HOME単焦点レンズSIGMA 45mm F2.8 DG DN|Contemporary [ソニーE用]
SIGMA 45mm F2.8 DG DN|Contemporary [ソニーE用]

SIGMA 45mm F2.8 DG DN|Contemporary [ソニーE用]

2019年、コンパクトでカスタマイズ性の高い今までにない一眼カメラ、SIGMA fpの発表は大いに注目を集めました。それと同時に発売されたSIGMA 45mm F2.8 DG DN|Contemporaryもまた、今までになかったようなレンズでした。新たなレンズの価値観を見出した45mm F2.8 DG DNをみていきましょう。

単焦点レンズ / SIGMA / 標準
新品:
56,980円〜(39)
中古:
33,900円〜(65)

SIGMA fp向けに設計されたレンズはEマウントでも輝く

SONY α7R IV / SIGMA 45mm F2.8 DG DN|Contemporary
出典:instagram(@hym1100s)
SONY α7R II / SIGMA 45mm F2.8 DG DN|Contemporary
出典:instagram(@hym1100s)
SONY α7S / SIGMA 45mm F2.8 DG DN|Contemporary
出典:instagram(@hym1100s)
SONY α7S / SIGMA 45mm F2.8 DG DN|Contemporary
出典:instagram(@hym1100s)
SONY α7S / SIGMA 45mm F2.8 DG DN|Contemporary
出典:instagram(@hym1100s)

45mm F2.8 DG DN|ContemporaryはSIGMA fpのキットレンズとして発売されています。

超コンパクトなSIGMA fpと、同じくコンパクトな単焦点である45mm F2.8 DG DNとの相性は非常に良好で、一眼カメラとしては異例とも言えるほどのコンパクトな撮影セットが出来上がります。

SIGMA 45mm F2.8 DG DN|ContemporaryはIシリーズというSIGMAの新たなブランディングで、SIGMAらしい部分と、SIGMAらしくない部分が多くのファンを集めるレンズとなりました。45mm F2.8 DG DNはSIGMA fpやLeicaなどのLマウント以外に、SONY Eマウントも発売されていて、Eマウントユーザーからも熱い支持を集めています。

SIGMAといえば、Artレンズでお馴染みの大口径レンズを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。Artレンズは解像力を徹底追及している一方で、サイズ感はかなり犠牲にされており、今までのレンズサイズの常識を打ち破り大きく重いが、写りは最高のレンズです。昨今の解像力の高い大口径単焦点レンズは、SIGMAのArtレンズが作り出したトレンドと言っても良いでしょう。

しかし、45mm F2.8 DG DNは一転して、SIGMAらしくない、かなりコンパクトなレンズです。

Contemporaryラインのレンズは比較的コンパクトなレンズが多いものの、45mm F2.8 DG DNはさらにコンパクトなレンズとなっています。F1.4などの開放F値が多い標準単焦点では「かなり暗い」ともいえるF2.8に抑えたことでパンケーキレンズにも近いサイズ感となっています。

一方で、そのビルドクオリティは高く、SIGMAらしい、カッチリと組み上げられたレンズは手にする喜びを与えてくれます。

近年のSIGMAレンズは、ビルドクオリティにこだわったレンズが多くなっています。そんな中でもIシリーズは比較的リーズナブルなContemporaryラインでありながら、高いビルドクオリティにこだわって生み出されたレンズです。ほとんどのパーツが金属削り出しで作り上げられていて、手にするとヒヤッとした金属の質感と共に、歪みのない高い剛性感が伝わってきます。

また、レンズフートの固定感や、絞りリングのクリック感なども非常に上質な感触で、カチカチ感がクセになる人も多くいます。

SIGMA 45mm F2.8 DG DN|Contemporaryは質感に注目が集まるレンズとなっています。
 

FE 40mm F2.5 Gとの比較は


非常に興味深いのが、SONYも2021年にFE 40mm F2.5 Gという45mm F2.8 DG DNによく似たレンズを発売していることです。SONYは2020年にα7Cというコンパクトフルミラを発売していて、そのボディに合わせてコンパクトでデザインもフィットするものとして発売されたと想像されます。

