トップ カテゴリ 単焦点レンズ SIGMA 50mm F1.4 DG DN|Art [ソニーE用]
SIGMA 50mm F1.4 DG DN|Art [ソニーE用]

SIGMA 50mm F1.4 DG DN|Art [ソニーE用]

SONY Eマウント
2023/02/23発売

SONYのフルミラ用Eマウントレンズを数多く発売するSIGMA。2023年最初に発売されたArtレンズ、SIGMA 50mm F1.4 DG DN|Artは使用頻度の高い50mmという焦点距離において、「新スタンダード」とも称されるレンズとなりました。SIGMA 50mm F1.4 DG DN|Artの高水準な性能をみていきましょう。

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高次元でバランスが取れた新スタンダードレンズ

SONY α7 IVとSIGMA 50mm F1.4 DG DN|Artの外観
SONY α7 IVとSIGMA 50mm F1.4 DG DN|Artの外観出典: instagram(@shomagraph)
SONY α7 IV / SIGMA 50mm F1.4 DG DN|Art
SONY α7 IV / SIGMA 50mm F1.4 DG DN|Art出典: instagram(@shomagraph)
SONY α7 IV / SIGMA 50mm F1.4 DG DN|Art
SONY α7 IV / SIGMA 50mm F1.4 DG DN|Art出典: instagram(@shomagraph)
SONY α7 IV / SIGMA 50mm F1.4 DG DN|Art
SONY α7 IV / SIGMA 50mm F1.4 DG DN|Art出典: instagram(@shomagraph)

SIGMA 50mm F1.4 DG DN|Artの発売で、SIGMAのArtラインレンズには20mm、24mm、35mm、50mm、85mmと5本の単焦点レンズが出揃いました。

Artラインレンズということでどのレンズも高水準の描画力をもったレンズですが、最後に登場した50mmはその中でも高い汎用性をもった「新スタンダード」と呼ばれるレンズです。

ミラーレスレンズは、一眼レフよりも、より高い光学性能と、より高い機動性が求められます。フルミラマウントのショートフランジバックはレンズ設計の自由度があがるので、より高い描画性能と、よりコンパクトで機動性の高いレンズ設計が可能となります。

従来の一眼レフはある程度カメラボディサイズもあったことで、Artレンズでは描画性能を追求することでサイズ感についてはある程度犠牲とする大口径レンズが主流でしたが、フルミラ用レンズにおいてはArtレンズでも描画性能を追求しつつも、フルミラのコンパクトなボディに合わせた、コンパクトなレンズが発売されています。

SIGMA 50mm F1.4 DG DN|Artはフィルター径72mm、重量は約660gと、フルミラボディと合わせても1.2kg程度で明るい単焦点を持ち運ぶことを苦にさせないサイズ感となっています。

もちろん、描画性能はArtレンズの名にふさわしく、さらにフルミラに合わせたAF速度や操作性能も兼ね揃えています。AFモーターはArtライン初となるHLAというリニアモーターを採用したことで、α7R Vとの組み合わせでは純正レンズと遜色ない爆速のAF速度となっています。

また鏡筒には絞りリングがあり、絞りリングのクリック感を変えるスイッチやロックスイッチもあり、近年定番となっている、任意の機能を割り当て可能なAFLボタンもあります。

まさにフルミラ時代のスタンダードな機能を全て備えたレンズとなっています。

ライバルレンズとの比較は

SONYには純正の50mm F1.4としてPlanar T* FE 50mm F1.4 ZA SEL50F14Zがあります。

Planar T* FE 50mm F1.4は2016年発売のレンズということで、発売に7年の差があるので同じ基準で比較することはフェアではないかもしれませんが、同じ焦点距離と明るさのレンズということで比較してみましょう。価格としては、SIGMA 50mm F1.4が4万円ほど安く新品を購入できますが、中古レンズでは発売が古いPlanar T* FE 50mm F1.4が当然安く入手可能です。SIGMA 50mm F1.4はサードパーティ製レンズではありますが、Artレンズということで入手コストは高くなっています。

