どこよりも高値に挑戦中!大手より20%高い製品多数大手より20%高い製品多数
定額買取
Canon EOS R3
Canon RFマウント
2021/11/27発売
Canonがついに縦グリ一体型のフルミラを発売してくれました。EOS R3。1ではなく3という数字が使われたことにやや違和感を覚えますが、一眼レフの縦グリ一体型EOS-1D Xシリーズを彷彿とさせる性能にスペック表を見るだけでも心が踊ります。EOS R3のわくわくが止まらない性能を見ていきましょう。
\大手より20%高く買い取る製品多数!/
例えば...
Nikon Z 7
140,400円(定額)で買い取ります
著者: enoF
なぜR「3」なのか
Canon初の縦グリ一体型フルミラはEOS R3と命名されました。「無双」というキャッチフレーズが付けられましたが、「フラッグシップ」というわけではなさそうです。
CanonがEOSシリーズで1桁の3を使ったのは、EOS KissやMを除くと1995年発売のEOS DCS3と1998年発売のEOS-3になります。EOS DCS3はEOS DCS1と共に発売されたCanon初のデジタル一眼で、EOS DCS1が600万画素、EOS DCS3は130万画素でいずれもかなり高価で、ごく一部でしか流通しませんでした。EOS-3はハイアマチュア向けのフィルムカメラでした。
Canonはフィルムカメラもデジタル一眼レフも「1」という数字をフラッグシップ機に付けています。そういった意味では、やはりEOS R3はフラッグシップではないという位置づけなのでしょう。
ただ、昨今のデジタル一眼においては、フラッグシップという定義が難しく、超高画素機と超高速連写機がそれぞれ住み分けられているという実情もあります。EOS R3は報道などの現場において、その一瞬を逃さないためにメカで12コマ/秒、電子シャッターで30コマ/秒という性能を持った高速連写機です。
また、LP-E19というEOS-1D Xシリーズではおなじみの大型バッテリーを使うことでEOS R5と比較すると約2倍の撮影可能枚数となっています。撮影現場において、バッテリー交換の手間、撮影ロスを少なくし、一瞬を最高30fpsという動画に近い速度の連写で切り取るという、まさにプロスペックなカメラです。
とはいえ、同時期に発売されたNikonのフラッグシップフルミラZ 9と比較すると、Z 9が4500万画素の高画素機で8K動画にも対応したことに比べ、R3は2400万画素で6Kまでと物足りなさも感じます。
そして撮影可能枚数もフルミラとしてはかなり多くなりましたが、一眼レフのEOS-1D X Mark IIIは2800枚以上だったことを考えると、4分の1しかないのでこちらもまだまだ物足りません。
確かに現状多くのカメラを「無双」する性能ですが、旗艦という全幅の信頼を寄せるにはまだ少し足りない。そういった意味合いでの3という数字がみえてきます。
とはいえ、現状EOS Rシリーズ最高性能
画素数と8K動画ではEOS R5に軍配があがりますが、その他の性能ではEOS R3が無双しています。
最も注目すべきは、Canonが初めて裏面照射積層CMOSを採用したことでしょう。CanonはNikonとは違い、CMOSを自社開発しています。それによって、デュアルピクセルCMOSによるAFというSONYやNikonとは違ったAF方式で、広い測距エリアと高速AFで優位性を持っています。
その分、裏面照射積層という分野では裏面照射を初めて実用化したSONYと、そのセンサーを使うNikonに遅れをとっていましたが、ついにCanonもこの分野で追いつきました。
これによって、より暗所に強い、ノイズ耐性の高いCMOSとなっています。-7.5EVというほぼ真っ暗な状態でもAFが可能で、コレには多方面から高評価が寄せられています。
AF関連の新機能といえば、視線入力という新たな機能も追加されています。これはファインダー内で視線を検知してAFエリアを変更してくれる機能で、指でAFエリアを操作する手間が省けるので、スポーツ撮影ではより瞬時に構図を作ることができるので魅力的です。
この視線入力と、EOS iTR AF Xという被写体検出機能を組み合わせて使うことでEOS R3はより高い精度で、意図した位置にAFを合わせられると好評です。
製品 | ||
---|---|---|
価格 | 新品: 668,000円 中古: 458,000円 | 新品: 413,620円 中古: 209,800円 |
センサーサイズ | フルサイズ(36.0×24.0mm) | フルサイズ(36.0×24.0mm) |
有効画素数 | 2,410万画素 | 4,500万画素 |
