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Canon EF 15mm F2.8 フィッシュアイ
Canon EFマウント
1987/04/01発売
Canon EF15mm F2.8 フィッシュアイは、35mmフルサイズで対角線方向180°の画角を得られるEFマウント用対角魚眼レンズです。15mm F2.8の光学系に最短撮影距離0.2mの近接性能を組み合わせ、一般的な超広角レンズとは異なり、魚眼特有の大きな歪曲を積極的に利用する設計です。
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本体の買取額:29,660円(定額)
著者: ONE SCENE 編集部
対角線方向180°を写す15mm F2.8の魚眼レンズ
Canon EF15mm F2.8 フィッシュアイは、1987年4月に発売されたEFマウント用の魚眼レンズです。35mmフルサイズでは対角線方向に180°の画角を持つ対角魚眼として使用できます。
レンズ構成は7群8枚、絞り羽根は5枚。開放F値はF2.8で、最小絞りはF22です。最短撮影距離は0.2m、最大撮影倍率は0.14倍、最大径73mm、全長62.2mm、重量は330gです。
一般的な超広角レンズが直線をできるだけ直線として描くよう歪曲収差を補正するのに対し、魚眼レンズは大きな歪曲を残すことで非常に広い範囲を1枚に収めます。そのため15mmという焦点距離だけではなく、「対角180°の魚眼」であることがこのレンズの中心的な特徴です。
180°の画角|超広角とは異なる魚眼特有の投影
フルサイズ撮影時の対角画角は180°です。画面中央から周辺へ向かうにつれて直線が大きく湾曲し、通常の広角レンズとは異なる魚眼特有の画面になります。
そのため、建築物の直線を自然に保ったまま広い範囲を写すことを目的としたレンズではありません。水平線や建物などの直線を画面内のどこへ配置するかによって、湾曲の見え方も変化します。
一方、180°という非常に広い範囲を利用すれば、狭い場所で周囲を大きく取り込んだり、被写体へ近づきながら背景を広範囲に写したりできます。魚眼特有の歪曲を画面構成の一部として利用するレンズです。
0.2mまで接近可能|被写体と背景の距離感を強調
最短撮影距離は0.2m、最大撮影倍率は0.14倍です。15mmという短い焦点距離に加え、被写体へ20cmまで近づいて撮影できます。
魚眼レンズで被写体へ近づくと、手前の被写体を大きく捉えながら、180°の画角によって周囲の環境も広く取り込めます。被写体との距離によって遠近感が大きく変化するため、撮影位置そのものが構図に強く影響します。
マクロレンズのように小さな被写体を高倍率で記録するレンズではありません。0.2mという近接性能は、魚眼の広い画角と組み合わせて遠近感を利用するための仕様として意味を持ちます。
前玉固定式フードと後部フィルターホルダーを採用
180°の画角を確保するため、前玉は大きく前方へ張り出した形状になっています。一般的なレンズのように前面へねじ込み式フィルターを装着する構造ではありません。
レンズには固定式の花形フードが組み込まれており、フィルターはレンズ後部に装着する方式です。ゼラチンフィルターを使用できるフィルターホルダーを備えています。
中古で選ぶ際には、一般的なレンズとは前玉周辺の構造が異なることも確認しておきたいポイントです。特に突出した前玉は、表面の傷やコーティングの状態を確認するうえでも重要な部分になります。
AF対応だがUSMではない|EF初期のフォーカス機構
EF15mm F2.8 フィッシュアイはAFに対応していますが、USM搭載レンズではありません。1987年に登場したEFシステム初期のレンズのひとつです。
フォーカスはレンズ内モーターによって駆動します。マニュアルフォーカスにも対応していますが、後年のリングUSMレンズに見られるフルタイムマニュアルフォーカスを前提とした構成とは異なります。
また、レンズ内手ブレ補正機構は搭載していません。15mm F2.8、180°対角魚眼という光学的な特徴を中心としたシンプルな構成です。
EF8-15mm F4L フィッシュアイ USMとの違い|単焦点F2.8かズームによる魚眼表現か
2011年7月にはEF8-15mm F4L フィッシュアイ USMが発売されました。どちらもEFマウントの魚眼レンズですが、設計思想は大きく異なります。
EF15mm F2.8 フィッシュアイは15mm単焦点・F2.8で、フルサイズでは対角180°の魚眼になります。7群8枚、最短撮影距離0.2m、最大撮影倍率0.14倍、重量330gという構成です。
EF8-15mm F4L フィッシュアイ USMは8~15mmのズームで、開放F値はF4。フルサイズでは8mmで円周魚眼、15mmで対角魚眼として使用でき、APS-Cなど異なるセンサーサイズでも魚眼の画角を調整できます。
新しい8-15mm F4LはUDレンズ、非球面レンズ、SWC、リングUSM、防塵・防滴構造などを採用しています。一方、15mm F2.8は単焦点で開放F値が1段明るく、重量も330gに抑えられています。
そのため両者は単純な新旧比較だけでなく、15mm F2.8の単焦点を使うか、8~15mmのズームによって複数の魚眼表現やフォーマットへ対応するかという違いがあります。
| 製品 | ||
|---|---|---|
| 焦点距離 | 15mm | 8-15mm |
| F値 | F2.8〜22.0 | F4.0〜22.0 |
| 最短撮影距離 | 20.0cm | 15.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 5枚 | 7枚 |
| 重量 | 330g | 540g |
| 発売日 | 1987/04/01 | 2011/07/29 |
どんな撮影に向く?|15mm F2.8の対角魚眼をシンプルに使いたい場合に
EF15mm F2.8 フィッシュアイの特徴は、フルサイズで対角180°となる15mm魚眼を、F2.8・330gの単焦点レンズとして使用できることです。
0.2mまで被写体へ近づけるため、魚眼特有の遠近感と180°の画角を組み合わせた構図にも対応します。一方、直線を直線として再現する一般的な超広角レンズとは用途が異なり、魚眼特有の湾曲を前提として画面を組み立てる必要があります。
後発のEF8-15mm F4L フィッシュアイ USMはズームや円周魚眼、USM、防塵・防滴など機能面を拡張しています。15mm F2.8という明るさと330gの単焦点構成を重視するか、8-15mm F4Lの撮影範囲と機能を重視するかが比較時のポイントになります。
著者

ONE SCENE 編集部
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ECサイトの販売情報
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本体の買取額:29,660円(定額)
製品情報
| カテゴリ | 単焦点レンズ |
|---|---|
| メーカー | Canon |
| タイプ | 広角 |
| マウント | Canon EFマウント |
関連製品
| 製品 | ![]() Canon EF 15mm F2.8 フィッシュアイ (本製品) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 焦点距離 | 15mm | 28mm | 35mm | 20mm | 14mm | 24mm |
| F値 | F2.8〜22.0 | F2.8〜22.0 | F1.4〜22.0 | F2.8〜22.0 | F2.8〜22.0 | F1.4〜22.0 |
| 最短撮影距離 | 20.0cm | 25.0cm | 30.0cm | 25.0cm | 20.0cm | 25.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 5枚 | 7枚 | 8枚 | 6枚 | 6枚 | 8枚 |
| 重量 | 330g | 310g | 580g | 405g | 645g | 650g |
| 発売日 | 1987/04/01 | 1995/09/01 | 1998/12/01 | 2002/08/08 | 2007/09/01 | 2008/12/19 |
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