HOMEズームレンズCanon RF24-70mm F2.8 L IS USM
Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM

Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM

EOS R5というプロスペックなCanonフルミラが発売されたことで注目を集めるレンズ。それがRF24-70mm F2.8 L IS USMです。EOS R5にRF24-70mm F2.8 Lという組み合わせはプロカメラマンの新しいスタンダードな組み合わせとなりそうです。RF24-70mm F2.8 L IS USMのプロスペックな実力を見ていきましょう。

ズームレンズ / Canon / 標準
新品:
309,990円〜(25)

万能レンズのRF24-70mm F2.8 L IS USM


Canon EOS R / RF24-70mm F2.8 L IS USM
出典:flickr(@Robert Montgomery)

Canon EOS R / RF24-70mm F2.8 L IS USM
出典:flickr(@Robert Montgomery)

24-70mm F2.8というレンズはプロカメラマンが最もよく使うレンズの1つです。

標準画角を中心として広角からちょっとした望遠よりまでカバーするズームレンズで、その全ての領域で開放F2.8という単焦点に近い明るさで撮影できます。屋外での動きながらのポートレート、ブライダルフォト、報道写真などレンズ交換の余裕がない撮影ではメインとなるレンズです。

プロだけでなく、写真を趣味とするハイアマチュアも愛用するズームレンズで、大三元と呼ばれるF2.8通しのレンズの中でも最も使用頻度の高いレンズです。

Canonがフルミラ用のRFマウントで発売した24-70mm F2.8がRF24-70mm F2.8 L IS USMです。注目すべきはミラーレス用レンズでありながらレンズ内手ブレ補正ISを搭載してるという点です。

このレンズはボディ内手ブレ補正を搭載したR5、R6の発売以前に発売されたレンズということで当然といえば当然ですが、他社のフルミラ用24-70mmF2.8レンズには手ブレ補正が搭載されていないことから、逆に目立つ特徴となっています。

ボディ内手ブレ補正のないEOS Rとの組み合わせでは手ブレ補正は約5段分となっていますが、R5やR6との組み合わせではボディ内手ブレ補正と同調して約8段分の手ブレ補正効果が得られます。

レビューなどを見る限り、さすがにカタログスペック通りの8段分の手ブレ補正とはいかないようですが、他社とは異なる抜群の手ブレ補正力で特に動画ではその恩恵が大きくなります。

もちろん、手ブレ補正以外の性能も良好で、AFのスピードはUSMモーターとCanon独自の技術であるデュアルピクセルAFによって他社のミラーレスをリードするスピードとなっています。画質についても、他社より良好な歪曲収差の補正や玉ボケの口径食の少なさをはじめ、解像度などハイレベルなパフォーマンスをみせています。


EFからRFへの進化は?


さて、RF24-70mm F2.8 L IS USMを購入する際に気になるのがEF24-70mm F2.8 L II USMとの違いではないでしょうか。

EOS R5とRF24-70mm F2.8 L IS USMを同時に購入しようとすると80万円以上の出費が必要になります。大きな画質の違いがなければマウントアダプターを使って手持ちのEF24-70mm F2.8 L II USMを使っても良いのではというアイデアもあります。

マウントアダプター自体はレンズなど余計な光学系を挟むわけではないので、大きな画質の劣化はありません。単にフランジバックの距離を調整するだけなので、画質への影響はわずかといえます。

また、ミラーレスカメラはフランジバックが短いのでレンズ設計で有利とよく言われますが、フランジバックの影響は大口径単焦点や広角レンズにおいて顕著に現れるので、24-70の設計においては大きく影響はなかったといえます。

実際、RF24-70mm F2.8 Lの後玉の位置を見ると、EF24-70mm F2.8 Lよりもかなりレンズ内部に配置されていて、後玉とイメージセンサーの距離はEFとRFの差は少なく、フランジバックの影響は少なくみえます。

