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TTArtisan AF 32mm f/2.8 [ニコンZ用]

TTArtisan AF 32mm f/2.8 [ニコンZ用]

銘匠光学 TTArtisanからついにAF対応レンズが発売されました。TTArtisan AF 32mm f/2.8。まだまだその実力が未知数な新興レンズメーカーだけに、初のAF対応レンズがどの様な性能なのか気になるところです。さっそくチェックしてみましょう。

単焦点レンズ / その他 / 広角
新品:
26,820円〜(6)

すべてのマウント対応を目指すAFレンズ

Nikon Z 6II / TTArtisan AF 32mm f/2.8
出典:instagram(@soi.501)
Nikon Z 6II / TTArtisan AF 32mm f/2.8
出典:instagram(@soi.501)
Nikon Z 6II / TTArtisan AF 32mm f/2.8
出典:instagram(@soi.501)
Nikon Z 6II / TTArtisan AF 32mm f/2.8
出典:instagram(@soi.501)

銘匠光学 TTArtisanは2022年3月にCanon RF、EF-Mマウント、Nikon Zマウント、SONY Eマウント、富士フイルム Xマウントに対応した32mm F2.8の開発を発表していました。

発表時点ではレンズを装着した画像のみでいつ頃発売されるか未定でしたが、2022年夏にはYouTubeでNikon Zfcに装着された32mm F2.8がしっかりとAF動作しており、9月22日に日本では焦点工房からTTArtisan AF 32mm f/2.8のZマウントが発売されました。

銘匠光学 TTArtisanからは、9月30日にYouTubeでSONY Eマウント、富士フイルム Xマウント、Canon EF-MマウントでAF動作している動画が新たにアップされました。それらに対応したTTArtisan AF 32mm f/2.8の発売も間もなくであることが予想されます。

面白いのが最初のAF対応マウントとなったのが、Zであることです。普通に考えると、マウント情報が開示されているSONY Eマウントと富士フィルム Xマウントの方が開発は容易なはずです。

しかし、先に発売されたの情報が開示されてないNikon Zマウントでした。情報が開示されいないマウントでレンズ開発をする場合は、電子接点でのボディとの情報のやり取りなどをリバースエンジニアリングで解読することが必要でかなりの時間を要します。

しかし、手早く作れるE、Xマウントではなく、Zマウントとしたのは、Zマウントレンズの社外レンズへのユーザーのニーズが高いことなどが考えられます。Nikonはレンズラインを揃えるためにTAMRONにOEMして焦点距離の穴を埋めたりもしており、SONYやRFへの遅れを取り戻そうとしています。TTArtisanレンズラインにまだ穴があるZマウントを狙って、急ぎで開発したのかもしれません。

一方、YouTube動画ではRFマウントでのAF動作の様子はなく、RFマウントでの発売は時間がかかる印象を受けました。RFマウントは純正レンズも素早く出揃ってきており、また、マウント情報も開示されていないのでTTArtisanに限らず他社からの社外レンズももう少し先になりそうです。
 

気になるAF速度は


TTArtisan AF 32mm f/2.8については最も気になるのはAF速度でしょう。TTArtisan AF 32mm f/2.8はステッピングモータ搭載のリードスクリュー方式でAF動作します。比較的安価なレンズではよく使われるオーソドックスな方式で、応答性については可もなく不可もなく。

ポイントはこの「不可もなく」といった点でしょう。価格帯を考えれば爆速AFを求めるレンズではなく、ストレスのない速度があれば十分です。初のAFレンズで十分な速度が出せているというのは、今後様々なレンズが発売されるであろうTTArtisanへの期待が高まります。
 

価格も焦点距離も近いNIKKOR Z 28mm f/2.8との比較は


社外レンズはともかくコスパの良さが魅力です。TTArtisan AF 32mm f/2.8は2万円台で購入することができ、Zマウントレンズとしては最安値といえる価格です。

しかし、Zマウントには純正でNIKKOR Z 28mm f/2.8という低価格レンズがあります。新品で3万円台、中古ならTTArtisan AF 32mm f/2.8とほぼ同じ価格帯で購入できます。

この似た焦点距離で、似た価格帯。あえて社外レンズを選ぶ必要はあるのでしょうか。

結論から言うと、冒険心がなければ、32mmの焦点距離にこだわりがなければ、あえて社外レンズを購入する必要はないでしょう。

しかし、TTArtisan AF 32mm f/2.8にも魅力はあります。まずは大きく差はないとはいっても、純正より低価格であるという点。これは、今後の製造本数などでさらに差が開く可能性もあります。

また、TTArtisan AF 32mm f/2.8は独特の外観と独特の描写があります。外観としては独特なレンズフードが目を引きます。このレンズフードは取り外しはできず、フードを前後させることで収納します。

描写についてはフレアが強めに出る傾向があり、これについてはレンズフードを前に引き出すことで軽減します。球面収差や周辺減光もやや残っているのでそれらを加味して描写の味と考えると純正にはない描写のレンズとして楽しめます。

新しいメーカーの新しいレンズを楽しむ冒険心があれば、購入候補として十分な性能のレンズとなります。
製品

TTArtisan AF 32mm f/2.8 [ニコンZ用]

Nikon NIKKOR Z 28mm f/2.8

価格新品:26,820円〜新品:32,670円〜
中古:36,960円〜
焦点距離32mm28mm
F値F2.8〜16.0F2.8〜16.0
最短撮影距離50.0cm19.0cm
絞り羽根枚数7枚7枚
手ブレ補正--
防塵-
防滴-
重量195g155g
発売年月2022年09月2021年11月
 

ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー
  • レンジファインダーレンズがAFになったような味のあるレンズ
  • 鏡筒は金属でクオリティは悪くない
  • コンパクトなボディはフルミラに最適で持ち運びやすい
  • USB端子があるのでファームアップにも期待
  • 発表されたすべてのマウントに対応したらとても素晴らしい
フルミラの社外レンズへのニーズは高く、Z以外のマウントにも期待が高まります。


■ ネガティブレビュー
  • MFが電子制御で微調整ができない
  • レンズフードが取り外せないので邪魔に感じるときがある
  • 最短撮影距離が長く近接が弱い
  • Xマウントの方が人気がありそうなレンズ
  • もうちょっと安ければ気軽に買うことができる
為替や部品不足の影響で、期待よりも少し高価という印象もあるようで、今後の価格の変化にも期待です。
 

まとめ


成熟された一眼レフとは違い、フルミラの交換レンズはまだまだ未成熟な部分が多くあります。その隙間を埋める社外メーカーとして名乗りを上げたのが銘匠光学 TTArtisan。

当初はMFのレンズメーカーとして各種フルミラマウント用レンズを発売してきましたが、ついにAF対応レンズを発売してきました。

TTArtisan AF 32mm f/2.8はまずはNikon Zマウント対応で今後はCanon、SONY、富士フィルムにも対応ということで、期待が高まる新興レンズメーカーとなっています。
基本仕様
対応マウントNikon Zマウント
フォーカスAF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成6群9枚
絞り羽根枚数7枚
焦点距離

32mm

最短撮影距離50.0cm
最大撮影倍率
開放F値F2.8〜16.0
画角
手ブレ補正機構-
防塵-
防滴-
サイズ・重量
最大径×長さ63x50mm
重量195g
フィルター径27mm
発売日
発売日2022年09月22日