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定額買取
Canon EF28mm F1.8 USM
Canon EFマウント
1995/09/01発売
1995年というと、Canonが初めてEOSデジタル一眼を発売した年。その年に発売されたEF28mm F1.8 USMは生産終了後の今でも一定のニーズを保っています。そんなEF28mm F1.8 USMの魅力に迫ってみましょう。
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本体の買取額:18,000円(定額)
著者: enoF
24-70F2.8不要なら買って損はないレンズ
EF28mm F1.8 USMは1995年発売のレンズです。正確な生産終了時期はリリースされていませんが、2019年頃からカタログからは消えています。
後継としてEF28mm F2.8 IS USMが2012年に発売されていますが、手ブレ補正があるものの開放がF2.8ということで用途がちょっと違ってくるので完全な後継機とはいえません。
EF28mm F1.8 USMは明るくシャープな描写と大きなボケが作れて、28mmという広角よりではあるものの極端に広くない画角が根強いニーズを生み出しています。
標準域の明るいレンズといえば、EF24-70 F2.8Lという、いわゆる大三元レンズの標準ズームがあります。標準域の単焦点を何本も買い荒らすぐらいなら、大三元の購入資金に回せば良いのではという意見もあるかもしれません。
しかし、Canonに限らず24-70 F2.8というレンズは「普通のレンズ」です。24mmから70mmまで、F2.8の描写が普通に楽しめるということは、ズームレンズとしてはとても凄いことですが、言い換えると特徴もない普通のレンズとも言えてしまいます。
EF28mm F1.8 USMは古いレンズということで、開放F1.8では周辺減光がひどく、周辺も流れます。しかし、敢えてF1.8で撮影することで、そういったデメリットを「レンズの味」として撮影することもできます。
F2.8まで絞ると、中央部の解像力はピークとなり、単焦点レンズのシャープな描写を引き出すこともできます。24-70 F2.8は非常に歩留まりが良く、シャッターを切れば素敵な写真を量産することができますが、逆にレンズの味を引き出すことが難しいレンズです。
ハイクオリティな写真を量産する必要があるプロカメラマンの現場では24-70 F2.8が必須のレンズとなりますが、写真を楽しむ、レンズを楽しむという目的であれば標準域は単焦点で揃えることがメリットとなります。
EF28mm F1.8 USMは焦点距離的にもユニークで、開放はF2.8より更に明るいF1.8ということで標準域を単焦点でカバーするなら必須とも言えます。
生産終了ということで、新品はほぼ市場にありませんが、中古レンズなら3万円程度の金額で購入できます。古いレンズで扱いにくいかも知れませんが、3万円程度のレンズであればそこまで損したとは思わないでしょう。
その扱いにくさを味として捉えることができれば、そこには価格以上の価値が産まれてくるレンズです。
作例紹介
最短撮影距離23cmなので物撮りでも使うことが出来ます
強烈なフレアもどこかオールドレンズの様な味わいに見えます
絞ることで、風景も全体をシャープに撮影できます
夜景や星空は設定を煮詰めることがポイントになります
ポートレートなどでは背景に気をつけてボケを綺麗に撮影する工夫も求められます
中古の購入には注意が必要
さて、市場にはほぼ中古レンズしか出回っていないEF28mm F1.8 USMですが中古で購入する場合にはいくつか注意が必要です。
既に発売から25年も経っているレンズということで、中古市場には状態がピンきりのレンズが出回っています。基本的には大手の中古販売店から購入すれば間違いありませんが、フリマサイトなどで個人売買するときはレンズの状態をよく確認する必要があります。
フードなどの付属品を確認することは当然ですが、傷やカビなどの状態をチェックすることが大切です。レンズのカビなどは内部で販売者も気づいてなかったりすることもあるので、ある程度は覚悟する必要があります。
EF28mm F1.8 USMは手ブレ補正もないので、気になる動作としてはAFのみチェックすれば良いですが、多少のピンズレは仕方ないものと考えたが良いでしょう。
EF28mm F1.8はもともと新品でもピンずれの個体が多く、ある程度はカメラボディ側のマイクロアジャストで補正して使う必要があります。もちろん、Canonサポートで補正してもらうことも可能ですが、中古の場合は自費修理となるので、わざわざサポートに出すこともないでしょう。
