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定額買取

Nikon Z7II
Nikon Zマウント
2020/12/11発売
最新機能をてんこ盛りにしたCanon R5が発売されたことでSONYとの対決構図に注目が集まるフルミラ市場。Canonと並ぶ一眼レフ2大メーカーの1つであるNikonも黙って見ているわけではありません。Nikonも自社の一眼レフシェアをそのままフルミラへと移行させるための新機種Z7IIを2020年12月に発売しました。
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本体の買取額:183,700円(定額)
著者: enoF
やっぱりNikonらしさ満載のフルサイズミラーレス機




2018年09月発売のNikon初となるフルミラ、Z 7は質実剛健といった印象で「Nikonらしい」といった印象のフルミラでした。それから2年、後継機として発表されたNikon Z7IIはさらにNikonらしさを増したフルミラとなりました。
CanonやSONYはカメラ以外にも、コピー機や他の家電なども作る電子機器メーカーですが、Nikonはカメラや双眼鏡など光学機器のみを作るメーカーです。
そのため、カメラの売上は会社の売上と直結しており、一眼カメラ市場がレフ機からミラーレスへと移行する中で、カメラシェアを失うということは会社の存続をも左右することになりかねません。
Z7からZ7IIという流れは、Nikonとしては絶対に失敗できないものなのです。そんなNikon Z7IIは、基本的にはコンサバティブな進化となっています。
Nikonの一眼レフはD1桁をフラッグシップ機として、いわゆるAPS-CセンサーサイズのDXフォーマットD3桁や、フルサイズ、FXフォーマットのD3桁など少々難解な型名となっていました。
Zマウントを採用したミラーレス機については、Z7がZ7IIとなったことで、2020年12月時点では最上位がZ7シリーズ、次にZ6シリーズ、さらにZ5、DXフォーマットにZ 50シリーズとして展開しています。
今まではマイナーチェンジの場合はD4Sに代表されるようにアルファベットをプラスすることもありましたが、ミラーレスではローマ数字でモデル世代を管理していくことが予想されます。
さて、そんなZ7IIは前述の通り、見た目ではZ7と区別がつかないほど大きな変更はありません。CanonやSONYが8K動画や6250万画素などのド派手なカタログスペックを看板にしていることに比べると、Nikonの第2世代フルミラには物足りない印象を受けます。
動画こそ4K60pに対応しましたが、画素数は同じく有効4575万画素。カタログの数値から大きな進化は見えてきません。
しかし、着実な進歩があちこちに散りばめられており、その多くがZ7ユーザーの声を拾い上げたもので、それによってZ 7IIはユーザーが使いやすい完成度の高いフルミラへと進化しています。売れるカメラを作るということではなく、ユーザーが使えるカメラを作るということに主眼が置かれた、実践的なカメラがZ7IIです。
「II」への進化点とZ6IIとの棲み分け
ではZ7からZ7IIへの具体的な進化点を見ていきましょう。
製品 | ||
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価格 | 新品: 390,000円 中古: 242,180円 | 新品: 203,000円 中古: 150,600円 |
センサーサイズ | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(35.9×23.9mm) |
有効画素数 | 4,575万画素 | 4,575万画素 |
連続撮影速度 | 最高約10.0コマ/秒 | 最高約9.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ | ○ |
防塵・防滴 | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 380枚 | 330コマ |
重量 | 615g | 585g |
発売日 | 2020/12/11 | 2018/09/28 |
カタログスペックからでもわかる進化点としては画像処理エンジンのEXPEED 6を2つ搭載している点です。これによって動画4K30pから60pに進化しただけではなく、連写性能が大幅に進化しました。
最大で77コマの連写が可能で、従来の23コマから大きく進化し連写撮影時にバッファ詰まりなどで撮影が止まることがかなり減り、一眼レフのフラッグシップであるD6などと同様に動きモノの連写撮影にも活用することができるようになりました。
また、バッテリーは従来と同型で容量が増えたEN-EL15cですが、Z7とは違い、縦位置撮影対応のバッテリーグリップが新たに発売されています。カードスロットが従来のXQDシングルスロットから、XQD、互換のあるCFexpressとSDXC UHS-IIとのダブルスロットとなっています。
Nikonはプロユースのモデルにはバックアップなどができるダブルスロットがスタンダードとなっているので、縦位置グリップと合わせてプロカメラマンからも好評の進化点です。
他にもレリーズを使わずに900秒までの長秒露光が可能となったり、EVF内の表示がより被写体を見やすく表示切り替え可能となったり、USB給電に対応、ワイドエリアAFと動画時の瞳AFなどZ 7でユーザーから不満が上がっていた点がかなり改善されました。
見た目はほぼ同じZ7IIですが、カメラとしての完成度はかなり進化しています。
Z7IIと同時にZ6IIも発表されましたが、Z7シリーズとZ6シリーズは基本的には画像解像度以外にはスペック上で大きな差はありません。Z7とZ6では価格差が大きく、Z7の高解像度に魅力があってもコスト的な面からZ6を選ぶというユーザーが多かった印象があります。
製品 | ||
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価格 | 新品: 390,000円 中古: 242,180円 | 新品: 148,920円 中古: 148,480円 |
センサーサイズ | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(35.9×23.9mm) |
