製品解説
スペック情報
タフに使える頼れる一台
いち早くマイクロフォーサーズを取り入れ、軽量コンパクトな高性能ミラーレス一眼を展開したOLYMPUSは、幅広いユーザーから支持を集めています。
その理由は「PENシリーズ 」と「OM-Dシリーズ」の分かりやすい分類分け。かわいくておしゃれな女子カメラが欲しい人はPENシリーズを、プロユースも視野に入れた本格的なカメラが欲しい場合はOM-Dシリーズ を選べば、望みの性能や使いやすさが叶えられます。この2シリーズ展開こそが、OLYMPUSならではの強みです。
OM-Dシリーズの中でも「OM-D E-M1 Mark II」はOM-D E-M1Xが発売されるまでは最高機種だったこともあり、高画質にこだわる人や本格的な撮影をしたい人たちから根強い支持を集めている1台。過酷な環境下でも頼れる一台としてネイチャー撮影やスポーツ撮影、ポートレート撮影まで幅広く愛用できフルサイズ機のサブとしても頼りになります。
OM-D E-M1 Mark IIの特徴
フラッグシップモデルとしてプロユースも念頭に置いている「OM-D E-M1 Mark II」。主な特徴は次の4つです。
1.新開発のイメージセンサーと画像処理エンジンを搭載
新開発の「20M Live MOSセンサー」と新画像処理エンジン「TruePic VIII」の組み合わせで、今までよりも精密な高画質とAF速度の高速化を実現しています。
特に注目したいのは,イメージセンサーの上に反射防止膜をコーティングしていること。フレアやゴーストの出現を抑え、どのような環境下でも美しい写真を実現します。
2.ハードユーズできる強靭なシステム
プロユースにも耐えられるよう、20万回の耐久実験をクリアしたシャッターを搭載しています。防塵、防滴と-10℃までの耐低温に対応しており、ネイチャー撮影など過酷な環境下でも難なく使えるところがポイント。小型軽量ボディなので、望遠レンズを装着したときの使い勝手のよさも考慮されています。
また、ユーザーからの評価が高いのが5軸手ぶれ補正です。あらゆる種類の手ぶれを軽減し、シャープでくっきりとした輪郭を実現します。
3.4K動画に対応している
本格的な動画撮影ができるよう、4K動画に対応しているところがポイントです。プロの声を取り入れ、スローモーション動画やスタート・ストップ制御、アートフィルタームービーなど多彩な機能を使い、個性と性能を活かした撮影が可能です。
また、モニターモードと記録モードの2種類のHDMI出力モードに切り替え可能で、使いやすさにも配慮されています。
4.幅広い撮影に対応できるモードが揃っている
より写真を楽しめるよう、幅広いシーンで活躍する撮影モードが用意されています。シャッター音がオフになりコンサート撮影なども可能な「静音モード」やピントをずらしながら最大999回連続撮影が可能な「フォーカスブラケットモード」など使ってみたくなる機能ばかり。
また、撮影した写真を自由自在に編集できるよう、編集ソフトも用意しておりプロユースにも答えられるようになっています。
OLYMPUSの他のモデルとの比較、違い(OM-D E-M1X、OM-D E-M5 Mark II)
OM-D E-M1 Mark IIを検討するときに迷うことが多いのが「OM-D E-M1X」と「OM-D E-M5 Mark II」ではないでしょうか。ここでは、両者との違いや比較検討したい部分を簡単にご紹介します。
・OM-D E-M1X
- OM-D E-M1XはOM-Dシリーズの最新機種なので、最新の性能を求めるならOM-D E-M1X。
- OM-D E-M1Xはグリップ力を強化しているため、ボディが大きめ。軽量コンパクトにこだわるなら、OM-D E-M1 Mark IIがおすすめ。
- OM-D E-M1Xは「TruePic VIII」を2基搭載しているので、高画質や画像処理能力にこだわりたい人はOM-D E-M1Xがピッタリ。
- 両者では価格が1.5倍近く違うため、コスパ重視ならOM-D E-M1 Mark II。
・OM-D E-M5 Mark II
- OM-D E-M5 Mark IIは一世代前の画像処理エンジン「TruePic VII」で有効画素数も有効画素数は1,605万画素なので、高画質を望む人には向かない。
- OM-D E-M5 Mark IIでは連続動画撮影時間がフルHDで約29分、OM-D E-M1 Mark IIでは約1時間30分と大幅に向上しているので、動画撮影をしたいならOM-D E-M1 Mark II。
- どちらも5軸手ぶれ補正が搭載されており、動いている被写体に強くしっかりと捉えられる。
- OM-D E-M1 Mark II(134.1×90.9×68.9mm)よりもさらにコンパクトさを重視するならOM-D E-M5 Mark II(121×89.6×41.9mm)がおすすめ。
- OM-D E-M1 Mark IIの方がカスタム設定機能などより使いやすくするアレンジ性能が充実している。
購入コストや重視したいポイントに合わせて、愛用できる一台を比較検討してみてください。
おすすめの対応レンズ
軽量コンパクトなレンズとしては、「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II」や「M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II」がおすすめです。特に、「M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II」はスポーツや星空撮影などに便利な超望遠で、本体の手ぶれ補正機能を活かして快適に使えます。
