HOMEズームレンズTAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046) [ソニーE用]
TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046) [ソニーE用]

TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046) [ソニーE用]

数年前から登山ブームやキャンプブームが巻き起こり、関連グッズを目にする機会も増えました。そんな登山用品の1つに加えたくなるようなレンズがTAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)です。その理由を見ていきましょう。

ズームレンズ / TAMRON / 広角
新品:
96,500円〜(55)
中古:
83,900円〜(17)

絶妙な焦点距離が生み出した驚異的なレンズ

SONY α7C / TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD
出典:instagram(@22yoshiki)
SONY α7C / TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD
出典:instagram(@22yoshiki)
SONY α7C / TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD
出典:instagram(@22yoshiki)
SONY α7C / TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD
出典:instagram(@22yoshiki)

登山グッズに共通しているのが、「軽量化」です。

ザックやシュラフなどは当然ですが、スプーンやカップといったものまで徹底的な軽量化がされています。更に、そういった登山品を自分で加工して更に軽量化する人も少なくありません。長い時間登坂する上で、数グラムの差は平地を歩く以上に大きな差となります。

さて、登山をするときに山の景色を記録したいのでカメラを持っていくという人もいるでしょう。軽量化を最重要視するならスマホで撮影するのがベストとなりますが、撮影も主目的の1つとするなら、一眼カメラを持っていくのも選択肢となります。

山の雄大な景色、建物などに邪魔されない広い空、眼下に広がる雲海など、素敵な景色を撮影するなら、一眼カメラ、それに広角レンズの組み合わせがベストとなります。そんな登山に最適とも言えるレンズがTAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)です。

明るい広角レンズというと、どうしても大口径で重いレンズとなる傾向がありますが、TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXDはフィルター径67mmで、重量は420g、クラス最小、最軽量の超広角ズームとして発売されました。

TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXDは「Di III」、つまりフルミラ専用レンズで、現状ではSONY Eマウントのみ販売されています。F2.8通しの超広角ズームレンズはSONY FE 16-35mm F2.8 GM SEL1635GMが680g、SIGMA 14-24mm F2.8 DG DNが795gということと比較すれば、このレンズが以下に軽いかがおわかりいただけるでしょう。

このレンズをα7 IVなどと組み合わせると、まるでCanon EOS kissシリーズに標準きっとレンズを組み合わせたようなコンパクトな広角撮影セットが出来上がります。これだけの軽量化を実現したのはXLDレンズなどの低分散、特殊レンズを使いレンズ枚数を抑えたこともありますが、17-28mmという他社とは違った焦点距離にしたことも理由としてあります。

「広角の1mmは血の1mm」とは言われますが、広角側の焦点距離を1mm広げるためには、大径レンズや、収差を抑えるためのレンズ群なども増やす必要がありますが、このレンズは17mmという絶妙な焦点距離に抑えたことで、他社よりも少ないレンズ群となっています。

広角レンズで重要視される焦点距離をあえて抑えて、軽量コンパクトに特化した広角F2.8ズームを発売するというは、純正メーカーではなかなかやりにくい、TAMRONらしいレンズといえます。
 

ライバルとの比較は


軽量コンパクトが特徴のTAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXDですが、その他の部分ではどうでしょう。

SONY EマウントのF2.8広角ズームレンズとしては先にあげたFE 16-35mm F2.8 GM SEL1635GMとSIGMA 14-24mm F2.8 DG DNがライバルレンズとなりますが、サイズ以外にも価格でもTAMRON 17-28mm F/2.8が他社を圧倒しています。SONYレンズの約半額、SIGMAと比較しても4万円前後の差があります。

さて、価格が安いとなると気になるのは光学性能です。他社レンズと比較すると、17mmでの中央のシャープネスは十分勝負になる性能があります。

非点収差や倍率色収差が他社と比較して目立つものの、その差は僅差で、レンズの個体差として処理できるほどのものなので、価格差を考えると十分な個体差となります。

焦点距離を抑えたことで、光学性能も他社と差のないコスパの良さを発揮しています。

もし、星空撮影をメインとする場合の収差が気になるというのであれば、単焦点レンズを買い足すことができるくらいの価格差があるということも考慮すると良いでしょう。
製品

TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046) [ソニーE用]

SONY FE 16-35mm F2.8 GM SEL1635GM

SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN|Art [ソニーE用]

価格新品:96,500円〜
中古:83,900円〜
新品:242,000円〜
中古:196,720円〜
新品:139,181円〜
中古:112,640円〜
焦点距離17-28mm16-35mm14-24mm
F値F2.8〜22.0F2.8〜22.0F2.8〜22.0
最短撮影距離19.0cm28.0cm28.0cm
絞り羽根枚数9枚11枚11枚
手ブレ補正---
防塵-
防滴
重量420g680g795g
発売年月2019年07月2017年07月2019年08月
 

後継機の噂は


TAMRONは既にTAMRON 28-75mm F/2.8を「G2」へと世代交代させています。17-28mm F/2.8は28-75mm F/2.8よりも1年遅い発売だったことを考えると、17-28mm F/2.8のG2発売は2022年後半から2023年と考えられます。

おそらく、AFモーターがステッピングモーターであるRXDからより高速なリニアモーターのVXDへの変更が考えられます。

これによるさらなる小型化も考えられますが、そもそも広角ズームはそこまでAF速度が求められないことや、RXDも動画などに最適な静音性があることから、そこまで大きな差とはならないかもしれません。

G2で性能があがっても発売価格もアップすることを考えれば、軽量コンパクトかつ低価格という現行のTAMRON 28-75mm F/2.8でも十分満足感は得られます。
 

スナップにも最適


登山に最適と冒頭に書きましたが、レビューを見ると、広角スナップをしているユーザーをよく見かけます。

スナップには望遠端が28mmなので少し物足りない感じもしますが、「今日は広角スナップ」と割り切ってしまえば携帯性は抜群なので最適レンズとなりそうです。

特にSONY αユーザーは初期から、一眼レフよりもコンパクトさでフルミラを選んだユーザー層も多く、スナップでの持ち運びも考えたTAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXDへのニーズも多そうです。
 

ユーザーレビュー

 
■ ポジティブレビュー
  • コンパクトなのにインナーズームなので安心
  • 価格と大きさを考えれば十分悪くないと思える画質
  • 広角専門家でなければ、これ1本で満足できる性能
  • 28-75mmとフィルターが共有できるので便利
  • 最短撮影距離19cmなのでかなりアップで撮影することができる
広角レンズでは使用頻度が高くなるフィルター径が標準レンズと同じというのは使い勝手が良いですね。


■ ネガティブレビュー
  • ズームリングがおもちゃみたいに軽い
  • 逆光は純正より弱いので注意が必要
  • AFのピンずれがあるのでTAP-in Consoleなどで補正は必要
  • 35mmまで欲しくなることもあるけど、クロップで対応
  • コマ収差にこだわるならおすすめしない
鏡筒がプラスティック製ということもあり、高級感が若干軽さの犠牲になっている部分はあります。
 

まとめ


まるで標準キットレンズかと思うようなコンパクトさのTAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)。

フルミラ時代になって、一眼レフではなかったような特徴的なレンズが多く発売されますが、このレンズも間違いなくその1本であるといえます。

F2.8通しの明るい広角レンズは、大径の重たいものが多く、どうしてもスナップなどでは二の足を踏むこともありましたが、このレンズなら価格的にも気軽に手にできる1本と言えます。
基本仕様
対応マウントSONY Eマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成11群13枚
絞り羽根枚数9枚
焦点距離

17-28mm

最短撮影距離19.0cm
最大撮影倍率
開放F値F2.8〜22.0
画角103.41~75.23度
手ブレ補正機構-
防塵-
防滴
サイズ・重量
最大径×長さ73x99mm
重量420g
フィルター径67mm
発売日
発売日2019年07月25日