有効画素数 | 4,575万画素 | 2,450万画素 |
連続撮影速度 | 最高約10.0コマ/秒 | 最高約14.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ | ○ |
防塵・防滴 | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 380枚 | 340枚 |
重量 | 615g | 615g |
発売日 | 2020/12/11 | 2020/11/06 |
Z7IIとZ6IIの場合は価格差が5万円ほど縮まっていているので、この2つを選ぶ時は高解像度が必要か否かという点にフォーカスされます。
解像度の違いは単に完成写真の違いだけでなく、連写速度にも影響します。スペック数値でも連写ではZ 6IIが有利となっているので、一概に高いカメラを買っておけば良いというわけでもなく、ミラーレスではこのあたりの棲み分けも単なる上位、下位モデルというだけではなく、それぞれにメリット・デメリットがあるクラス分けになっています。
CanonやSONYとの違いは
2020年段階ではZ7IIがNikon最上位フルミラモデルとなっています。
ただし、Canonが現状の最上位をEOS R5として、R1というフラッグシップモデルの登場を示唆していることと同様にNikonもZ8が登場するのではないかという噂があります。そういった点からいうと、Z7IIがR5やα7RIVと違いカタログスペック的にピーキーな数値がないという部分も噂されるZ8への期待感が高まってきます。
さて、まだ見ぬフルミラフラッグシップ機への期待も高まるところですが、現状のプロ向けフルミラメインストリームとなるNikon Z7IIとCanon EOS R5、SONY α7R IVを比較してみましょう。
製品 | |||
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価格 | 新品: 390,000円 中古: 242,180円 | 新品: 408,300円 中古: 241,000円 | 新品: 288,000円 中古: 201,800円 |
センサーサイズ | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(36.0×24.0mm) | フルサイズ(35.7×23.8mm) |
有効画素数 | 4,575万画素 | 4,500万画素 | 6,100万画素 |
連続撮影速度 | 最高約10.0コマ/秒 | 最高約20.0コマ/秒 | 最高約10.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ | ○ | ○ |
防塵・防滴 | ○ | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 380枚 | ファインダー[なめらかさ優先]設定時 約220枚(ファインダー撮影時) 約320枚(モニター撮影時) 約550枚(エコモード/ファインダー撮影時) ファインダー[省電力優先]設定時 約320枚(ファインダー撮影時) 約490枚(モニター撮影時) 約700枚(エコモード/ファインダー撮影時) | 530枚 |
重量 | 615g | 650g | 580g |
発売日 | 2020/12/11 | 2020/07/30 | 2019/09/06 |
まずは価格ですが、これはEOS R5が頭一つ高価になっています。その分、8K動画や低輝度合焦性能が高いといった特徴があります。また、Canonはデュアルピクセルという独自のAF方式で、他社よりも素早いAFが得意です。
SONY α7RIVは裏面照射型CMOSセンサーを自社開発しているという強みがあり、有効6100万画素という超高画素機をZ 7IIと同等の価格で販売しています。
ではNikon Z7IIの強みはどこにあるのでしょう。それはやはり「Nikonの一眼」であるという点です。
Z7からブラッシュアップされたII型は既存のNikonユーザーがストレスを感じることなく使えるフルミラとなっています。
コンパクトなフルミラでありがちな小指あまりの心配が少なく手にフィットするグリップ感で評価の高かったZ 7ですが、Z 7IIでは若干グリップが深くなり、さらに握りやすさとレンズ横ファンクションボタンの操作感が向上しています。
全体的な操作系はZ7からは大きな変化はないので違和感なく、Nikon一眼レフとも近い操作系で、設定メニューなどのインターフェースもNikonユーザーであれば説明書を読み込むことななく自然に操作できるようになっています。
また、スリープ復帰時のピント位置の維持ができたり、チルト液晶使用時にEVFと切り替わらないようにするなど、撮影時に細かなストレスとなりそうな部分がかなり解消されています。
新しくフルミラを買うと、使いこなすまでに慣れが必要だったり、使いやすくカスタムする必要があったりしますが、Z 7IIはNikonユーザーが最小のストレスで使えるミラーレスとなっています。
まずはNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sと組み合わせて
プロスペックのカメラと組み合わせたいのはやはり大三元の基本となる24-70F2.8ですよね。
Zマウント用24-70F2.8として2019年に発売されたNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sは新技術アルネオコートによってレンズ内の反射を抑えることで、複数の光源がある被写体でもヌケの良い解像感となっています。
Z 7IIと組み合わせると、一眼レフと比べて遥かにコンパクトなフルサイズF2.8撮影機材が出来上がります。
もちろん、コンパクトさだけが特徴ではなく、他社よりも大きな大口径Zマウントのメリットを活かした高解像度レンズと、Nikon史上最高画質とも言われるZ 7IIの性能が発揮されます。
Z7IIはZ7に比べ低輝度合焦も最低-2EVから-4EVへと向上しており、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sと組み合わせることで様々な撮影シーンで活用できます。
愛用者のコメント