45mm F2.8 DG DN、FE 40mm F2.5 G、両方とも絞りリングが搭載されていて、オールドレンズを想起させるようなデザインになっています。FE 40mm F2.5 Gは45mm F2.8 DG DNと違い、絞りリングのクリック感を変更できたり、AFLボタンがあるなど操作系が充実している一方、1〜2万円ほど高くなっています。

非常に似たレンズでどちらを買えばよいか迷うところですが、比較ポイントとしては、描写性能がポイントになりそうです。

FE 40mm F2.5 Gが開放から非常にシャープで、優等生ともいえる光学性能をもっていることと比較して、SIGMA 45mm F2.8 DG DNは少しクセのある描写となっています。45mm F2.8 DG DNは球面収差をあえて残すことで、中〜近距離で意図的なフレアを発生させた滲みのあるボケ感が特徴の描写に味付けされています。

その味付けをどう評価するかがレンズ選びのポイントとなりそうです。
製品

SIGMA 45mm F2.8 DG DN|Contemporary [ソニーE用]

SONY FE 40mm F2.5 G SEL40F25G

価格新品:56,980円〜
中古:33,900円〜
新品:73,600円〜
中古:61,400円〜
焦点距離45mm40mm
F値F2.8〜22.0F2.5〜22.0
最短撮影距離24.0cm25.0cm
絞り羽根枚数7枚7枚
手ブレ補正--
防塵
防滴
重量235g173g
発売年月2019年07月2021年04月
 

開放かF4か


45mm F2.8 DG DNは焦点距離やサイズ的には「お散歩スナップ」に最適のレンズとなりますが、F2.8という開放の暗さが気になります。もちろんズームレンズと比べれば十分な明るさですが、標準単焦点としては暗いので、スナップ撮影時はなるべく開放で撮影したくなります。

45mm F2.8 DG DNは前述の通り、球面収差を利用したボケ重視の描画のため、開放ではそこまで解像力が高くありません。F4まで絞ることで描写はグッと良くなりますが、せっかく単焦点を持ち歩くならなるべく低いF値で撮影したくなります。

滲みについては、近接時に目立ちやすいので、そういった傾向を頭に入れて、少し離れて被写体を捉えたり、逆にそのクセを利用した作品作りをすると面白い写真になりそうです。
SONY α7 III / SIGMA 45mm F2.8 DG DN|Contemporary
描写力は高く、逆光耐性も申し分なさそうです
SONY α7 III / SIGMA 45mm F2.8 DG DN|Contemporary
少し絞ることで解像力がぐんと上がるので、風景にも使えます
 

ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー
  • しっかりとした作りなので長く使えるレンズ
  • コスパ最高で風景にも使える
  • 絞りリングがあるので電源オフでも絞りが変えられる
  • アダプターを介してZマウントで使っても十分使える
  • かなり寄れるのて使い道の多いレンズ
個性的なレンズですが、その個性を理解できれば用途は意外と広がるレンズといえます。


■ ネガティブレビュー
  • 絞りリングに触れていつの間にかF値が変わってることがある
  • 明確な用途がないなら特に必要ないレンズ
  • 開放だと、オールドレンズのようなハロが出る
  • 特に開放だと、キレのある描画というわけではない
  • リングはどちらもちょっと固め
味付けされた描写に賛否が別れるようで、購入前に作例などのチェックは必要となりそうです。
 

まとめ


高解像、大径単焦点というトレンドを生み出したSIGMAが、今度は別角度からレンズに付加価値を生み出しました。

SIGMA 45mm F2.8 DG DN|Contemporaryは手に取るだけでも楽しめる高いビルドクオリティのレンズで、さらに持ち出しやすいコンパクトさもあります。また、描写には独特の味付けがされており、このレンズならではの描写も楽しめます。

Contemporaryということで価格とのバランスもよく、コスパも優秀なレンズとなっています。
基本仕様
対応マウントSONY Eマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成7群8枚
絞り羽根枚数7枚
焦点距離

45mm

最短撮影距離24.0cm
最大撮影倍率0.25倍
開放F値F2.8〜22.0
画角51.3度
手ブレ補正機構-
防塵
防滴
サイズ・重量
最大径×長さ64x48.2mm
重量235g
フィルター径55mm
発売日
発売日2019年07月26日