連続撮影速度 | 最高約30.0コマ/秒 | 最高約20.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ | ○ |
防塵・防滴 | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 620枚 | ファインダー[なめらかさ優先]設定時 約220枚(ファインダー撮影時) 約320枚(モニター撮影時) 約550枚(エコモード/ファインダー撮影時) ファインダー[省電力優先]設定時 約320枚(ファインダー撮影時) 約490枚(モニター撮影時) 約700枚(エコモード/ファインダー撮影時) |
重量 | 1,015g | 650g |
発売日 | 2021/11/27 | 2020/07/30 |
EOS-1D X Mark IIIとは何が違うのか
Canonの縦グリ一体型カメラと言えばやはりEOS-1D Xシリーズです。EOS-1D X Mark IIIが最新にして、事実上最後のCanon縦グリ一体型一眼レフと言われていますが、最新、最初のEOS R3とは何が違うのでしょう。
この2機種は同じ規格のバッテリーを採用していて縦グリ一体の高速連写機というところは同じです。画素数も2000万画素前後と、コンセプト的にも似たカメラではあります。
サイズ的には当然ミラーレスのR3が一回り小さくなっていますがインターフェイス類は似通っていて、EOS-1D X Mark IIIに慣れた人がR3で操作に迷うということはなさそうです。
また、価格もほぼ同価格帯ではありますが、基本性能を見ていくと前述の撮影可能枚数でEOS-1D X Mark IIIがリードしている以外は、EOS R3が最高連写、AF、動画性能で圧倒しています。
さらに注目したいのがR3がバリアングル液晶を採用している点です。Canon縦グリ一体型としては初めてバリアングル液晶を採用しました。
バリアングル液晶は従来はエントリー機での採用がメインでしたが、近年フルミラでは積極採用されていて、それを使ったプロの評価も高いことでついにR3でも採用とされました。これによって自由なアングルでの撮影が可能となり、より動画でも使い勝手が向上されました。
製品 | ||
---|---|---|
価格 | 新品: 668,000円 中古: 458,000円 | 新品: 879,999円 中古: 359,780円 |
センサーサイズ | フルサイズ(36.0×24.0mm) | フルサイズ(35.9×23.9mm) |
有効画素数 | 2,410万画素 | 2,010万画素 |
連続撮影速度 | 最高約30.0コマ/秒 | 最高約20.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ | ○ |
防塵・防滴 | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 620枚 | 常温(+23℃)約2850枚/低温(0℃)約2360枚 |
重量 | 1,015g | 1,250g |
発売日 | 2021/11/27 | 2020/02/14 |
ライバル機との比較は
EOS R3をSONY α1やNikon Z9と比較するのはアンフェアかもしれません。EOS R3はあくまで「3」であり、「1」や「9」を冠したフラッグシップ機ではないからです。
とはいえ、現状、Canon最上位フルミラということで比較してみましょう。
まず画素数はα1が5010万画素でリードしていて、動画はα1とZ9が8K30p対応でR3をリードします。AFに関しては人物瞳AFだけでなく、動物、胴体、更には乗り物など、様々な認識AFが登場しています。
認識種類ではZ9がリードしていますが、これはファームアップなどで対応種類も変わるのは横並びといったとこでしょうか。R3は前述の視線入力と、デュアルピクセルによるAFの食いつきの良さが光っています。
実用面を考えると気になってくるのがどの程度の長時間撮影が可能かということですが、当然1バッテリーでは大型バッテリーを搭載したR3、Z9が長持ちしますが、消費電力は大きな差はなく、これも各社横並びです。
こうしてみると、細かな差はありますが、各社共にトップクラスの性能をもったフルミラを開発していて、そこに各社のオリジナリティが存在しています。
EOS R3はEOS-1D X譲りの操作性や、表面を凹凸加工したことで良好なホールド感、他社とは違うアプローチで食いつきの良いAFなど既存Canonユーザーが納得する性能となっています。
製品 | |||
---|---|---|---|
価格 | 新品: 668,000円 中古: 458,000円 | 新品: 817,100円 中古: 581,640円 | 新品: 627,625円 中古: 520,610円 |
