥撮影には最適
- 性能も良いが鏡筒デザインも素晴らしい
- 光量や距離など条件が悪くなると180-600mmとの差が顕著に出る
- PFレンズを使っているが逆光はほぼ問題ない
ズームレンズと比べて悪条件下で画質の差が顕著にでるというこは、画質を求める人にとっては唯一無二の選択肢ともなりそうです。
■ ネガティブレビュー
- Z9よりもZ8とのバランスが最適となりそう
- サンプル写真を見る限りでは180-600mmから金額差の性能は感じないかも
- 鏡筒にVRの切り替えスイッチが欲しい
- 最短撮影距離は4mなのでもう少し寄れてもいいかなという感じ
- 趣味で出す金額としては高額すぎて手が出せない
やはり1/4の価格で600mmのズームレンズが買えてしまうので、必要性がないとその金額はネックとなってしまいます。
まとめ
既にズームレンズがその焦点距離と開放F値をカバーしており、一見すると必要かという疑問が湧くレンズ、NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR S。
しかし、その性能をみるとこのレンズの必要性は明らかで、撮影で使用したカメラマンからは神レンズという評価も聞こえてきています。
かなり高額なレンズではありますが、その性能を考えれば、野鳥撮影やスポーツ撮影、乗り物撮影をする人にとっては、ズームレンズとはワンランク違った写真が撮れる神レンズとなりそうです。
著者
enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報
単焦点レンズ > 望遠
Nikon NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR S
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製品情報
カテゴリ | 単焦点レンズ |
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メーカー | Nikon |
タイプ | 望遠 |
マウント | Nikon Zマウント |
関連製品
製品 | Nikon NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR S (本製品) | ||||
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価格 | 新品: 712,800円 中古: 634,800円 | 新品: 2,059,000円 | 新品: 434,923円 中古: 311,900円 | 新品: 860,000円 中古: 680,450円 | 新品: 1,629,440円 中古: 1,546,240円 |
焦点距離 | 600mm | 600mm | 400mm | 800mm | 400mm(内蔵テレコンバーター使用時:560mm) |
F値 | F6.3〜32.0 | F4.0〜32.0 | F4.5〜32.0 | F6.3〜32.0 | F2.8〜22.0 |
最短撮影距離 | 400.0cm | 430.0cm | 250.0cm | 500.0cm | 250.0cm |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 | 9枚 | 9枚 | 9枚 |
重量 | 1,390g | 3,260g | 1,160g | 2,385g | 2,950g |
発売日 | 2023/10/27 | 2022/11/25 | 2022/07/15 | 2022/04/22 | 2022/02/18 |