HOME単焦点レンズSONY FE 28mm F2 SEL28F20
SONY FE 28mm F2 SEL28F20

SONY FE 28mm F2 SEL28F20

SONYの技術を集め、コストを度外視してプロも納得のパフォーマンスに仕上げたG-Master。コストとパフォーマンスのバランスを保ち、アマチュアに現実的な選択肢をもたらすG。では、無印のSONYレンズにはどの様な意味が込められているのでしょう。FE 28mm F2はその意味を教えてくれるレンズです。作例やレビューを交えながら解説します。

単焦点レンズ / SONY / 広角
新品:
30,801円〜(120)
中古:
24,800円〜(73)

フルサイズカメラを持ち歩きたくなるレンズ


散歩に出かけるときに、「一応、カメラを持っていこうかな」と思ったときにどのカメラを持ち出しますか?大口径単焦点レンズを装着したフルサイズ一眼レフを持って行くという人は少ないのではないでしょうか。そんな大きなカメラを持っていくのは、もはや散歩ではなく「撮影」です。

「一応持っていく」程度のときは、コンパクトなAPS-C、それもファインダーレスミラーレスという人は多いことでしょう。

しかし、そんなときに限って絶好の被写体に出会ってしまい、APS-Cではダイナミックレンジが足りず、ミラーレスの背面液晶は光の反射で見えづらく、フルサイズ一眼を持ってこなかったことに後悔なんてこともあります。

SONYはα7を今までにない携帯性をもったフルサイズ一眼として開発しました。小さすぎてホールド感が悪いとまで言われるα7シリーズですが、SONYとしてはコンパクトであることの方が優先順位は高いということです。

しかし、そんなα7シリーズでも、G-Masterシリーズにあるような大口径レンズを装着すれば携帯性は落ちてしまいます。

そこで、FE 28mm F2です。FE 28mm F2を装着したα7はまるでレンズが突出したコンデジかと思わせる程のコンパクトなカメラとなります。小さすぎてレンズとのバランスが悪いと言われることもあるフルサイズミラーレスですが、FE 28mm F2はレンズが小さくて物足りないとも思わせる大きさです。

無印のFEレンズはSONYのフルミラを常に持ち歩き、使い倒すためのレンズと言えます。

SONY α7R II / FE 28mm F2 + Ultra Wide Converter
出典:flickr(@John Brighenti)

SONY α7 II / FE 28mm F2
出典:flickr(@Lutz Blohm)

SONY α7R II / FE 28mm F2
出典:flickr(@John Brighenti)

SONY α7R II / FE 28mm F2
出典:flickr(@John Brighenti)


APS-Cとの相性も抜群


CanonはフルサイズミラーレスとAPS-Cミラーレスではマウントが違うので、RFレンズをそのままEOS Mなどに装着することができません。

しかし、SONYはフルサイズもAPS-Cも同じEマウントなので、アダプター等なしでフルサイズ向けレンズでもα6000シリーズなどに装着することができます。FE 28mm F2も当然、α6000シリーズに装着することができ、APS-Cでも大きなボケを作ることができます。

大きさも他のフルサイズレンズではバランスが非常に悪くなる超コンパクトなα6000シリーズですが、FE 28mm F2はちょうどよいサイズ感となります。ただし、FE 28mm F2にはレンズ内手ブレ補正機構は非搭載なので、ボディ内手ブレ補正がないα6000シリーズでは注意も必要です。ですが、28mmは広角-標準域であり画角が広いため、F2の明るさを活かして、シャッタースピードを速めにすることで手ブレはほとんど気にする必要はなくなります。

α6000シリーズにFE 28mm F2を装着すれば、フルサイズα7よりもさらに持ち運びやすく、デジタル一眼らしい大きなボケを楽しめます。


画質は大きな問題はなし


もちろん、大口径のG-Masterなどに比べればFE 28mm F2の描画は物足りないという評価になります。実際に開放F2のままでは描写は甘く、高い解像感を求めるならある程度絞って使う必要がありますが、開放絞りが使えないというわけではなく、あくまで遠景の描写に関して言えばということです。