センサーサイズ | フルサイズ(36.0×24.0mm) | フルサイズ(35.9×24mm) | フルサイズ(35.9×23.9mm) |
有効画素数 | 2,410万画素 | 5,010万画素 | 4,571万画素 |
連続撮影速度 | 最高約30.0コマ/秒 | 最高約30.0コマ/秒 | 最高約120.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ | ○ | ○ |
防塵・防滴 | ○ | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 620枚 | 430枚 | [パワーセーブ(静止画モード)]が[ON]の場合:約740コマ [パワーセーブ(静止画モード)]が[OFF]の場合:約700コマ |
重量 | 1,015g | 652g | 1,160g |
発売日 | 2021/11/27 | 2021/03/19 | 2021/12/24 |
ここからみえてるくるR3の用途とレンズ選び
基本的にEOS R3はEOS-1D X Mark IIIと同様の報道写真やスポーツ撮影等の用途向けといえます。
ただ、合焦限界やノイズ耐性などの高い低輝度性能や、視線入力やEOS iTR AF Xといった高いAF性能を考えると、より得意分野というのがみえてきます。
それは望遠レンズとの組み合わせでの撮影です。望遠レンズはどうしてもF値が大きくなりがちで、動体を撮影するならシャッタースピードは速くなるのでISOも高めになります。
さらに望遠レンズでの動体撮影はAF速度自体だけでなく、AFポイントの切り替えも重要ですが、それには視線入力が最適です。
また2400万という低めの画素数はトリミング耐性は低いものの、ノイズに強く、高いAF性能は素早く構図を決められるので撮って出しですぐに使える写真が撮影できます。仕事で必要という人はもちろんですが、望遠での撮影が多いならうってつけのカメラといえます。
作例紹介
ISO20000でこのノイズ感というのは高い暗所性能といえます
画面全体、どこでもAFポイントになるのがCanonデュアルピクセルの長所です
画素数ほど解像感の低さも感じず、階調性も豊かです
動物瞳AFは更に精度が高まり、使用機会もどんどん増えそうです
もちろん単焦点との組み合わせでのポートレートもR5に勝るとも劣らない撮影ができます
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- バッテリーはスペック数値の3倍はもつ体感
- 視線入力は以前のものから数段精度があがった
- 電子シャッターがSONYと同等の性能になって使いやすい
- 遠近両用メガネでも視線入力は十分反応してくれる
- 暗所に強いので夜の撮影がかなり楽になった
一眼レフから一貫した操作性や、バランス、カメラとしての満足度の高さを表すレビューが多く見られました。
■ ネガティブレビュー
- 視力0.7のメガネユーザーですが視線入力はうまくいかなかった
- EVFはスペックほどはよく見えない
- 予約開始と同時購入でも1ヶ月以上待った。今は半年待ちとか…
- 6K動画はハイスペPCでも快適には編集できない
- 解像感はやはり高画素機に一歩譲る印象
視線入力は個人差があるようで、良好に反応したり、人によっては反応しないこともあるようです。
まとめ
Canonが発表した初の縦グリ一体型フルミラはR1ではなくR3でした。
しかし、その性能は画素数以外では他社フラッグシップ機に並ぶ性能であり、裏面照射とデュアルピクセルの組み合わせでは他社を上回る性能も発揮しています。
現状で、Canonフルミラとしては最高性能であり、報道やスポーツ撮影ではEOS-1D X Mark IIIからEOS R3へと乗り換えるカメラマンも多く出てきています。
もちろんR1の登場も待望されるところではありますが、現状ではほぼ不満点のない最高のフルミラカメラの1台といえます。
著者
enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報
ミラーレス一眼 > プロ
Canon EOS R3
新品: 1,138,213円 / 中古: 458,000円
新品: 673,479円 / 中古: 473,000円
新品: 668,000円 / 中古: 492,580円
\大手より20%高く買い取る製品多数!/
例えば...
Canon EOS Kiss X10
62,000円(定額)で買い取ります
製品情報
カテゴリ | ミラーレス一眼 |
---|---|
メーカー | Canon |
タイプ | プロモデル |
マウント | Canon RFマウント |