HOME単焦点レンズTAMRON SP 35mm F/1.4 Di USD(Model F045) [キヤノンEF用]
TAMRON SP 35mm F/1.4 Di USD(Model F045) [キヤノンEF用]

TAMRON SP 35mm F/1.4 Di USD(Model F045) [キヤノンEF用]

「40周年記念モデル」というとフェラーリのF40を真っ先に思い浮かべるのは車好きだけでしょうか。カメラ好きが思い浮かべる40周年記念モデルは、最近だとTAMRON SP 35mm F/1.4 Di USDではないでしょうか。TAMRON SPシリーズ40周年を記念して作られたSP 35mm F/1.4はフェラーリF40の様なスーパーなモデルとなっているのでしょうか。

単焦点レンズ / TAMRON / 広角
新品:
92,681円〜(26)
中古:
84,350円〜(49)

特別なTAMRON SP40周年を35mmで

Canon EOS 5D Mark III / TAMRON SP 35mm F/1.4 Di USD
出典:instagram(@buu_010)
Canon EOS 5D Mark III / TAMRON SP 35mm F/1.4 Di USD
出典:instagram(@buu_010)
Canon EOS 5D Mark III / TAMRON SP 35mm F/1.4 Di USD
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フェラーリは1987年に創業40周年を記念してF40というスペシャルモデルを発売しました。F40はその洗練された美しいフォルムから、フェラーリだけでなくスーパーカーを代表する車として世代を超えて愛される車となりました。

発売当初は5000万円弱でしたが、現在は2億を超えるプレミア価格で取引されるものもあることが、この車がいかに特別であるかを象徴しているでしょう。

TAMRONがSPシリーズ40周年を記念して作ったのはSP 35mm F/1.4 Di USDです。

TAMRONは1950年に泰成光学機器製作所として創業しました。その後、1958年にタムロンレンズ発売を開始し、1979年に「最高の1枚を撮るためのレンズを、写真を愛する人へ届けること」というコンセプトで発売をはじめたのがSPレンズシリーズです。

2019年にSPシリーズ40周年となり発売されたのは35mmの一眼レフ用単焦点となりました。

最高の写りを求めるのなら、利便性とのバランスを取ったズームレンズよりも単焦点が選択されたことは当然ですが、なぜ35mmという焦点距離にしたのでしょう。

一般的に最も需要があり、流通量も多いのは50mmの単焦点でしょう。50mmの画角は人の目がハッキリと判別できる視覚に近いとされるからで、標準レンズとされます。

35mmはそれよりやや広い画角ですが、人の視覚の個人差や、写真が横長であることから縦方向の画角を考慮したりすると、35mmもまた人の視覚に近い画角と言えます。TAMRONの写りを最も表現できる画角として35mmを選んだとも考えられます。

SP 35mm F/1.4 Di USDは大きな後玉がマウント面から飛び出すように配置されています。これはタムロンの技術を80.9x102.3mmというレンズサイズいっぱいに詰め込んだ結果とも受け取れます。

ミラーレスではなく、一眼レフを選んだことも、開発期間がまだ短いミラーレスマウントよりも、40年培ったSPレンズの技術を具現化できる一眼レフマウントにしたのでしょう。

F40がフェラーリを具現化した車であるように、SP 35mm F/1.4 Di USDはTAMRONを具現化したレンズとなっています。
 

性能はスーパーカー級


F40は2億円を超える、価格も性能もド級のスーパーカーですが、SP 35mm F/1.4 Di USDは価格は10万円を切る価格で、CANON EF35mm F1.4L II USMが20万円を超える価格であることを考えると手頃といえます。

純正レンズよりも手頃な価格というのはTAMRONらしいとはいえますが、周年記念モデルとなると性能が気になるところです。価格設定を抑えたことによる性能への妥協はないのでしょうか。

「純正」「社外」という言葉の使い分けによって、社外レンズを作るTAMRONには「純正より性能は落ちるが安価」という固定概念があります。実際に、CanonやNikonなどの大手カメラメーカーとは開発規模に差があり、性能差が大きい時期もありました。