美しい風景を圧倒的なの描写力で撮影できる。私がZ7IIを選んだ理由はここにあります。
私は普段風景をメインに撮影をしていますが、風景を撮る際必要だと感じることは、高画素機であること、自然な色であること、そして最高の描写力です。
描写力に関しての感じ方や捉え方は人それぞれかと思いますが、その場の空気感だったり、色味、感動をありのままの形で表現できるカメラだと私は思います。
そして重要なのはZレンズを使えるという事です。Zレンズにハズレなしと言われるように、解像感や逆光耐性にすぐた最高峰のレンズが使えるのも嬉しいポイントです。
以上のことから特に風景を撮られる方には自信を持ってお勧めできるカメラです。



ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- レフ機と変わらぬ操作系なので違和感がない
- 連続撮影時のEVFがかなり向上されている
- グリップが微妙に変わっていてFn1が押しやすくなった
- ノイズリダクションが変わったのか、高感度に強くなった印象
- Nikonを選ぶ理由がやはり画質にあるもののと再確認できる
画質に対する高評価があつまるところがさすがNikonと感じさせます。グリップなど外観の微妙な変更も好評となっています。
■ ネガティブレビュー
- 夜のAF速度はやはり不満の出る遅さ
- スペックからみると価格が高く感じる
- 取り扱い説明書がオンラインマニュアルのみというのは残念
- 動体で連写しないのなら、Z7で十分かも
- バッテリーが純正のみで互換品が使えなくなった
大きく革新的な進化がないということを考えるとZ 7やZ 6IIとの価格差が気になるというレビューが多く見られました
まとめ
カタログ上で見ると、どうしても他社のフルミラに比べて特徴に乏しくZ 7IIですが、カメラに触れて撮影してみると、「流石はNikon」と感じさせる使用感の良さ、触ったときの心地良さというものがあります。
2020年はCP+の中止などもあり、なかなか実機に触れる機会というものが少なくなってしまいましたが、Z7IIはぜひとも手にとってその感触を確かめていただきたいフルミラです。
スペック上などから他社のミラーレスを買う予定だっとしても、通販ですぐに買うのではなく、実店舗に行って実機に触れることでカメラの真価が見えることもあります。
カメラを作り続けてきた歴史のあるNikonだからこそ作ることができる、カメラの真価を感じることができるのがZ 7IIです。
著者

enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報

ミラーレス一眼 > ハイアマチュア
Nikon Z7II
新品: 390,000円 / 中古: 243,100円
新品: 429,000円 / 中古: 242,180円
新品: 428,305円 / 中古: 245,960円
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本体の買取額:183,700円(定額)
製品情報
カテゴリ | ミラーレス一眼 |
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メーカー | Nikon |
タイプ | ハイアマチュアモデル |
マウント | Nikon Zマウント |
関連製品
製品 | ![]() Nikon Z7II (本製品) | ||||
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価格 | 新品: 390,000円 中古: 242,180円 | 新品: 369,480円 中古: 327,580円 | 新品: 203,000円 中古: 150,600円 | 新品: 148,920円 中古: 148,480円 | 新品: 112,800円 中古: 96,160円 |
センサーサイズ | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(35.9×23.9mm) |
有効画素数 | 4,575万画素 | 2,450万画素 | 4,575万画素 | 2,450万画素 | 2,450万画素 |
連続撮影速度 | 最高約10.0コマ/秒 | 最高約20.0コマ/秒 | 最高約9.0コマ/秒 | 最高約14.0コマ/秒 | 最高約12.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
防塵・防滴 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 380枚 | 360枚 | 330コマ | 340枚 | 310コマ |
重量 | 615g | 670g | 585g | 615g | 585g |
発売日 | 2020/12/11 | 2024/07/12 | 2018/09/28 | 2020/11/06 | 2018/11/23 |
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