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TTArtisan 50mm f/2 [キヤノンRF用]

TTArtisan 50mm f/2 [キヤノンRF用]

手軽に使えるレンズといえば、社外製レンズですよね。また特徴的なレンズというのも社外製が多いイメージです。なかなか社外レンズが少ないRFレンズですが、TTArtisan 50mm f/2はRFマウントに対応した数少ない社外レンズの1本です。TTArtisan 50mm f/2とはどのようなレンズなのでしょうか。

単焦点レンズ / その他 / 標準
新品:
11,520円〜(5)

遊べるRFレンズを手頃に


2023年にはSIGMAがRFレンズを発売するという噂もありますが、現状はRFレンズの社外製というのは限りなく少ないという状況です。

これは、SONYとは違い、CanonはRFマウントの仕様を公開していないので手ぶれ補正やAF制御、コントロールリングなどのレンズとボディがやりとりする情報についてリバースエンジニアリングが必要となるからという問題があるからです。

TTArtisan 50mm f/2はそんな数少ないRFマウント社外レンズの1本なのですが、AFも手ぶれ補正もなく、そもそも電子接点が存在しないというレンズで、それによってこの問題をクリアしています。

TTArtisan 50mm f/2は銘匠光学という中国のメーカーが製作したレンズです。日本では焦点工房という中国メーカー製カメラアクサリーを多く販売する会社が主な代理店となっています。

TTArtisan 50mm f/2は中国製ということで圧倒的低価格が魅力で、RFレンズとしては全焦点距離最安値ともいえる、1万円ほどで購入することができます。

電子制御が全く出来ないので、ピント調整、絞り調整等、ほぼフルマニュアルでの撮影が必要であることや、レンズ構成がシンプルなので決して高くはない光学性能を考慮しても、この圧倒的低価格であればコスパは高くなります。

純正RFレンズは高価でアマチュアとしては丁寧に扱わざるおえないものが多い中、多少の傷など気にせずにガシガシ使える低コスト非純正レンズは1本持っていると大いに使い道がありそうです。
 

RF50mm F1.8 STMとの比較は


RFマウント適合レンズとしては最安値の1本ともいえるTTArtisan 50mm f/2。

とは言え、純正にもRF50mm F1.8 STMという3万円以下で買える50mmの単焦点レンズがあります。あえて、社外のTTArtisan 50mm f/2を購入する価値はあるのでしょうか。

RF50mm F1.8 STMは「撒き餌」と呼ばれるレンズで、単に交換レンズとしてだけでなく、他のレンズの購入を促す役割もあるため、その性能に比べると価格設定が低めのレンズです。Canonの純正レンズということで、3万円以下という低価格でありながら大きく不満のない高レベルな光学性能があります。

TTArtisan 50mm f/2は光学性能は高くなく、特に逆光では大きくフレアが発生します。

最近のレンズは、社外レンズでも純正に匹敵するようなレンズも多く、各種収差もしっかりと補正されて素人目では純正と区別がつかないようなものがほとんどです。

しかし、TTArtisan 50mm f/2は真逆で、目立つフレアなどはまるでオールドレンズで撮影したかのような画になるので、写真を見比べればどちらが純正で、どちらがTTArtisanかはすぐわかります。

この特徴をデメリットと考えるならば、敢えてTTArtisanを購入する必要はなく、純正を購入したほうが良いでしょう。逆にそこを「味」と捉えるなら、オールドレンズを楽しむように、このレンズも「遊べる」レンズとして購入に値するレンズとなりそうです。
製品

TTArtisan 50mm f/2 [キヤノンRF用]

Canon RF50mm F1.8 STM

価格新品:11,520円〜新品:27,800円〜
中古:23,800円〜
焦点距離50mm50mm
F値F2.0〜16.0F1.8〜22.0
最短撮影距離50.0cm30.0cm
絞り羽根枚数10枚7枚
手ブレ補正--
防塵--
防滴--
重量200g160g
発売年月2022年08月2020年12月
 

非純正格安レンズの注意点


社外レンズメーカーでもSIGMAやTAMRONの様な大手であれば安心ですが、あまり聞き慣れないメーカーの場合は不安を感じるということもあるでしょう。

やはり非純正レンズの場合はある程度の注意が必要となります。簡単に言うと、全体的に作りが「雑」という点は否めません。「当たり」の製品であれば何の問題もなく使えますが、個体差で「ハズレ」を引いてしまった場合は不具合が出て、純正と違ってサポート体制も整っていなかったりします。

TTArtisan 50mm f/2の場合は手ぶれ補正非搭載でMF専用ということで、フォーカスリングと絞りリングがスムーズに動いてくれるかという部分がポイントです。

EOS Rシリーズで使う場合、電子接点がないのでレンズが認識されないことがあるので、「レンズなしレリーズ」の設定を変更したり、ボディ内手ぶれ補正を使う場合に「焦点距離設定」が必要、もしくは設定できないという問題があることもあります。

あとは、レンズマウントがしっかりしているかという点も注意が必要です。TTArtisanのレンズとしては、マウントがハマりにくいというレビューがいくつか見られました。

マウント部の工作精度や組付け精度の問題と言えそうです。マウント部に問題がある場合、マウントが削れて金属粉が俟ってボディ内部に粉塵が付着してしまったり、ボディ側のマウントを削ってボディ修理が必要になることもあります。

非純正レンズを購入したときはこういった組付けについて純正よりも入念にチェックすることが必要です。
 

ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー
  • 意外とビルドクオリティは高く、絞りリングのクリック感などは良好
  • オールドレンズと思って使えば楽しめる
  • フルミラをコンパクトに持ち運べるというのは何より魅力
  • ねじ込み式のキャップは珍しいが、意外と使いやすい
  • 低価格というのはこのレンズのデメリットを全て覆せる
このレンズがどういうレンズかと理解して購入すれば、コストに見合った価値あるレンズといえそうです。


■ ネガティブレビュー
  • 握れるところが少なく、レンズの脱着がしにくい
  • フォーカスブリージングが大きく動画には使えない
  • 周辺光量落ちが片側に寄るという癖がある
  • F値が低いとピントが甘い
  • マウントのロックピンの位置があってないのかカチッとハマらない
個体差なのか、ビルドクオリティに対する評価は賛否分かれるものが多く見られました。
 

まとめ

なかなか社外製レンズの選択肢がないRFマウントレンズですが、ちらほらと社外レンズ発売の噂も出てきています。そんな中でいち早くRFマウントに装着可能なレンズを発売しているのが銘匠光学です。

TTArtisan 50mm f/2は手ぶれ補正どころか、AFもないレンズで、絞りもリングによるマニュアル設定が必要ですが、RFマウントレンズ最安値の約1万円というずば抜けた価格設定が魅力のレンズです。

光学性能なども癖がありますが、お試しで1本持っていても良いかなと思えるレンズで、手にしてみると、50mmということで意外と出番の多いレンズとなりそうです。
基本仕様
対応マウントCanon RFマウント
フォーカスMF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成5群6枚
絞り羽根枚数10枚
焦点距離

50mm

最短撮影距離50.0cm
最大撮影倍率
開放F値F2.0〜16.0
画角
手ブレ補正機構-
防塵-
防滴-
サイズ・重量
最大径×長さ60x35mm
重量200g
フィルター径43mm
発売日
発売日2022年08月19日