また、2018年にPROキットとしてセットレンズとなった「M.ZUIKO DIGITALED 12-40mm F2.8PRO」や「M.ZUIKO DIGITALED 40-150mm F2.8 PRO」は、プロユースなレンズが欲しい人にピッタリ。F値が2.8固定なので明るく標準的な距離を網羅でき使いやすくオールマイティに使えるため、幅広い撮影に使いたい人に向いています。飛行機や星空など望遠レンズが欲しい場合にも、40-150mmなら35mm換算で80-300mmとなっているので、広域をカバーすることが可能です。
他にも、柔らかいボケ感や立体感を求める場合には「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8」や「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」も向いています。撮りたいシーンに合わせて、しっくりとくるレンズを選んでみてくださいね。ここでは、作例を少しご紹介します。
・M.ZUIKO DIGITALED 40-150mm F2.8 PRO
スポーツ撮影に向いているOLYMPUSレンズの良さを感じられる1枚。シャープな線と臨場感のある描写が魅力的です。
・M.ZUIKO DIGITALED 12-40mm F2.8 PRO
滑らかなモノクロ写真が撮影できるところも、OM-D E-M1 Mark IIの大きな魅力。光と影をしっかり捉えたストーリー性のある1枚です。
・M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
こちらは、マクロレンズを使った1枚。ピントの合った部分とそうでない部分の差とボケ感が鮮明で、魅力的な1枚です。
ネット上のユーザーレビュー
OM-D E-M1 Mark IIは「プロユースできる一台で機能性が高く扱いやすい」「OLYMPUSユーザーなら、納得できる名機」という口コミが多いです。望遠レンズでの撮影や動体撮影、冬の野外撮影など過酷な環境下での撮影に重宝しているという意見も。
一方で「慣れるまでは操作をするのが大変で、なかなか使いこなせない」という意見もありました。一度コツを掴んでしまえば頼りになる名機のようです。
一方で「慣れるまでは操作をするのが大変で、なかなか使いこなせない」という意見もありました。一度コツを掴んでしまえば頼りになる名機のようです。
まとめ
OM-D E-M1 Mark IIは、軽量コンパクトなボディにプロユースできる高度な性能が詰まっているところが最大の魅力です。他のOLYMPUS機からの乗り換えや本命の一台として使っている人や一眼レフをサポートするサブ機として取り入れている人も多く、性能の高さが伺えます。
本格的な写真撮影をしたい人やシーンを限定せず使いたい人は、ぜひ選んでみてはどうでしょうか。
本格的な写真撮影をしたい人やシーンを限定せず使いたい人は、ぜひ選んでみてはどうでしょうか。
レンズマウント | |
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レンズマウント | その他 |
撮像素子 | |
センサーサイズ | マイクロフォーサーズ(17.4 mm × 13.0 mm) |
有効画素数 | 2,037万画素 |
ダスト低減機能 | ○ |
映像エンジン | TruePic VIII |
画像記録 | |
記録媒体 | SDHCカード
|
スロット数 | ダブルスロット
|
記録画素数 | [RAW] 5184 x 3888
|
画像ファイル | JPEG/RAW |
動画 | |
4K対応 | ○ |
記録サイズ | 4096 × 2160(C4K):24p
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記録形式 | MOV/AVI |
ライブビュー | |
フォーカス | ハイスピードイメージャAF(イメージャ位相差AF/イメージャコントラストAF併用) |
シャッター | |
シャッター速度 | 1/32000~60秒 |
連続撮影速度 | 最高約60.0コマ/秒 |
露出制御 | |
測光方式/測光分割数 | 324分割デジタルESP測光、中央部重点平均測光、スポット測光、スポット測光ハイライト / シャドウ |
ISO感度 | 64〜6,400 |
AF | |
測距点 | 最大121点 |
ファインダー | |
視野率 | 100% |
倍率 | 約1.48倍 |
ストロボ | |
内蔵ストロボ | - |
液晶モニター | |
サイズ | 3インチ 104万ドット |
可動式 | 2軸可動式液晶 |
I/F | |
インターフェース | USB3.0(タイプC)、HDMIマイクロ |
無線LAN | |
Wi-Fi機能 | ○ |
ネットワーク | |
NFC | - |
Bluetooth | - |
防塵・防滴 | |
防塵・防滴 | ○ |
手ブレ | |
手ブレ補正機構 | ○ |
GPS | |
GPS | - |
電源 | |
撮影可能枚数(ファインダー) | |
撮影可能枚数(ライブビュー) | 440 |
動画撮影可能時間 | |
USB充電 | - |
使用電池 | リチウムイオン充電池 BLH-1 |
サイズ・重量 | |
サイズ | 134.1mm(W)×90.9mm(H)×68.9mm(D) |
重量 | 498g |
発売日 | |
発売日 | 2016年12月22日 |
製品情報
- カテゴリ
- ミラーレス一眼
- メーカー
- OLYMPUS
- タイプ
- ハイアマチュアモデル
- マウント
- その他