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定額買取
Nikon Z6III
Nikon Zマウント
2024/07/12発売
ティザー広告では消費者の期待感を煽るために商品名は伏せて予告が出されることが多いのですが、Nikonは今回、堂々と「Z6III」の名を出して広告を打ちました。近年のフルサイズミラーレスは次々と革新的技術が開発、投入され、一眼レフと比較してデメリットとなっていた部分を補い、そしてミラーレスにしかできない、さらなる写真の高みへと歩を進めています。Nikonユーザーにとって、Z9、Z8が発売され、次はこのカメラと期待されていたZ6III。抑えきれない期待の大きさから、ティザー広告から堂々と名乗りをあげた新しいNikonのフルミラはどのような技術が詰め込まれているのでしょう。
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ボディの買取額:278,200円(定額)
著者: enoF
ミドルクラスの新スタンダード
Z6IIの発売が2020年11月。翌年にNikonフラッグシップモデルのZ9が発売され、2023年5月にZ9に続くプロフェッショナルモデルのZ8が発売されました。
2024年はいよいよZ6IIIの登場ではないかと多くの噂が流れていました。そんな噂と期待に応えるように2024年7月12日発売と発表されたNikon Z6III。発表されたZ6IIIのスペックは期待を大きく上回るものでした。
大きな特徴としては、「部分積層型CMOSセンサー」を搭載しているという点。
フラッグシップであるZ9などフルサイズミラーレス上位モデルでは、積層型CMOSセンサーを採用することが昨今のトレンドになっています。積層型CMOSセンサーは従来のセンサーと比較して読み込み速度が倍以上早いので、電子シャッターの弱点であったローリングシャッター歪みが大幅に改善されます。これによって、電子シャッターを使った高速連写がスピードアップし、使いやすくなるというメリットがあります。
一方で、コストがかなりかかるので、本体価格に大きく影響してしまうというデメリットがあります。Z6IIIは積層構造を部分的に限定した部分積層型CMOSセンサーとすることでコストを抑えつつ、読み込み速度アップを実現しました。
部分積層型CMOSセンサーということで、全画素が積層型のZ8やZ9ほどは読み出し速度は早くないので、メカシャッターも搭載されていますが、Z6IIと比較すると約3.5倍の読み出しスピードがあります。単純なローリングシャッター速度でいうと、全画素積層のZ9や8を上回るともされていて、コストと性能のバランスが非常に高いCMOSセンサーとなっています。
もう一つの大きな特徴としてはEVF性能の高さです。
Z6IIIに搭載されたEVFはNikon調べで「ミラーレスカメラ史上最高の明るさ」と謳われるもの。具体的な数値では4000cd/m2と公表されていて、Z9の3000cd/m2よりもかなり高い数値となっています。これによって、強い太陽光の下や、雪原など周囲が明るい環境でも明暗差が大きな部分も鮮明に視認することができます。
またドット数も576万ドットと高解像なので、細部の細かい解像感も確認可能。さらに、色域も従来のEVFよりも広い色域に対応しているので、より自然な色味で視認することができます。今まで、EVFの違和感から、なかなか一眼レフからミラーレスへの移行に踏み切れなかった人にとって、明るいEVFを搭載したZ6IIIの発売は転換期となるかもしれません。
映像エンジンはZ9、Z8と同様にEXPEED 7を採用。これによって最大約120コマ/秒の高速連写や、様々な被写体に対応した検出AF機能など上位機種譲りの高機能性も備えています。
より上位機種とのギャップが少なくなり、多くのアマチュア写真家、そしてプロ写真家も満足するスペックのカメラへと進化しています。
製品 | |||
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価格 | 新品: 372,920円 中古: 335,670円 | 新品: 639,900円 中古: 488,040円 | 新品: 490,130円 中古: 442,680円 |
センサーサイズ | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(35.9mm×23.9mm) |
有効画素数 | 2,450万画素 | 4,571万画素 | 4,571万画素 |
連続撮影速度 | 最高約20.0コマ/秒 | 最高約120.0コマ/秒 | 最高約120.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ | ○ | ○ |
防塵・防滴 | ○ | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 360枚 | [パワーセーブ(静止画モード)]が[ON]の場合:約740コマ [パワーセーブ(静止画モード)]が[OFF]の場合:約700コマ | [パワーセーブ(静止画モード)]が[ON]の場合:約340コマ [パワーセーブ(静止画モード)]が[OFF]の場合:約330コマ |
重量 | 670g | 1,160g | 820g |
発売日 | 2024/07/12 | 2021/12/24 | 2023/05/26 |
動画機としての魅力もあふれる
Nikonのカメラというと、風景撮影などのスチール機というイメージが強くありますが、Z6IIIはハイアマチュア向けの万能機ということで、動画性能もかなり高くなっています。
そもそもNikonのZマウントレンズはフォーカスブリージングが抑えられているレンズが多く、動画向きなので、Z6IIIの動画性能の高さはかなり歓迎されそうです。
具体的に動画性能を見ていくと、まず目を引くのが、4K動画撮影機能が大きく向上している点。6Kオーバーサンプリングに対応したことで、高い解像感の4K動画を得ることができます。撮影時間も4K60pで最大125分の連続撮影が可能で、メインの動画機として使っても十分な撮影時間となっています。
Z6IIIのボディ内手ぶれ補正は最大8段と非常に強力ですが、動画撮影時はさらに強力な電子手ブレ補正を使うことで動きのある撮影でも安定した画を撮影できます。細かい点でいうと、ボディ底面に三脚穴以外に、ビデオボスが設けられていて、動画撮影時にパン動作を多用してもカメラが三脚からズレにくくなります。
他にもZ9や8がスチール撮影を意識して光軸と背面液晶が同一直線上にあるチルト液晶であることに対して、Z6IIIではより撮影自由度が向上するバリアングル液晶を採用するなど、動画撮影を強く意識して設計されています。
Z6IIIの登場で、気になるZ7IIIの登場は?
