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定額買取
Nikon NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3
Nikon Zマウント
2020/08/28発売
近年、沈胴機構を採用した交換レンズが増えてきています。各カメラメーカーが沈胴式のコンパクトなミラーレス用レンズを発売していますが、その中でも注目したいレンズがNikon NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3。NikonはZマウントの強みを活かすためにこのレンズを開発しました。Nikonの沈胴式レンズの技術が詰まった本レンズの性能をみていきましょう。
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本体の買取額:21,800円(定額)
著者: enoF
Nikonがこだわりぬいた沈胴機構採用のコンタクトレンズ
NikonのZマウントは、SONY FEマウントやCanon RFマウントと比較して、最も大きなマウント径を採用したレンズマウントです。そのため、他社マウントよりも光学設計に有利となります。
その優位性を活かして、より明るいレンズ、NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctのようなレンズを開発することもできますし、光学性能を維持したままよりコンパクトなレンズを設計することもできます。
そこでNikonが注目したのが沈胴機構。沈胴機構は撮影時と収納時でレンズを伸縮させることで、持ち運びではコンパクトに、撮影時には光学性能を発揮するために十分なレンズ長を確保するという機能です。
フルミラ用レンズでは、レンズ設計に余裕があるので内部のレンズ間の距離が比較的空いているので沈胴機構を採用できる「隙間」があります。
そんなフルミラマウントの優位性に加え、Nikonは既にNikon 1用のレンズで沈胴機構を採用していたので、その技術的蓄積が十分にありました。そこでNikonは積極的にレンズに沈胴機構を採用しています。
そんなNikonがフルミラエントリー向けモデル、Z 5のキットレンズとして発売したのがNIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3。沈胴式に加えて、焦点距離を24-50mmと望遠端を抑えたことで沈胴時の全長はマウント面から51mm、重量195gという非常にコンパクトなレンズとなりました。携帯時はレンズが大きく出っ張ることなくコンパクトに、撮影時にはレンズの重さを気にすることなく初心者でも持ちやすい、まさにエントリーモデルのZ 5にぴったりなレンズです。
近年、高性能化が著しく、その分、高価格化が進む一眼カメラ用交換レンズにおいて、Nikonは初心者でも手の出しやすい気軽に持ち運べるサイズや価格のレンズの必要性を意識してレンズ開発をしています。
そこで高級レンズとして光学性能を追求したS-Lineレンズを発売する一方で、NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3という、まずは1本手元に置いておくレンズを発売しました。
FE 28-60mm F4-5.6と比較するとその特徴が見えてくる
2020年8月28日にNIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3が発表されたあと、約半年後にSONYも似たような沈胴機構を採用したレンズを発表しました。それが、FE 28-60mm F4-5.6です。NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3同様に、沈胴機構を採用し、焦点距離を抑えたことで非常にコンパクトなレンズとなっています。
製品 | ||
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価格 | 新品: 46,000円 中古: 30,520円 | 新品: 44,340円 中古: 22,880円 |
焦点距離 | 24-50mm | 28-60mm |
F値 | F4.0〜36.0 | F4.0〜22.0 |
最短撮影距離 | 35.0cm | 30.0cm |
絞り羽根枚数 | 7枚 | 7枚 |
重量 | 195g | 167g |
発売日 | 2020/08/28 | 2021/01/29 |
この2本のレンズを比較すると、両レンズの特徴、両メーカーの思惑が見えてきます。
まず、見て分かる通り、FE 28-60mmはZ 24-50mmと比較して、同じような、従来よりもやや狭い焦点域ですが、望遠側にシフトしています。
これはマウント径の影響が考えられます。マウント径が大きい方が広角レンズを設計するときにより有利となるので、Nikonの方がより広角側にシフトしたレンズを開発できたということがあります。
また、Nikonは一眼レフ時代から、被写体の色を忠実に描き出すという特徴から、風景写真家に愛されてきました。そのため、NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3でも風景撮影に使われる広角を意識して設計されたということも考えられます。
また、FE 28-60mmは7郡8枚と、Z 24-50mmの10郡11枚よりもシンプルなレンズ構成にまとめられています。それによって、FE 28-60mmはZ 24-50mmよりも更に軽量コンパクトなレンズとなっています。
一方で、Z 24-50mmは非球面レンズを3枚採用し、入門用レンズでありながらしっかりとした光学性能があり、また防塵防滴性もあるなど鏡筒の作りもしっかりとしています。NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3の鏡筒からは入門用レンズでも、コストを抑えつつも光学性能に妥協なきレンズを作るNikonの意思が感じられます。
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- 普段遣いであれば2.1倍でも十分と思われる
- 安価なレンズでも光学性能には全く不満はない
- フルサイズの力を十分に発揮できる、コスパの高いレンズ
- インナーフォーカスなので花形フードが使える
- 集合写真など旅行で使うレンズとしては十分
やはりコスパの高さ、そして持ち運びやすいコンパクトさに高評価が多く集まっています。
■ ネガティブレビュー
- 望遠端のF6.3という暗さがやはり気になる
- 沈胴式のレンズの先が細いデザインはどうしても好きになれない
- AFの駆動音やAFの迷いがやや気になる
- プラマウントなのでレンズ交換を頻繁にすると気になるかも
- ボケ量や立体感はやはり劣ると感じる
解像感については高評価ですが、レンズの暗さからボケ量などへの不満は出てしまうようです。
まとめ
沈胴機構を採用したことで非常にコンパクトな標準ズームとなったNIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3。大径Zマウントの優位性から内部レンズ間に余裕をもたせたことで沈胴機構のメリットを最大限に活かした本レンズ。
価格も手頃なレンズで、Nikon Zシリーズカメラをはじめて使う人でも気軽に使うことができます。なおかつ、光学性能もフルサイズ一眼の写りを発揮する十分な性能があり、非常にコスパの高いレンズです。
著者
enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報
ズームレンズ > 標準
Nikon NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3
新品: 46,000円 / 中古: 32,500円
新品: 49,800円 / 中古: 31,240円
新品: 47,520円 / 中古: 30,520円
\大手より20%高く買い取る製品多数!/
本体の買取額:21,800円(定額)
製品情報
カテゴリ | ズームレンズ |
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メーカー | Nikon |
タイプ | 標準 |
マウント | Nikon Zマウント |
関連製品
製品 | Nikon NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3 (本製品) | |||||
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価格 | 新品: 46,000円 中古: 30,520円 | 新品: 30,899円 中古: 14,800円 | 新品: 288,960円 中古: 218,000円 | 新品: 111,645円 中古: 99,800円 | 新品: 83,999円 中古: 59,700円 | 新品: 138,046円 中古: 136,800円 |
焦点距離 | 24-50mm | 16-50mm(35mm換算:24-75mm) | 24-70mm | 28-75mm | 24-70mm | 24-120mm |
F値 | F4.0〜36.0 | F3.5〜22.0 | F2.8〜22.0 | F2.8〜22.0 | F4.0〜22.0 | F4.0〜22.0 |
最短撮影距離 | 35.0cm | 25.0cm | 38.0cm | 19.0cm | 30.0cm | 35.0cm |
絞り羽根枚数 | 7枚 | 7枚 | 9枚 | 9枚 | 7枚 | 9枚 |
重量 | 195g | 135g | 805g | 565g | 500g | 630g |
発売日 | 2020/08/28 | 2019/11/22 | 2019/04/19 | 2022/01/28 | 2018/09/28 | 2022/12/08 |