では、RF24-70mm F2.8で撮影してもEF24-70mm F2.8で撮影しても違いはないかというとそういうことではありません。

RF24-70mm F2.8はEF24-70mm F2.8から正当進化したレンズです。単にフランジバック分を伸ばしたレンズではなく、レンズ構成も変わっていて全体の性能が引き上げられ、中でも中心部の解像力はRFレンズがリードしています。ボケ描写もRFレンズの方がより綺麗な玉ボケを描き、よりムラのない柔らかなボケを描きます。

この差が体感できる違いと言えるかは微妙なところですが、詳細に見比べて明確な画質の差がある以上、プロカメラマンはRFレンズを求めるでしょう。

アマチュアカメラマンにとっては予算との兼ね合いもあり難しい判断となりますが、画質が違うということは念頭に置いて判断する必要があります。


新たなライティングでポートレート


RF24-70mm F2.8 L IS USMはハイレベルにバランスの取れたレンズですが、このクラスのレンズは他社も同様にハイクオリティであり、明確な差というのは生まれにくくなっています。

しかし、手ブレ補正という明確な差があるのがRF24-70mm F2.8 L IS USMです。R5のボディ内手ブレ補正と同調させて得られる8段分の手ブレ補正と、F2.8の明るさは今までにないライティングの可能性を感じさせます。

より柔らかなライティングや、薄明かりでも余裕をもって手持ち撮影が可能なので動きのあるポートレート撮影なども可能になります。

単なる画質の向上だけでなくミラーレス時代の新たな可能性を予感させるレンズがRF24-70mm F2.8 L IS USMです。

Canon EOS R6 / RF24-70mm F2.8 L IS USM

24-70は速写性が求められる現場でレンズ交換無しで画角を決められるメリットがあります

Canon EOS R / RF24-70mm F2.8 L IS USM

歪曲収差は良く補正されていて、ほとんど気になりません

Canon EOS R / RF24-70mm F2.8 L IS USM

単焦点かと思わせるような中心部の高い描写力が印象的なポートレートを生み出します


ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー

  • R5との手ブレ補正は望遠端での撮影でよりメリットを感じやすい
  • RFレンズはLレンズと無印の性能差が段違い
  • 単焦点を複数持ち歩けない撮影では、このレンズが必須
  • ズームリング、コントロールリング、ピントリングの質感はさすが
  • ボケ描写は単焦点に匹敵するほどで、このズームレンズなら十分楽しめる

あっという間にRFレンズも種類が充実してきましたが、やはりRFでもLレンズは別格の性能となっています。

■ ネガティブレビュー

  • 個体差かもしれないがAFやISのスイッチが緩い
  • EOS Rとの組み合わせではたまに瞳AFが外れる
  • 大きいレンズなのでEOS RPとはバランスが悪い
  • 周辺減光が若干気になる
  • Canonはカメラボディが高いのでレンズまでこの価格だと手を出しにくい

やはり価格面は大きなネガティブ要素となっています。上位モデルは他社とは大きな差がないので、コスパで考えるとデメリットを感じます。


まとめ


Canonのプロ向けフルミラといえるEOS R5にぴったりのレンズがRF24-70mm F2.8 L IS USMです。

R5の価格が価格だけに、RF24-70mm F2.8の同時購入はかなりの負担となりますが、EF24-70mm F2.8から画質面でもさらなる進化をしており、マウントアダプターを介してEFレンズを使うのとは違ったワンランク上の画質を得ることができます。

コスト面ではEFレンズの活用もメリットがありますが、やはり画質を求めるならRFレンズの購入は必須となりそうです。
基本仕様
対応マウントCanon RFマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成15群21枚
絞り羽根枚数9枚
焦点距離

最短撮影距離21.0cm
最大撮影倍率0.3倍
開放F値F2.8〜22.0
画角84~34度
手ブレ補正機構
防塵
防滴
サイズ・重量
最大径×長さ88.5x125.7mm
重量900g
フィルター径82mm
発売日
発売日2019年09月27日