これまでZ6とZ7の両シリーズは同時に発表されてきました。しかし、今回はZ6のみの発表。Z7シリーズは今後発売されないのではという憶測が多く出ています。
現状、Nikonのフルサイズミラーレスラインナップは、フラッグシップのZ9を筆頭に、プロスペックのZ8、ハイアマチュアモデルのZ6III、エントリーモデルのZ5、趣味性の高いZfとなっています。
Z6IIIが大幅にスペックアップし、性能、価格両面でプロスペックに近いカメラとなったことで、Z6とZ8の間にZ7が入る余地はかなり少なくなっていることは事実です。
現状のラインナップ的に欠けている要素として考えると、EOS R5Cやα7Sのような動画専用とも言えるカメラや、6,000万画素を超える超高画素機などが考えられます。
超高画素機については、積層型CMOSを使うとかなり価格が跳ね上がるので、裏面照射型CMOSを使って、高速連写性能は抑えられるが超高画素撮影ができるカメラであると、現状のラインナップに割って入る可能性がありそうです。
Z7IIIの登場についてはZ6III発売時点では全く情報はありませんが、今後Nikonからどういったカメラが登場するのか楽しみです。
ユーザーレビュー
■ ネガティブレビュー
- 店舗内でのチェックではそうでもないが、屋外でEVFを覗くと従来との違いが一目瞭然
- 高感度に強いので暗所でも使いやすい
- ダブルスロット採用なので、上位機種と同様の使い方ができる
- L字プレートは既に社外の対応品が売られているので入手可能
- 画素数を求めないならばZ8より遥かに魅力的な選択肢といえる
Z9や8と比較して、上回る性能や、価格とのバランスの良さに高評価が集まっていました。
■ ネガティブレビュー
- アマチュア機としてのポジションを考えると価格が一昔前のプロ機同等で手が出せない
- 個人的にはバリアングルよりもチルトの方が使いやすい
- ボタンイルミネーションを搭載してもらえると、夜間のネイチャー撮影でも活躍できそう
- ミラーレス共通だがAF‐ONのときEVFがカクつくので気になる人は実機を確認したが良い
- Z7IIIの登場を期待していたのでZ6III単体の発表だったのは少し残念
円安の影響もありますが、販売価格がもはや従来のプロ機の様になってしまったことは残念です。
まとめ
アマチュアからプロ写真家まで、多くのNikonユーザーが期待を寄せていたZ6シリーズ最新機種Z6III。Z6IIIは従来のZ6よりもかなり上位機種に迫る性能で、バランスの良い高性能カメラとして進化しています。
スチールだけでなく、動画にも対応可能で、ハイアマチュアのメインカメラとしてやプロのサブ機として、また動画機としてなど、様々なポジションを担えるカメラとなっています。
著者
enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報
ミラーレス一眼 > ハイアマチュア
Nikon Z6III
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ボディの買取額:278,200円(定額)
製品情報
カテゴリ | ミラーレス一眼 |
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メーカー | Nikon |
タイプ | ハイアマチュアモデル |
マウント | Nikon Zマウント |
関連製品
製品 | Nikon Z6III (本製品) | ||||
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価格 | 新品: 372,920円 中古: 335,670円 | 新品: 365,694円 中古: 229,480円 | 新品: 203,000円 中古: 153,900円 | 新品: 161,450円 中古: 154,980円 | 新品: 112,800円 中古: 96,160円 |
センサーサイズ | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(35.9×23.9mm) |
有効画素数 | 2,450万画素 | 4,575万画素 | 4,575万画素 | 2,450万画素 | 2,450万画素 |
連続撮影速度 | 最高約20.0コマ/秒 | 最高約10.0コマ/秒 | 最高約9.0コマ/秒 | 最高約14.0コマ/秒 | 最高約12.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
防塵・防滴 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 360枚 | 380枚 | 330コマ | 340枚 | 310コマ |
重量 | 670g | 615g | 585g | 615g | 585g |
発売日 | 2024/07/12 | 2020/12/11 | 2018/09/28 | 2020/11/06 | 2018/11/23 |