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定額買取
SIGMA 28-45mm F1.8 DG DN|Art [ソニーE用]
SONY Eマウント
2024/06/20発売
遂にきた。F1.8通しのフルサイズ対応ズームレンズ。SIGMAから発売されるのではとの噂が長くありましたが、2024年6月に遂に発売されました。純正レンズのライナップにはない、F2を切る明るさのズームレンズとはどのような性能なのでしょう。
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本体の買取額:169,100円(定額)
著者: enoF
SIGMAが成し遂げたクレイジーな挑戦
元々、ズームレンズは複数の単焦点レンズの役割をレンズ交換なしに1本でこなせる便利なレンズとしての役割があります。しかし、一眼レフ時代のフルサイズズームレンズはF2.8が最も明るいズームレンズとしては一般的で、それより明るいズームレンズはほとんどありませんでした。
一方で、単焦点レンズの多くは開放F値が2以下と明るく、高い解像力と大きなボケが魅力。ズームレンズで代役できる部分はありますが、同じような明るさでの撮影まではできないというデメリットをもっていました。
SIGMA 28-45mm F1.8 DG DN|Artは、そういったデメリットを解決し、複数の単焦点レンズの代役としての役割を完璧にこなせるレンズです。
さて、そんな実用性も利便性も高いレンズがなぜ今まで登場しなかったかということは自明。ズームレンズでF2以下を実現するには、どうしてもレンズが巨大になってしまうので、実用的なサイズでの実現ができなかったからです。
これはフルサイズミラーレスマウントが一眼レフよりレンズ開発で優位であるというメリットをもっても、F2通しレンズまでが今までのズームレンズの限界値となっていました。
SIGMAは28-45mm F1.8 DG DN|Artのプレゼンテーションで、このレンズの開発を「クレイジーな挑戦」と表現しました。他社が実現できていないレンズの開発はまさにクレイジー。SIGMAはこの難題に、広角レンズの開発経験が豊富な自社の強みを活かして立ち向かいました。
従来通りの標準ズームレンズのレンズ構成を基礎としたアプローチではどうしてもレンズの小型化ができず、開発難航していた中で、若手技術者のひらめきで広角ズームレンズの構成を採用したことで実用的なサイズでのF1.8標準ズームレンズを実現しました。
フィルター径82mm、全長153.4mm、重量950gと近年発売される標準ズームレンズとしてはかなり大きなレンズですが、F1.8という明るさ、単焦点レンズ3‐4本の役割を1本で担えるとするなら、十分許容できる大きさです。もちろん、このレンズの実現には単に新しいズーム構成としたことだけでなく、より高い精度で複雑な局面を作り出せるようになった非球面レンズ加工技術の進歩などもあります。
これによって、広角端からワイド端まで、各焦点距離において単焦点レンズに迫る画質のズームレンズが完成しました。
動画撮影を強く意識した設計
近年、ズームレンズはスチール撮影向けのニーズはもちろんありますが、動画撮影でのニーズも高まっています。動画撮影では、当然ですが録画中にレンズ交換は出来ないので、ズームレンズへのニーズは高まります。
SIGMAは28-45mm F1.8 DG DN|Art以前に、SIGMAは18-35mm F1.8 DC HSM|ArtというAPS-C用レンズを販売していました。18-35mm F1.8 DC HSM|Artは動画用レンズとしても評価が高く、人気のレンズで、その後継を期待する声も多くありました。28-45mm F1.8 DG DN|Artはそういった声に応えたレンズでもあります。
18-35mm F1.8 DC HSM|ArtはAPS-Cレンズであったために実用性のある大きさのレンズとできました。しかし、昨今では動画撮影においては、4Kや8K撮影が主流となってきているので、より高画質なフルサイズセンサーでの動画撮影が求められるようになってきています。
そこで、SIGMAはフルサイズでのF1.8ズームを開発したという側面もあります。SIGMAは28-45mm F1.8 DG DN|Art開発にあたって、「インナーズーム」という開発要件を立てています。これは、ズームによる重量変化を少なくすることでジンバル撮影時の安定性を高めるためであったり、より過酷な環境での撮影を安定させるために防塵防滴性を高めるという動画に適したメリットをもたらすためです。
また、最短撮影距離が30cmでズーミングによって変化しないという部分も、動画向きな性能です。今まで単焦点レンズでしか撮影できなかった明るさで、ズーミングしながら撮影できるということで、今までよりワンランク上の一眼動画が生まれることを期待させるレンズです。
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- 単焦点レンズを複数持ち歩かないので、スマートな撮影ができる
- ボタンの出っ張りがなくなり操作性が向上している
- スペック的なものを考えれば十分軽量
- SIGMAに期待していたのはこういうレンズ
- 紹介動画の映像がとても美しい
利便性もそうですが、単焦点同等の描画力にも高評価が集まっていました。
■ ネガティブレビュー
- 1㎏未満とはいえ、やはり大きい
- 標準ズームレンズというにはズーム域がせまい
- フルサイズだとボディも含めてかなり重いので、APS-Cで十分かなと
- フードにはゴミが付着しやすいので注意
- ズーム域がせまいので、前後をどのレンズで補完するのかがテーマとなる
標準ズームレンズとしては焦点域が狭いという点がこのレンズを活用する際のポイントになりそうです。
まとめ
単焦点レンズ複数の役割を1本のレンズでほぼ完璧にこなせるSIGMAの新レンズ、28-45mm F1.8 DG DN|Art。その光学性能はMTF曲線を見れば瞭然で、他のF1.8単焦点レンズと比較してもなんら変わらないどころか、それ以上の性能を示す部分もあります。
サイズ感が大きいというデメリットは否めませんが、それでも十分実用範囲内。動画撮影においてはレンズ交換をせずに単焦点クォリティの撮影ができるということは非常に意味が大きく、28-45mm F1.8 DG DN|Artを使うことで今までにないクリエイティブな動画が生まれます。
このレンズを実現したSIGMAの企業努力には驚嘆と感嘆が止むことはありません。
著者
enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報
ズームレンズ > 標準
SIGMA 28-45mm F1.8 DG DN|Art [ソニーE用]
新品: 189,299円 / 中古: 192,800円
新品: 182,800円 / 中古: 192,800円
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本体の買取額:169,100円(定額)
製品情報
カテゴリ | ズームレンズ |
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メーカー | SIGMA |
タイプ | 標準 |
マウント | SONY Eマウント |
関連製品
製品 | SIGMA 28-45mm F1.8 DG DN|Art [ソニーE用] (本製品) | |||||
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価格 | 新品: 182,800円 中古: 192,800円 | 新品: 178,000円 中古: 219,960円 | 新品: 146,799円 中古: 146,850円 | 新品: 247,000円 中古: 297,960円 | 新品: 159,800円 中古: 130,260円 | 新品: 78,889円 中古: 75,170円 |
焦点距離 | 28-45mm | 24-70mm | 24-50mm | 28~105mm | 20-70mm | 20-40mm |
最短撮影距離 | 30.0cm | 17.0cm | 18.0cm | 40.0cm | 30.0cm | 17.0cm |
絞り羽根枚数 | 11枚 | 11枚 | 11枚 | 12枚 | 9枚 | 9枚 |
重量 | 950g | 735g | 440g | 990g | 488g | 365g |
発売日 | 2024/06/20 | 2024/05/30 | 2024/05/17 | 2024/09/26 | 2023/02/10 | 2022/10/27 |