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Panasonic LUMIX DC-S1

Panasonic LUMIX DC-S1

世界で初めてミラーレスカメラをリリースし、長年マイクロフォーサーズ(以下MFT)規格を追求してきたPanasonicが2019年に満を辞してフルサイズ規格に参入。その初号機の一つがここで紹介するLUMIX S1です。群雄割拠のフルサイズシーンにあえて身を投じるに至ったPanasonic製フルサイズ機の魅力に迫ります。

ミラーレス一眼 / Panasonic / ハイアマチュア
新品:
213,000円〜(58)
中古:
140,980円〜(76)

新時代におけるミラーレス機のあり方を指し示した機種

Panasonic LUMIX DC-S1 / SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN|Art / 撮影地:安芸高田市 湧永満之記念庭園
出典:instagram(@kunihisa_n)
Panasonic LUMIX DC-S1 / SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN|Art / 撮影地:安芸高田市 堂床山登山道
出典:instagram(@kunihisa_n)
Panasonic LUMIX DC-S1 / SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS|Contemporary / 撮影地:大分県日田市 高塚地蔵尊
出典:instagram(@kunihisa_n)
Panasonic LUMIX DC-S1 / SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN|Art / 撮影地:安芸高田市 土師ダム周辺
出典:instagram(@kunihisa_n)

“ミラーレス一眼は小さくあるべき”という考え方は、ミラーレス機の生みの親であるPanasonicがその礎を作ったといっても過言ではないでしょう。ファインダーを光学から電子に変えてミラーボックスを無くすことでコンパクト化。センサーはMFTとし、レンズ群のコンパクト化にも成功しています。

その後、SONYがフルサイズ規格のミラーレス機αシリーズを展開。MFTに比べて大きいセンサーを搭載しながらボディサイズは変わらず小型で性能も非常に高く、多くの支持を得て一気にトップシーンへと駆け上がります。ただ、その辺りからミラーレス=小型という規格に綻びが出始めます。

スチールカメラとしての性能の高さに加えて、動画コンテンツの台頭でムービー機能が求められるようになり、小型ボディでは制御することが難しくなる事態に。動画撮影時の熱の問題は常に付き纏ってくる課題として、サードパーティ製品も多くリリースされています。

そんな中、Panasonicはミラーレス=小型という概念から徐々に大型化へのシフトチェンジ。GHシリーズはMFT規格のカメラとしては厚みを持たせたものとなっていて、同規格のOMシリーズと比べると明らかに大きく重たいです。そのことでスチール撮影派からはあまり支持されていませんが、ムービー撮影派からは高い動画機能を有しながら安定した撮影が行える機種として絶賛され、トップクラスのカメラとして君臨し続けています。

そういったことを踏まえてのフルサイズ機なので当然大きいです。αシリーズに比べるとその差は歴然。でもそれは、フルサイズ機として初の4K/60p動画記録を実現させ、それを不安なく扱ってもらうためには必要なボリュームだったというわけです。

ボディが大きくなったことでボタン配置に余裕が出て操作をしやすくできたり、鬼門となるバッテリーも大容量のものを採用することができました。大柄になってしまうレンズとのバランスも良好。

当初はαシリーズとの比較で大きさに対する賛否両論はありましたが、その後に本格参戦したCanonやNikonのカメラが不用意に小型化をしておらず、フラッグシップ機に至っては往年の縦位置グリップ一体型ボディを採用した点からも、先見の明があった仕様といって良いでしょう。
 

初号機からフルスペック仕様。バリエーションが期待できるレンズシステムも魅力


画素数こそ高画素機との棲み分けで抑えめとはいえ充分に許容範囲の汎用性の高い2420万画素。EVFは約576万ドット、背面モニターも210万ドットと極めて高く、廉価版のS5と比べるといかに贅沢仕様なのかがわかるはずです。ボディ内手ぶれ補正は最大で6.5段分の補正。当然ながら防塵防滴性能も搭載されています。

背面モニターはチルト式。チルト式は縦位置撮影の時に活用できないことがネックでしたが、右可動を設けた3方向タイプでクリア。背面モニター越しの撮影でも光軸を大きくズラすことなく撮影が行えます。