さて、これらは中古でレンズを購入するときの当然の注意点といえますが、EF28mm F1.8さらに注意しなければならないポイントがあります。
それは前期型と後期型があるということです。
EF28mm F1.8は発売以降、一度マイナーチェンジされていて、少しボディの形が変わっています。内部についても大きくはありませんが改良されているので中古で買うなら後期型にしましょう。
前期型と後期型はボディ形状で見分けることができます。後期型はマウント前の段差が角ばっています。これは写真でも簡単に確認することができるので、通販でも購入前に確認可能です。
壊れるまで使ってみるという楽しみ方
EF24-70 F2.8LなどのLレンズは防塵防滴で堅牢性が特徴です。そのため、ハードな使い方をしてもなかなか壊れません。
一方で、EF28mm F1.8 USMはLレンズではないので防塵防滴ではありません。しかし、手ブレ補正のないシンプルな機構なので水とホコリにさえ注意しておけばそう簡単には壊れません。また価格もさほど高くないので、壊れるまで使ってみるという使い方もできます。
星空撮影などのアウトドア撮影では、慣れていないと暗闇でレンズをぶつけたり、レンズを結露させてしまうこともあります。旅行でも、一眼レフを首からぶら下げていると意外といろいろなところにレンズをぶつけたりしてしまうものです。
せっかくなのでEF28mm F1.8 USMをハードに使ってレンズの扱いに慣れるという楽しみ方はどうでしょう。
もちろん、物理的な扱い方だけでなく、単焦点ならではのレンズのクセを活かす設定もEF28mm F1.8 USMならとことん楽しむことができます。
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- ヘリコイドはなめらかで操作性は良好
- コンパクトなのでいつでも持ち歩ける
- APS-Cなら周辺の描写はほとんど気にならない
- 中央は単焦点なりの描写でポートレート向き
- 万人向けではないが面白いレンズ
中心部にそれなりの解像感があるのでポートレートをすすめる声が多くありました。
■ ネガティブレビュー
- EF28F2.8の方がシャープに写る
- 風景や夜景では描写が悪く不向き
- 被写体に依っては色収差もかなり出る
- 中古で購入したがピントがかなりズレていた
- 開放ではボケ描写もあまり良好ではなく、背景を選ぶ
やはり、歩留まりの良い最新レンズに比べると、良好な描写を得るには細かい設定調整が必要となります。
まとめ
1995年発売ですでに生産終了となっているEF28mm F1.8 USMですが、その焦点距離と明るさというユニークさから根強い人気となっています。
流石に最新レンズの用にシャッターを切れば素敵な写真が量産できるような歩留まりの良さはありませんが、絞りなどうまく設定することでクセを活かした写真が撮れます。
歩留まりよりも個性を求めるならEF28mm F1.8 USMはおすすめレンズとなります。
著者
enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報
単焦点レンズ > 広角
Canon EF28mm F1.8 USM
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本体の買取額:18,000円(定額)
製品情報
カテゴリ | 単焦点レンズ |
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メーカー | Canon |
タイプ | 広角 |
マウント | Canon EFマウント |
関連製品
製品 | Canon EF28mm F1.8 USM (本製品) | |||||
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焦点距離 | 28mm | 20mm | 14mm | 24mm | 24mm | 28mm |
F値 | F2.8〜22.0 | F2.8〜22.0 | F2.8〜22.0 | F1.4〜22.0 | F2.8〜22.0 | F2.8〜22.0 |
最短撮影距離 | 25.0cm | 25.0cm | 20.0cm | 25.0cm | 20.0cm | 23.0cm |
絞り羽根枚数 | 7枚 | 6枚 | 6枚 | 8枚 | 7枚 | 7枚 |
重量 | 310g | 405g | 645g | 650g | 280g | 260g |
発売日 | 1995/09/01 | 2002/08/08 | 2007/09/01 | 2008/12/19 | 2012/06/01 | 2012/06/01 |