LEICA M4

LEICA M4

ライカの代名詞、M型の完成形と称されるLeica M4。初代のM3から、M2、M1と進化を遂げ、M4で最高の操作性とデザイン性を実現しました。ライカの美しい写りはもちろんのこと、その使いやすさやデザイン性の高さから、多くのファンを魅了しています。今回は、M4の魅力や中古価格、おすすめのレンズなどをご紹介いたします。

フィルム / LEICA / レンジファインダーカメラ
新品:
702,900円〜(3)
中古:
106,000円〜(41)

M型ライカの完成形


無駄が省かれ、洗練された美しさを持つM4。Mシリーズの中でも、抜群の使いやすさを誇りながら、他の機種と同程度の価格で手に入れられるのが魅力的。

Leica M4の外観
出典:flickr(@endogamia)

Leica M4 / Elmarit 90mm f2.8
出典:flickr(@yamauchibukuro)

Leica M4 / Voigtlander 50mm f3.5 HELIAR M
出典:flickr(@n28307)

Leica M4 / Summicron-M 35mm
出典:flickr(@purplecamel)

1.洗練された操作系とデザイン

M4では主に操作系の改良が進められたため、その使いやすさは飛躍して良くなりました。M4以前のMシリーズでは、フィルム装填時にスプールというフィルムを巻きつける軸を抜かなくてはならなかったのですが、これが固定され装填がしやすくなっています。また、フィルムの巻き戻しがクランクになったのも大きな特徴です。これにより、フィルムの巻き戻しが格段に楽になりました。

そして、レンズマウントの部分に伸びるエプロンが無くなり、シルバーとブラックのメリハリの強い直線的なデザインに改良されたので、デザイン性も向上しました。
 
2.ブラックペイントの最終型

M4が製造されていた1970年代は、ブラックペイントがブラッククロームメッキ仕上げに移行していった時代でした。なので、往年のブラックペイントのライカはM4が最終型となりました。その影響もあり、M4のブラックモデルには、ペイントとクロームメッキの2種類が存在します。M3などの他のM型よりも多くのブラックモデルが生産されていたので、他の型に比べれば入手しやすいです。
 
3. M4-2とM4-P

1978年にリリースされたM4-2。M4のマイナーチェンジと言われ、ワインダーが装着可能になり、セルフタイマーを削除するなどの小さな改良がなされています。ブラックモデルのみ製造されたのが特徴的です。

そして、1981年にさらに改良されたM4-Pが発売されました。今ではお馴染みの赤いロゴマークが製造された全ての機種に付いたのはここからです。M4-Pでは、28mmと75mm用のファインダー枠が追加されているので、さらに広角レンズが使いやすくなりました。
 
4.中古市場

ボディの色の違いによって値段が大きく変わります。スタンダードなシルバーのものですと、オンラインショップでは大体15万から20万の間の価格で取り引きされています。ブラックモデルはペイントモデルとクロームモデルどちらも、シルバーに比べて希少価値が高いため、30万以上はします。どのボディも共通して状態によって価格の差が激しいので、ぜひ実物を見てから検討することをおすすめします。
 

Leica M4を愛用している写真家


ファッション界の第一線で活躍しながら突如姿を消し、10年程前にスナップショットなどで再び脚光を浴びた、アメリカの写真家ソールライターが愛用していたカメラがM4でした。

また、鳥取砂丘をテーマにした作品で知られる、植田正治が愛用していたことで知られています。その植田正治がジャケット撮影をしたことから親交を深めた、福山雅治も植田から影響を受けて、M4を愛用するようになったと言われています。

     

作例紹介


Leica M4 / DR Summicron-M 50mm F2.0
出典:flickr(@purplecamel)
遠近感が絶妙な作品。画面を横切るエスカレーターの線がダイナミックで、ビシッとしまった印象を与えます。

Leica M4
出典:flickr(@madmannova)
金属の滑らかな感触が伝わってくる作品。強めのコントラストで、全体的に濃厚な印象になっています。

Leica M4
出典:flickr(@thart2009)
モノクロで撮られた直線が印象的な作品。オールドカメラ独特の少しゆるいピントが絶妙な一枚です。
 
Leica M4
鋭い目つきの白猫の写真。背景のボケ感が気持ち良く、猫の目つきの鋭さが刺さる一枚です。

Leica M4 / Summicron-M 35mm F2.0 ASPH
出典:flickr(@shiptorch)
滑らかな曲線が惹きつけられる一枚。細かな部分までしっかり描写されていて、どこか現実離れした雰囲気の作品です。


対応レンズ


M4はライカMマウントに対応したレンズが使用できます。M4は35mm、50mm、90mm、135mmのレンズに対応したブライトフレームという撮影範囲を表す枠を自動で切り替えてくれます。

様々なレンズが使用できますが、中でもおすすめなのが、Summaron 35mm f2.8という、ライカ純正広角レンズです。レンジファインダーカメラは構造上、広角レンズとの相性が良く、特にSummaronはライカ純正のレンズでありながら比較的低価格で入手できます。発色も良く、ボケ感も綺麗に出るので、最初の一本としてもおすすめのレンズです。
 

ネット上のレビュー


M4からは巻き戻しがクランクになったりと色々改良されているので、電池を必要としない完全機械式Leicaの中で、一番使いやすいとの声が多く寄せられていました。また、60年代のカメラなので、操作の感触や劣化の差が激しいので、実物を触って何台か比べてみてから購入したという方が多かったです。


まとめ


M型ライカの完成形と言われたLeica M4。その確かな写りとデザイン性の高さや使いやすさから、有名写真家からも愛される伝説の名機です。完全機械式カメラなので、メンテナンスを欠かさなければ、一生大事に使う事ができます。

古き良きライツ社を感じられるM4を手に、長い人生を共に過ごしてみてはいかがでしょうか。
レンズマウント
型式

機械式レンジファインダーカメラ

レンズマウントLEICA Mマウント
ファインダー
視野率
倍率約0.72倍
ミラー
露出制御
測光方式
測光範囲

露出モード/撮影モード

ISO感度

多重露光-
シャッター
シャッター速度1/1000〜1秒
巻き上げ・連写速度
レリーズ機能
セルフタイマー-
AF
AF方式
測距点
電源
使用電池
サイズ・重量
サイズ138x77x33.5mm
重量560g
発売日
発売日1975年01月01日