レンズマウントには新しいLマウントを採用。長年付き合いのあるLeica、そしてサードパーティレンズメーカーの雄であるSIGMAがアライアンス関係を結んでいるため、レンズラインナップが豊富に出揃うことが期待できたり、三社三様の表現を安心して楽しめるというのも大きなメリットです。
 

ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー
  • 無骨なデザイン
  • 自然な色乗りで表現力の高い絵作り
  • 光学かと思うくらいに綺麗なEVF
  • 手ぶれ補正がとてつもなく強力
  • フルサイズでPanasonicクオリティの動画撮影ができる
EVFの出来の良さはトップクラスと称している人が多いです。MFT機同様に手ぶれ補正も強力なので、安心して静止画・動画撮影に没頭できるでしょう。


■ ネガティブレビュー
  • バッテリーの保ちはそこまで良くない
  • 一眼レフ並みにでかくて重たい
  • メディアスロットカバーの作りが若干不安
  • 瞳AFなどは他社に比べて遅れている
バッテリーの保ちについては省エネ設定にすればかなり保ちが良くなるようです。コントラストAFを採用しているので、その特性を把握しないと合焦に遅さを感じてしまうのかもしれません。
 

まとめ


SONY、Canon、Nikonという強力なメーカーひしめき合うフルサイズシーンでは後発システムで発展途上な雰囲気がありますが、MFT規格で長年培ってきたものをそのままフルサイズ規格に落とし込んでいるので、むしろ動画性能においては他社より一歩リードしています。

価格もこなれてきているので、動画撮影に強いシステムを組みたい人には大手を振ってオススメします
レンズマウント
レンズマウントLEICA Lマウント
撮像素子
センサーサイズフルサイズ(35.6mm×23.8mm)
有効画素数2,420万画素
ダスト低減機能
映像エンジンヴィーナスエンジン
画像記録
記録媒体

XQDカード
SDカード
SDHCカード
SDXCカード

スロット数

ダブルスロット
XQDカード/SDカード

記録画素数

[4:3]設定時:
5328 x 4000(L)、3792 x 2848(M)、2688 x 2016 (S) 、4992 x 3744 (6K PHOTO)、3328 x 2496(4K PHOTO)、10656 x 8000 (XL)、5312 x 3984(HLG PHOTO/Full-Res.)、2880 x 2160(HLG PHOTO/4K-Res.)

画像ファイル

JPEG/RAW

動画
4K対応
記録サイズ

3840 × 2160(4K):59.94p
1920 × 1080(FHD):59.94p

記録形式

AVCHD/AVCHD Progressive/MPEG4-AVC/MP4(H.264)/MP4 HEVC(H.265)/HEVC

ライブビュー
フォーカス映像検出によるTTL方式(コントラストAF)、[AFS(シングル)] / [AFC(コンティニュアス)] / [MF](フォーカスレバー切換え)
シャッター
シャッター速度1/8000~60秒
連続撮影速度最高約9.0コマ/秒
露出制御
測光方式/測光分割数1728分割測光、マルチ測光/中央重点測光/スポット測光/ハイライト重点測光
ISO感度100〜51,200
AF
測距点
ファインダー
視野率100%
倍率約0.78倍
ストロボ
内蔵ストロボ-
液晶モニター
サイズ3.2型(インチ) 210万ドット
可動式3軸チルト液晶
I/F
インターフェース

USB3.1 Type C、HDMI

無線LAN
Wi-Fi機能
ネットワーク
NFC-
Bluetooth
防塵・防滴
防塵・防滴
手ブレ
手ブレ補正機構
GPS
GPS-
電源
撮影可能枚数(ファインダー)

380枚

撮影可能枚数(ライブビュー)

400枚

動画撮影可能時間

[モニター時]
約75分(DC-S1M付属レンズ24-105mm使用時、AVCHD(FHD/60p)、SDメモリーカード使用)
[ファインダー時]
約70分(DC-S1M付属レンズ24-105mm使用時、AVCHD(FHD/60p)、SDメモリーカード使用)

USB充電
使用電池バッテリーパック(付属、7.4V)
サイズ・重量
サイズ幅 約148.9mm x 高さ 約110mm x 奥行 約96.7mm
重量899g
発売日
発売日2019年03月23日