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MINOLTA CLE

MINOLTA CLE

1981年、Leitz MINOLTA CLの後継機として誕生したMINOLTA CLE(ミノルタ CLE)。Mマウントが使えるAE付きレンジファインダーカメラという希少な存在から、中古市場で一定の人気を保カメラです。今回は、MINOLTA CLEの特徴や中古価格、限定モデルなどをご紹介いたします。

フィルム / MINOLTA / レンジファインダーカメラ
中古:
103,400円〜(6)

前作CLが絞り優先AEを搭載し更に使いやすく


MINOLTA CLEの外観
出典:flickr(@say_cheddar)

MINOLTA CLE
出典:flickr(@say_cheddar)

MINOLTA CLE
出典:flickr(@Lordcolus)


1.誕生の背景

Leitz MINOLTA CLの後継機として誕生したMINOLTA CLE。CL同様Mマウントを持つレンジファインダーカメラですが、Minolta単独での販売となりました。
CLは、ドイツ国内での生産が難しくなったLeicaと高い技術力を持ったMinoltaの提携によって誕生したカメラでした。CLの生産が軌道に乗り、後継機の開発に着手しましたが、Minoltaの設計思想がLeicaと合わず、Minolta単独で後継機を発売することになりました。

このような背景からCLEはLeicaとのダブルネームでなくなってしまいましたが、Compact Leicaの略と言われるCLの名は継承し、CLをブラッシュアップした現代的なカメラとして販売されました。
 

2.実用的なレンジファインダーカメラ

CLEはCLの後継機として小型軽量などのコンセプトは継承しましたが、内部構造は異なり、より実用的なレンジファインダーカメラとなっています。

CLEの最大の強みは絞り優先AEを採用したことで、ここまで小型なレンジファインダーカメラで絞り優先AEが使えるカメラは他にありません。露出機構もシャッター幕に描かれたドットパターンの反射によって測光する方式に改良され、フラッシュを使った撮影時もAEが使えるように性能がアップしています。

その他にも、28mmレンズ対応、ファインダーや操作系の改良などを行い、使いやすいレンジファインダーカメラになりました。
 

3.中古市場

オンラインショップでは、ボディのみで40,000円から90,000円の価格帯で販売されています。状態によって価格が大きく変動します。レンズセットのものは、本体にプラス30,000円前後の価格で販売されていることが多いです。

マニュアル操作だと露出計が動かないカメラなので、万が一動作確認の際に露出計が動かない場合はマニュアルを解除してから試してみてください。


限定モデルについて


CLEには4つの限定モデルが販売されています。

① 旧ロゴ入りCLE

1980年ドイツで開催されたフォトキナでの発表用に作られた限定モデル。販売用は全て大文字の「MINOLTA」ですが、販売宣伝用に作られた17台だけ旧ロゴが刻印されているとても希少なモデルです。
 
② CLEゴールド

Minoltaのスチルカメラ生産3000万台達成記念モデル。
金属パーツは全て金メッキを施し、ボディにはトカゲ革が使用されています。金メッキが施されたセットレンズと共に300セット限定で販売されました。
 
③ CLEクラブ発足記念モデル

Minolta「CLEクラブ」の発足を記念して、限定150台生産された記念モデル。もう一つのゴールドモデルと言われていますが、ゴールドとは違ってボディには黒革が使用されています。
 
④ ZSZ記念モデル

「愛知県写真材料商協同組合」の創立50周年を記念して作られたモデル。「ZSZ」は母体である「全日本写真材料商協同組合」の略で、100台限定でボディにトカゲ革を使用して製造されました。

また、Minoltaのカスタマーサービスを利用したもので、同じようにトカゲ革が使用されたトカゲ革モデルも存在しますが、こちらには「ZSZ」のロゴが入っていません。


MINOLTA CLEと合わせて使いたいレンズ


CLEで使えるMマウントレンズは豊富にありますが、CLE専用レンズも非常に素晴らしいレンズなので、ぜひ合わせて使っていただきたいレンズです。専用レンズとして28mm、40mm、90mmレンズが発売されましたが、CLEは広角レンズとの相性が良くできているカメラなので、28mmや40mmがおすすめです。

特に、最初の一本としてもおすすめなのが、標準レンズとしてセット販売されたやや広角のM-ROKKOR 40mm F2です。Leicaからも専用レンズとして、SUMMICRON-C 40mm F2が販売されましたが、ROKKORレンズの方が安価なので入手しやすいです。


作例紹介


MINOLTA CLE
出典:flickr(@say_cheddar)

MINOLTA CLE
出典:flickr(@Lordcolus)

MINOLTA CLE
出典:flickr(@nick furs)


ユーザーレビュー


小型軽量でありながらMマウントレンズが使える上に、AEまで付いているのでスナップ写真はもちろん色々と楽しめると高評価を付ける方が多いです。電子回路を修理できる業者もいるので、安心して使えるという声も多かったです。ただ、構造上望遠レンズや大口径レンズを開放で使うのはやや厳しいとの意見もありました。
 

まとめ


Leitz Minolta CLの後継機として誕生したMINOLTA CLE。CLのコンセプトを継承した小型軽量なボディには、絞り優先AEを搭載するなど実用的なレンジファインダーカメラとして今なお人気のカメラです。中古市場ではボディのみで40,000円から販売しています。豊富なMマウントレンズ群に加え、魅力的な専用レンズも使えることも魅力の一つです。

ぜひ、MINOLTA CLEを通してレンジファインダーカメラを堪能してみてはいかがでしょうか。
レンズマウント
型式

距離計連動式35mmフォーカルプレーンカメラ

レンズマウントLEICA Mマウント
ファインダー
視野率85%
倍率
ミラー
露出制御
測光方式TTL中央部重点的平均測光
測光範囲

露出モード/撮影モード

絞り優先AE
マニュアル

ISO感度

多重露光-
シャッター
シャッター速度1/1000〜1秒
巻き上げ・連写速度
レリーズ機能
セルフタイマー
AF
AF方式
測距点
電源
使用電池LR44x2またはSR44x2
サイズ・重量
サイズ124.5x77.5x32mm
重量375g
発売日
発売日1981年01月01日