HOME単焦点レンズNikon AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
Nikon AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

Nikon AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

かつてフィルム時代の名玉と言われていたAI Noct-Nikkor(ノクトニッコール) 58mm f1.2という、大口径オールドレンズを代表する1本のレンズがある。そのノクトニッコールを彷彿とさせるスペックとして注目され発売したのがAF-S Nikkor 58mm f/1.4G。ニコンのf/1.4Gシリーズの中でもフラッグシップとして位置づけされており、点像再現性と滑らかなぼけ感が魅力のこのレンズを、ノクトニッコールの紹介を交えながら作例と共に紹介します。

単焦点レンズ / Nikon / 標準
新品:
155,250円〜(46)
中古:
96,800円〜(19)

圧倒的な描写力を持つ単焦点レンズAF-S Nikkor 58mm f/1.4G


名レンズと称される「AI Noct Nikkor(ノクトニッコール) 58mm f1.2」とは?

Nikon D4S / AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
出典:flickr(@onono)

Nikon Df / AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
出典:flickr(@Zengame)

Noct(ノクト)というその名はクラシック音楽のNocturne(夜想曲)からその名を取ったといわれています。その名から示されるようにノクトは夜景撮影に特化したコンセプトが他と一線を画したレンズです。
 
夜の撮影といえば悩まされることの一つに、サジタルコマ収差の影響で光の点像が鳥が羽を広げたような形状になる光芒(サジタルコマフレア)があります。ノクトニッコールは開放から収差を抑えて夜景や暗い場所でも高画質な撮影ができることを目指し、サジタルコマフレアを低減しているところが特徴的です。
 
もちろんそれだけではなく、優しくも切れ味の良いシャープな描写力はニッコールならではで、中距離でも大きなボケを稼げて玉ボケの形も美しいレンズです。

点像再現性と滑らかなぼけ感が魅力のレンズNIKKOR 58mm f/1.4G

AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gはノクトニッコールの技術を受け継ぎ点を点として描写する点像再現性と、近接撮影時のぼけ味の美しさの描写力との両方を実現しています。
 
明るいレンズでは補正が難しいとされているサジタルコマ収差と像面婉曲の少なさを実現していることは、夜景で撮り比べてみるとその差が歴然と現れます。

Nikon Df / AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
出典:flickr(@Zengame)

中心の解像度はありながら画像周辺部の点光源を自然な描写で表現しているところはさすがとしか言いようがありません。

Nikon Df / AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
出典:flickr(@Zengame)

点光源でない被写体は、非常に滑らかで自然なボケ味を映し出してくれます。

Nikon Df / AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
出典:flickr(@Zengame)

小さな花が主体の被写体でもしっかりと目立たせつつ、ボケを使った表現も可能となることから、日常の何気ない風景も情緒的に映し出すことが可能です。

Nikon Df / AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
出典:flickr(@Zengame)

夜景写真や風景写真、そしてポートレートや街角スナップにも

58mmという焦点距離は50mmレンズと比べたら最初は戸惑う距離感かもしれません。でもいいレンズとは色と光だけでなくそこにある「空気感」をも映し出すもの。AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gは表現力の幅を追求するのにふさわしいレンズです。
 
高価だから特別なレンズというのではなく、夜景写真はもちろん情緒ある雰囲気を映し出すポートレートや街角スナップなど、日常を自然な描写で、美しく切り取って楽しんでみてはいかがでしょうか。


作例紹介


Nikon Df / AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
出典:flickr(@Zengame)

Nikon Df / AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
出典:flickr(@Zengame)

Nikon Df / AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
出典:flickr(@Zengame)

Nikon Df / AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
出典:flickr(@Zengame)

Nikon Df / AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
出典:flickr(@Zengame)


併せて検討したい Nikon AF-S Nikkor 50mm f/1.4G


ふんわり優しい描写が特徴的なNikkor 50mm f/1.4Gは、開放でぼけ感を、絞ってシャープさの両方を楽しめます

ピントを合わせた部分はややソフトで、ハイライトも多少にじみをまとった滑らかな描写になるのがこのレンズの持ち味。被写体を優しい雰囲気の描写で撮影できるのでポートレートにも、軽くて携帯性もいいことからスナップ写真にも使いたくなるレンズです。
 

ネット上のユーザーレビュー


AF-S Nikkor 58mm f/1.4Gユーザーレビューの一部を紹介します。
 
  • Noctレンズの技術を受け継いでいるレンズということなので夜景で本来の良さを発揮できるのだと思うが、人物撮影でも描写が美しい。D850と合わせて使っているがボケが素直で非常に綺麗だと思う。
  • 夜景撮影時によく使うが絞り開放ではしっとりと滑らかにボケていく。絞って遠景や夜景撮影では恐ろしいほどの解像度を出してくれるので、二面性のあるレンズだと思って使っている。三次元ハイファイとしてはまだ使いこなせてないので気持ちを掻き立ててくれるレンズでもある。
  • 表現力が抜群に良く、ポートレート撮影では人の肌がキレイに映る。玉ボケもキレイで美しい。
  • シャキッとした映りではなく雰囲気や滑らかなふんわりとしたボケを表現するのに適したレンズだと思っている。シチュエーションで使い分けるのもいいと思う。
  • 買うつもりはなかったが行きつけのカメラ屋さんでファインダーをのぞいた瞬間に欲しくなり手に入れたレンズ。個性が強いが、情緒的な表現ができるこのレンズが好きでたまらない。「難しいけど手放したくないレンズ」という表現がぴったり。
  • 夜景に強く星空撮影でもびっくりするほど解像度の高い表現をしてくれる。軽くて小さいのでD800+58mmのセットで常に持ち歩いている。
 

まとめ


名レンズと称されるノクトニッコールを彷彿とさせるスペックの「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」を紹介しました。描写力が抜群に素晴らしいレンズなので、表現の幅を広げる1本としてもおすすめのレンズです。少し高価ではありますが、値段で迷うなら中古で手に入れて試してみてはいかがでしょうか。
基本仕様
対応マウントNikon Fマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成6群9枚
絞り羽根枚数9枚
焦点距離

最短撮影距離58.0cm
最大撮影倍率
開放F値F1.4〜16.0
画角40.5度
手ブレ補正機構-
防塵-
防滴-
サイズ・重量
最大径×長さ85x70mm
重量385g
フィルター径72mm
発売日
発売日2013年10月31日