
SONY FE 90mm F2.8 Macro G OSS SEL90M28G
SONY Eマウント
2015/06/26発売
2015年の登場以来、多くのSONYミラーレスユーザーに愛されてきた「隠れた名玉」があります。それが FE 90mm F2.8 Macro G OSS SEL90M28G 。使い勝手の良さとSONYらしい繊細な描写が魅力で、後継レンズが登場していないこと以上に、多くの理由から“名玉”として評価されています。ここでは、ミラーレス一眼黎明期に誕生したこのレンズが、なぜ今も支持され続けるのかを見ていきましょう。
販売中
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本体の買取額:73,100円(定額)
著者: enoF
SONYユーザーなら1本は持っておきたい隠れた名玉





SONY純正Eマウントレンズの特徴は、高解像で繊細なピント面から自然に広がる美しいボケ味です。FE 90mm F2.8 Macro G OSSは、その特徴を最も活かせる等倍マクロ撮影を得意としています。
産毛まで描き出す花びら、水滴に映る景色、被写体の質感を克明に表現する描写力。日常の中に潜む新しい“見え方”を体験できるのが、このレンズの魅力です。
マクロ撮影はもちろん、90mm F2.8という明るさを活かしたポートレートや物撮りにも適しています。繊細なピント面と自然なボケのグラデーションが、被写体を立体的に際立たせてくれます。
さらに、描写だけでなく機能面も非常に優秀。防塵防滴構造の堅牢な鏡筒ながら、重量はわずか602gとクラス最軽量クラス。静音かつ高精度なAFを実現する「ダイレクトドライブSSM」を採用し、SONY αシリーズのAF性能を最大限に引き出します。
また、フォーカスリングを前後にスライドさせることで**瞬時にAF/MFを切り替えられる「リングスライドスイッチ」**を搭載。マクロ撮影での精密なピント合わせをスムーズに行える設計も、ストレスのない操作性を実現しています。
描写力と機能性を高いレベルで両立している点こそ、このレンズが“隠れた名玉”と呼ばれる所以です。
他の純正マクロレンズとの比較
SONYの純正フルサイズマクロレンズはFE 90mm F2.8 Macro G OSSの他にFE 50mm F2.8 Macro SEL50M28があります。さらに2025年11月にはFE 100mm F2.8 Macro GM OSS SEL100M28GMの発売が予定されています。
| 製品 | ||
|---|---|---|
| 焦点距離 | 90mm | 50mm |
| F値 | F2.8〜22.0 | F2.8〜16.0 |
| 最短撮影距離 | 28.0cm | 16.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 | 7枚 |
| 重量 | 602g | 236g |
| 発売日 | 2015/06/26 | 2016/09/24 |
FE 50mm F2.8 Macro は約5万円で購入できるエントリーモデル。重量236gと非常に軽く、テーブルフォトやスナップ撮影に最適です。
一方で、FE 100mm F2.8 Macro GM OSS はSONY初の100mmマクロレンズで、最大撮影倍率1.4倍(テレコン併用で最大2.8倍)という驚異的な性能を誇ります。GMレンズらしい高い解像力とボケ描写を備え、商品撮影などプロ用途を想定した一本です。重量は646gとFE 90mmとほぼ同等ながら、価格は約2倍。使用頻度や目的に応じた選択が求められます。
FE 90mm F2.8 Macro G OSS は古いモデルながら完成度が高く、依然として第一線で活躍できる実力派レンズです。 手ぶれ補正機構「OSS」を搭載しており、ボディ内手ぶれ補正がないカメラでも安心。価格も発売当初より大幅に下がっており、初めてのマクロレンズとしてもおすすめできます。マクロ撮影に慣れてもなお使い続けられる一本です。
愛用者のコメント
単焦点レンズを使うなら、美しいボケのある写真を撮りたいと思いこのレンズを選びました。
以下の作例にあるように、ボケが水彩画のようにキレイな色をしていることに惹かれました。また、ボケだけでなく写りのシャープさもあり、しっかり対象を撮りつつ滑らかのボケの対比があり良いとこだらけのレンズです。
私は風景写真を主に撮影していますが、植物を寄りで撮ったり、街全体を撮ったりと、使い方次第で色々な表情ができます。
レンズ全体のサイズは大きく感じますが、その分性能も大きくとても頼りになります。肉眼では見えない美しい景色が広がっていて、沢山写真を撮りたくなる一本です。



ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- 立体感のある描写が魅力的
- 手ぶれ補正が優秀なので手持ちでもマクロ撮影できる
- 軽量レンズで三脚固定でもバランスが良い
- このレンズでしかできない表現がある
- マクロレンズとして考えれば十分なAF速度
やはり描写力を高く評価するユーザーの声が多く、名玉と評価する声も多くありました。
■ ネガティブレビュー
- AFは背景にひっぱられてしまうことがある
- AF駆動音はやや気になるので動画撮影では注意
- そこまで出番が多くないレンズなので、価格は高めに感じる
- レンズフードをつけるとややごついレンズになってしまう
- AFがワンテンポ遅いところが気になる
AFの性能は日進月歩であり、AFの精度はカメラボディの性能差に依るところもあります。
まとめ
2015年発売ながら、今なお“隠れた名玉”として愛される FE 90mm F2.8 Macro G OSS。後継とされる FE 100mm F2.8 Macro GM OSS の登場を控えつつも、性能・価格ともに魅力を保ち続けています。
プロカメラマンであれば常に最新・最上位のレンズを求めるかもしれませんが、アマチュアやハイアマチュアにとっては、コストと性能のバランスこそが選択の決め手。
発売から10年を経てもなお、FE 90mm F2.8 Macro G OSSはGMレンズに迫る描写力と、手頃な価格を両立した“完成された一本”として、多くのSONYユーザーにおすすめできるマクロレンズです。
著者

enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
販売中
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本体の買取額:73,100円(定額)
製品情報
| カテゴリ | 単焦点レンズ |
|---|---|
| メーカー | SONY |
| タイプ | マクロ |
| マウント | SONY Eマウント |
関連製品
| 製品 | ![]() SONY FE 90mm F2.8 Macro G OSS SEL90M28G (本製品) | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 焦点距離 | 90mm | 50mm | 70mm | 105mm | 90mm |
| F値 | F2.8〜22.0 | F2.8〜16.0 | F2.8〜22.0 | F2.8〜22.0 | F2.8〜16.0 |
| 最短撮影距離 | 28.0cm | 16.0cm | 25.8cm | 29.5cm | 23.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 | 7枚 | 9枚 | 9枚 | 12枚 |
| 重量 | 602g | 236g | 570g | 710g | 630g |
| 発売日 | 2015/06/26 | 2016/09/24 | 2018/07/06 | 2020/10/23 | 2024/10/24 |





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