大きさはフィルター径は同じですが、Planar T* FE 50mm F1.4の方が最大径は太くなっていて、重量はSIGMA 50mm F1.4が100g以上軽くなっています。

描画性能は、SIGMA 50mm F1.4はMTF曲線を比較すると、周辺部まで均質に解像することが特徴ですが、Planar T* FE 50mm F1.4は中央部分の解像力はSIGMA 50mm F1.4よりも高くなっています。

光学性能の評価としては、両者で得手不得手がある結果となっていますが、全体としては同等の性能があるといえます。

製品
価格

新品: 124,800円

新品: 172,500円

中古: 91,960円

焦点距離50mm50mm
F値F1.4〜16.0F1.4〜16.0
最短撮影距離45.0cm45.0cm
絞り羽根枚数11枚11枚
重量660g778g
発売日2023/02/232016/07/29

F1.2かF1.4か

SONY純正レンズには同じ50mmでF1.2という明るさのGMレンズがあります。

FE 50mm F1.2 GMは2021年発売のレンズで、SONY最高グレードのレンズということで、高い描画力を誇ります。重量的にはPlanar T* FE 50mm F1.4と同じで、SIGMA 50mm F1.4よりも重く太いレンズで、価格は倍となっています。

F1.4での解像力はFE 50mm F1.2 GMが他のレンズを圧倒していますが、F2まで絞ると、SIGMA 50mm F1.4もGMレンズに近い解像力となります。

単焦点レンズはより高い解像感の写真を得るために開放ではなく、少し絞って使うということがよくあります。F1.4のレンズでは当然ながらF1.2では撮影できませんが、単焦点は解像感を求めてF2まで絞ることが多いという人にとっては、SIGMA 50mm F1.4はGMレンズと近い描画性能を楽しめるレンズという見方もできます。

そういった点から見ると、SIGMA 50mm F1.4は非常にコスパの高いレンズといえるでしょう。

製品
価格

新品: 124,800円

新品: 265,000円

中古: 232,760円

焦点距離50mm50mm
F値F1.4〜16.0F1.2〜16.0
最短撮影距離45.0cm40.0cm
絞り羽根枚数11枚11枚
重量660g778g
発売日2023/02/232021/04/23

ユーザーレビュー

■ ポジティブレビュー

  • AF追従速度は高くでα7の性能を十分に引き出せる
  • 防塵防滴仕様で信頼性が高いので屋外でも安心
  • ポートレートでは開放から良好な描画
  • ボケはとてもなめらかで良質
  • 絞りリングはクリック感を解除することもできるので使いやすい

開放での解像感がポートレートに向いているという評価が多く見られました。

■ ネガティブレビュー

  • フォーカスブリージングが目立つので動画向けではない
  • 4月にFE 50mm F1.4 GMが発売されるので比較が気になる
  • サードパーティレンズとしてはあと5万円ほど価格を下げてほしかった
  • 高画素機で使うと色収差が目立つ
  • 瞳AFのときにピンズレが見られる

純正レンズではないので、ピンズレが発生する場合もあるようで、ファームアップによる対応が期待されます。

まとめ

CP+2023で展示された4月発売のFE 50mm F1.4 GMに先行する形で発売された、SIGMAの50mm F1.4 DG DN|Art。

中心部のカリカリの解像感を求めるのではなく、高い解像感が画角いっぱいに広がるように「均質性」を重視して設計された光学性能はArtレンズに新たな価値観を生み出しています。

FE 50mm F1.4 GMとの性能比較も気になるところですが、純正レンズとは違った描画性能は同じ焦点距離と明るさでも性格の違うレンズとして個性の発揮できるレンズとなりそうです。

価格情報

SIGMA 50mm F1.4 DG DN|Art [ソニーE用]

単焦点レンズ > 標準

SIGMA 50mm F1.4 DG DN|Art [ソニーE用]

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製品情報

カテゴリ単焦点レンズ
メーカーSIGMA
タイプ標準
マウントSONY Eマウント