最短撮影距離はAFで29cm(MFで25cm)と少し長めですが、被写体に寄って撮影すれば開放でフルサイズでの撮影らしい大きなボケを得られ、ボケ味は他のSONYレンズ同様に柔らかいボケとなっています。

SONY α7S II / FE 28mm F2
明るい広角単焦点と言えば星空撮影ですが、10sのシャッタースピードでこのくらい写ります

SONY α7R III / FE 28mm F2 + Ultra Wide Converter
コンバーターを挟んでいるとは思えない解像感です

SONY α7 II / FE 28mm F2
F8まで絞ることでポスターとモデルがしっかりと描画されシンクロしています

SONY α6000 / FE 28mm F2
水しぶきの精細な描画とそれを映えさせる背景ボケは5万円を切るレンズで撮ったとは思えないレベルです


単焦点でも飽きさせないコンバーターレンズ


単焦点レンズは明るく大きなボケを作れるという特徴がありますが、焦点距離が固定なので1つの被写体を撮影するときは単調になりやすいという欠点もあります。

しかし、FE 28mm F2には2種類のコンバーターレンズが設定されているというユニークな特徴があります。コンバーターレンズはよく社外製などが販売されていますが、純正で設定されているというのは面白いポイントです。ウルトラワイドコンバーター(SEL075UWC)は焦点距離が21mmになり、フィッシュアイコンバーター(SEL057FEC)は焦点距離16mmで画角が180度に近くなります。

いずれも別売りで3万5000円前後となっていますが、広角単焦点を複数購入するよりもコスパは高まります。コンバーターといっても純正なので大きく画質を落としてしまわないのは嬉しいですね。


おすすめの撮影シーンはテーブルフォト


FE 28mm F2はAF時の最短撮影距離が29cmと同クラスの他社レンズと比較すると若干長めではありますが、テーブルフォトでは十分使うことができます。

様々なシーンに持ち出すレンズなので、外食時の料理などをどんどんスナップしてみてはどうでしょう。MFであれば25cmまで接写できるので、テーブルフォトではピントリングを回すことも多くなりますが、大きめのピントリングは操作感も軽く使いやすい設計になっています。

ピントリングは唯一の外装可動パーツですが、しっかりとシーリングしてあるので、多少の水滴は問題有りません。

SONY α7 / FE 28mm F2
接写ではピント面が浅くなりますが、α7シリーズのAF性能があれば十分です


ネット上のユーザーレビュー


■ポジティブレビュー

  • 普段使いの鞄に入れておくならこのレンズ一択
  • フルサイズレンズとしては手が出しやすい価格
  • AF29cmの最短撮影距離なので物撮りでも使える
  • 素人的には価格も性能も必要十分
  • エントリーレンズでもフードも付属していて使いやすい

何より手を出しやすい価格で、使いやすい大きさということが高評価のポイントになっています。

■ネガティブレビュー

  • 高画素機と組み合わせると解像感が明らかに足りない
  • 単焦点なのに歪曲収差がひどい
  • α7シリーズの性能に追いついていないレンズ
  • 周辺減光や画質低下があるので星空や夜景には不向き
  • α9の高速連写には完全対応していないので注意

ボディが20万円のフルサイズカメラに付けるレンズとしては、安価であるが故に性能不足な面も否めません。


まとめ


フルサイズミラーレスの登場はおおいにデジタル一眼市場を盛り上げています。しかし、良く耳にするのが「意外と小さくない」という声です。確かに、カメラが一回り小さくなっても、大きなフルサイズレンズを付ければ持ち運びはまったくコンパクトになりません。

そんな中、レンズもコンパクトにすることでSONYフルミラのコンパクトさを際立たせてくれるのがFE 28mm F2です。フルミラの使用頻度を上げてくれる「お散歩レンズ」としてα7シリーズを買ったら抑えておきたいレンズです。
基本仕様
対応マウントSONY Eマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成8群9枚
絞り羽根枚数9枚
焦点距離

最短撮影距離25.0cm
最大撮影倍率0.16倍
開放F値F2.0〜22.0
画角75度
手ブレ補正機構-
防塵
防滴
サイズ・重量
最大径×長さ64x60mm
重量200g
フィルター径49mm
発売日
発売日2015年04月17日