しかし、近年、TAMRONにおいては、特に2015年頃から刷新された新SPシリーズでは純正に並ぶ性能、部分的には純正を超える性能と評されるレンズが多くなっています。SP 35mm F/1.4 Di USDも「純正を超える」と評されるレンズです。

CANONはEF35mm F1.4L II USM、NikonはAF-S NIKKOR 35mm f/1.4Gという純正レンズがあります。SP 35mm F/1.4は色収差、コマ収差などの各種収差において測定値でこれら純正レンズとほぼ同等の値を叩き出しています。

周辺光量落ちはNIKKOR 35mm f/1.4Gが優秀ですが、SP 35mm F/1.4はEF35mm F1.4Lと同等で、逆光耐性についても純正と同等となっています。

驚きなのはこれらの、レンズの弱点ともされる収差や逆光耐性といった部分が純正と同等に抑えられているにも関わらず、解像力が純正を上回っている点です。また、単焦点の醍醐味とも言える玉ボケも開放では口径食がみられるものの非常に美しく、内部は年輪もほとんどなく均一な美しい玉ボケです。

まさに性能もスーパーカー級のレンズとなっています。価格設定についてはより多くの「写真を愛する人」へ届けるための設定と言えそうです。
製品

TAMRON SP 35mm F/1.4 Di USD(Model F045) [キヤノンEF用]

Canon EF35mm F1.4L II USM

価格新品:92,681円〜
中古:84,350円〜
新品:244,000円〜
中古:165,000円〜
焦点距離35mm35mm
F値F1.4〜16.0F1.4〜22.0
最短撮影距離30.0cm28.0cm
絞り羽根枚数9枚9枚
手ブレ補正--
防塵-
防滴
重量815g760g
発売年月2019年07月2015年09月
 

作例紹介

Canon EOS 5D Mark III / TAMRON SP 35mm F/1.4 Di USD
出典:instagram(@buu_010)
Canon EOS 5D Mark III / TAMRON SP 35mm F/1.4 Di USD
出典:instagram(@buu_010)
Canon EOS 5D Mark III / TAMRON SP 35mm F/1.4 Di USD
出典:instagram(@buu_010)
 

ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー
  • 細かい階調変化までしっかり移せるので、影が豊かに描ける
  • 星空撮影では、星が点になる素晴らしい解像力
  • タムキューのボケ感をそのまま35mmにしたような美しい写り
  • AFなども純正35mmと同等の精度
  • この写りでサイズ感も手頃なのはすごい
35mm最強レンズといったような素晴らしいレビューが多くみられました。


■ ネガティブレビュー
  • MC-11とα7の組み合わせでは黄色みが強く出る
  • RF50mmと比べるとシャープ感がちょっと劣る印象
  • 良いレンズだが、今更一眼レフ用とは登場するのが遅すぎた感
  • 大きな単焦点に慣れてない自分には、まあまあ重い
  • EOS 90Dとの組み合わせではピントのズレを感じる
もちろんアダプターでフルミラでも使えますが、一眼レフ用レンズということで、フルミラ用レンズには劣る部分もあるようです
 

まとめ


TAMRON SPシリーズ40周年を記念するレンズとして発売されたSP 35mm F/1.4 Di USDは、まさにTAMRONを代表するレンズとなりました。純正レンズよりも抑えた価格で、純正を超える性能を手にすることできるというのはTAMRON SPレンズの大きな魅力です。

TAMRON一眼レフ専用レンズの集大成ともいえるこのレンズで、一眼レフ自分史上最高の一枚を狙ってみてはいかがでしょう。
基本仕様
対応マウントCanon EFマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成10群14枚
絞り羽根枚数9枚
焦点距離

35mm

最短撮影距離30.0cm
最大撮影倍率0.2倍
開放F値F1.4〜16.0
画角63.26度
手ブレ補正機構-
防塵-
防滴
サイズ・重量
最大径×長さ80.9x104.8mm
重量815g
フィルター径72mm
発売日
発売日2019年07月25日