製品解説
スペック
画質に抜かりの無い万能常用レンズ
「GF45mmF2.8 R WR」は、GFレンズシリーズの6本目となるレンズとして登場しました。使いやすさを追求し、汎用性のある画角と軽量設計を兼ね備えているところが特徴。注目したい特徴は、次の3つです。
1.35mm換算で36mm相当の広角単焦点レンズ
「GF45mmF2.8 R WR」は、35mm換算で36mm相当の広角単焦点レンズです。視野よりも少し広い撮影しやすい画角で、風景撮影やスナップ撮影、ポートレート撮影などさまざまな目的で使えます。
開放F値は2.8なので少し物足りなさを感じるかもしれませんが、中判カメラである「GFXシリーズ」はイメージセンサーサイズが1.7倍です。光を多く取り込めるため、F2.8であっても充分大きなボケ感や立体感を演出できます。絞りには9枚羽根の円形絞りを採用しているので、美しい玉ボケも作りやすいでしょう。
光学設計は非球面レンズやEDレンズを含む8群11枚のレンズ構成で、「GFXシリーズ」の描写力を最大限に引き出せるところが特徴。鮮やかな色彩表現力と高解像度で、納得のいく1枚に仕上がります。
2.Nano GIコーティングを採用しクリアな描写を実現
余分な光が入り込みやすい超広角レンズに採用している「Nano GIコーティング」を「GF45mmF2.8 R WR」にも使用。フレアやゴーストを抑制し、クリアな描写を実現します。
斜めから差し込む入射光や逆光にも、臆することがありません。シチュエーションに左右されやすい風景撮影やポートレートにも、臆することなく使用できるところが大きな魅力です。
3.500g以下の軽さで持ち歩きやすい
「GF45mmF2.8 R WR」は重量490g、直径84mm×全長88mmの軽量さが特徴です。シンプルな光学設計にすることで軽さを重視し、手軽に携帯できるようになっています。絞りリング上にはコマンドダイヤルモードがあり、カメラ本体のコマンドダイヤルでの設定が可能です。
また、塵防滴、-10℃までの耐低温構造を備えているためプロユースとしても活用しやすく、周囲の環境に左右されずに撮影が楽しめます。
こんなシーンにおすすめ
「GF45mmF2.8 R WR」は35mm換算で36mm相当の汎用性のある単焦点レンズなので、風景撮影やスナップ撮影、日常的な撮影など幅広く使えます。Nano GIコーティングを採用しているため、逆光や余分な入射光を気にせず撮影ができます。
開放F値2.8のボケ感のある魅力的なポートレート撮影が楽しめるでしょう。また、最短撮影距離は0.45mとそれなりに寄れるため、大きなボケ感や立体感のあるテーブルフォトや草花の撮影にも最適です。
「GFXシリーズ」の色彩表現力や高解像度が充分に発揮できる光学設計となっているので、使い勝手のいいレンズを探している人はぜひチェックしてみてください。
併せて比較検討したいレンズ
「GF45mmF2.8 R WR」を検討するときに気になるのが、「GF50mmF3.5 R LM WR」ではないでしょうか。両者の主な違いは下記のとおりです。
製品 | FUJIFILM GF45mmF2.8 R WR | FUJIFILM GF50mmF3.5 R LM WR |
---|---|---|
価格 | 新品:192,842円〜 中古:146,030円〜 | 新品:123,255円〜 中古:116,500円〜 |
焦点距離 | 45mm(35mm判換算:36mm相当) | 50mm(35mm判換算:40mm相当) |
F値 | F2.8〜32.0 | F3.5〜32.0 |
最短撮影距離 | 45.0cm | 55.0cm |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 |
手ブレ補正 | - | - |
防塵 | ○ | ○ |
防滴 | ○ | ○ |
重量 | 490g | 335g |
発売年月 | 2017年11月 | 2019年09月 |
- 「GF50mmF3.5 R LM WR」は35mm換算で40mm相当なので、「GF45mmF2.8 R WR」よりも1.2歩被写体に近づいた距離感となる。
- 「GF50mmF3.5 R LM WR」はAF駆動にリニアモーターを採用しているので、「GF45mmF2.8 R WR」よりも動きの速い被写体に向いている。
- 「GF50mmF3.5 R LM WR」は最短撮影距離が0.55mなので、「GF45mmF2.8 R WR」のほうが被写体に近寄れる。
- どちらも9枚羽根の円形絞りを採用しており、玉ボケが作りやすくなっている。
どちらも扱いやすい画角ではありますが性能や開放F値に違いがあるので、重視したいポイントを照らし合わせて検討してみてください。
ユーザーレビュー
「GF45mmF2.8 R WR」のレビューを見てみると「ピントが合っている部分はシャープな描写ができ周辺は柔らかくボケて、開放から満足できる写りをしてくれる」「撮影する草花や雑貨の質感や色合いを忠実に再現でき、雰囲気のある写真に仕上がる」という声が目立ちます。
一方で「もう少し被写体に近寄って撮影できると、使用できるシーンが広がる」という声も。いずれにしても、高い描写力とボケ感が評価を得ているようです。
まとめ
「GF45mmF2.8 R WR」はシーンを選ばず、多彩な撮影に活用できる万能な広角単焦点レンズです。高解像度で描写力が高く、「GFXシリーズ」ならではの良さを思う存分発揮できます。
「GFXシリーズ」の常用レンズを探している人やシチュエーションを選ばず使用できるレンズが欲しい人は、ぜひ検討してみてください。
基本仕様 | |
---|---|
対応マウント | FUJIFILM Gマウント |
フォーカス | AF |
フルサイズ対応 | - |
APS-C専用 | - |
レンズ構成 | 8群11枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
焦点距離 | 45mm(35mm判換算:36mm相当) |
最短撮影距離 | 45.0cm |
最大撮影倍率 | 0.14倍 |
開放F値 | F2.8〜32.0 |
画角 | 62.6度 |
手ブレ補正機構 | - |
防塵 | ○ |
防滴 | ○ |
サイズ・重量 | |
最大径×長さ | 84x88mm |
重量 | 490g |
フィルター径 | 62mm |
発売日 | |
発売日 | 2017年11月16日 |
製品情報
- カテゴリ
- 単焦点レンズ
- メーカー
- FUJIFILM
- タイプ
- 広角
- マウント
- FUJIFILM Gマウント
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FUJIFILM GF45mmF2.8 R WR | FUJIFILM GF30mmF3.5 R WR | FUJIFILM GF23mmF4 R LM WR | |
価格 | 新品:192,842円〜 中古:146,030円〜 | 新品:202,455円〜 中古:254,940円〜 | 新品:299,332円〜 中古:288,000円〜 |
焦点距離 | 45mm(35mm判換算:36mm相当) | 30mm(35mm判換算:24mm相当) | 23mm(35mm判換算:18mm相当) |
F値 | F2.8〜32.0 | F3.5〜32.0 | F4.0〜32.0 |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 | 9枚 |
手ブレ補正 | - | - | - |
重量 | 490g | 510g | 845g |
発売年月 | 2017年11月 | 2020年07月 | 2017年06月 |