
Canon RF100-500mm F4.5-7.1L IS USM
Canon RFマウント
2020/08/27発売
ミラーレスのメリットとは。その答えの1つを数字で表したのがRF100-500mm F4.5-7.1L IS USMです。今までのズームレンズにない100-500mmという焦点距離をみるだけでもワクワクします。焦点距離以外にもワクワクする性能を秘めているのでしょうか。
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実用的なスペック満載のLレンズ



カメラやレンズは高級品ですが、インテリアではなく実用品です。luxury・贅沢なLレンズも言ってしまえば実用品です。
そんな高級品かつ実用品であるレンズにおいて、RF100-500mm F4.5-7.1L IS USMは実用面で魅力的なスペックにあふれるレンズとなっています。
100-400mmをフルサイズで使うとわかりますが、航空機撮影や野鳥撮影、スタンドからのスポーツ撮影などにおいて、あと一歩焦点距離が足りないということが多々あります。そんな場合はトリミングに頼ったり、テレコンを挟んだり、600mmの望遠レンズを購入したりといった対応があります。
RF100-500mm F4.5-7.1L IS USMはそういった対応をせずともあと一歩寄ることができるレンズです。しかも、そのレンズが約1300gという手持ちでも撮影可能な重量で収まっています。
手持ちで使える超望遠ズームといえば、SIGMAのライトバズーカ 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMがまっさきに浮かびますが、その重量が1160g。ミラーレスボディが一眼レフボディよりも軽いことを考えると同じような重量感で扱えます。
F値はF4.5-7.1ということでEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMよりも望遠側で暗くなっていますが、最新ミラーレスのノイズ耐性や手ブレ補正性能を考えれば実用に問題はなさそうです。
RF100-500mm F4.5-7.1L IS USMの手ブレ補正はレンズで5段分、ボディと協調させると6段分の補正効果があります。
多目的な撮影に1本で対応するというズームレンズに求められる大事な性能をEF100-400mmF4.5-5.6L IS II USMからさらに高めた1本となっています。
EOS R5・R6と組み合わせて動きモノ最強セットに
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMはCanonフルミラRFマウントに最適化されたレンズですが、EOS R・RFでの使用は注意が必要です。
EOS R・RFとの組み合わせではAF速度が遅く、EF100-400よりも合焦に時間がかかってしまいます。これがハードの問題かソフトの問題かはわかりませんが、EOS R・RFとの組み合わせでの使用を考えている場合は注意が必要です。
一方、EOS R5・R6と組み合わせた場合はAF速度も追従性も一変し、今までの超望遠レンズで体感できないようなAF速度・精度となります。
望遠端500mm、1.4倍のエクステンダーと組み合わせると700mmで重量的には長時間の手持ち撮影も十分可能。さらにR5やR6の高性能AFの能力をフルに引き出せるレンズとなれば、動きモノ撮影では最強セットの1つと言えそうです。
ただし、エクステンダーを使った場合は焦点距離が300-500mmに限定されます。これはショートバックフォーカスによって、物理的にエクステンダーが干渉することが原因で、エクステンダー装着時には自動的にズームリングの可動域が制限されます。
500mmを超える焦点距離を使うときは、素早く140mmや200mmといった焦点距離が必要となることはレアケースなのでこれはさしたる不都合はなさそうです。
それよりも2倍のエクステンダーを使うと1000mmの望遠撮影が可能で、EOS R5の鳥瞳AF機能などを考えると、小さな野鳥がどのように撮影出来るのか、その可能性の大きさに期待が膨らみます。
野鳥撮影をはじめ、瞳AFを活かした動物撮影、追従AFでの航空機撮影などマルチに活躍するレンズです。
初期ロットには不穏な情報も
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMはLレンズということで、非常に高い信頼性のあるレンズですが、初期ロットにおいて不具合報告を見つけたので一応記載しておきます。
初期ロットの一部のレンズにおいて、明確な原因は不明ですがフォーカスレンズが破損する事例がいくつか報告されています。すべての初期ロットというわけではなく、一部のシリアル番号付近で起きているということなので、組み立て工程における不具合が考えられます。
発売直後に購入した場合や、初期ロットの中古を購入する場合はフォーカスレンズの破損に気をつけみる必要がありそうです。
とはいえ、Lレンズ。RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMは全体的には頑丈な作りで、フォーカスレンズは何らかの内部干渉的な不具合で、レンズ自体は外部からの常識的な衝撃には十分耐えられる耐久性があります。
アウターズーム方式でもCanonはRFレンズに積極採用していることからも、十分なシーリングがなされていて、防塵防滴は信用できると考えられます。
作例紹介





ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- 撮影効率を確実に向上させてくれるレンズ
- 手持ちで1000mm撮影でも問題ない手ブレ補正効果
- EF100-400からリングの操作感が格段に向上
- 樹脂製でもボディの高級感は遜色ない
- まさにミラーレスボディにぴったりのサイズ感
そのユーティリティ性の高さが様々な撮影シーンで高評価となっています。
■ ネガティブレビュー
- 三脚座の止めが簡素化されていて、縦横の構図変更が不安
- 暗い場所ではテレ端の絞りがちょっと足りない
- 手ブレ補正は500mmでSS1/100くらいが限界
- かばんの中で鏡筒が伸びることがある
- 流し撮りはファームアップで手ブレ補正モードの改善が必要
RFレンズといえば価格のネガティブレビューが目立ちますが、このレンズではそういったことはなく、納得の価格となっているようです。
まとめ
Canon RFマウントでは、24-70mmや70-200mmなど見慣れたスペックのレンズが発売される一方で、RF28-70mm F2 L USMやRF800mm F11 IS STMなどワクワクするスペックのレンズも発売されています。
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMもそういったワクワクされるレンズの一本で、従来の100-400mmという超望遠ズームから、100mm伸びた焦点距離は新たな可能性を感じさせます。
超望遠撮影の世界をより身近にすることで、今まで撮影出来なかったものが撮れるというチャンスが広がります。
価格情報

ズームレンズ > 望遠
Canon RF100-500mm F4.5-7.1L IS USM
新品: 385,580円 / 中古: 357,000円
新品: 379,999円 / 中古: 338,330円
新品: 381,579円 / 中古: 343,620円
製品情報
カテゴリ | ズームレンズ |
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メーカー | Canon |
タイプ | 望遠 |
マウント | Canon RFマウント |
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