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定額買取
Nikon NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S
Nikon Zマウント
2022/02/04発売
200mm以上の超望遠域となると、性能を追求したレンズは超高額となり、並のカメラ愛好家ではなかなか手が出せません。そのため、各メーカーはF値や描写力を多少犠牲にした高倍率ズームを展開して、超望遠の世界に手に届きやすい配慮を行ってきました。ただし、Zマウントにおける超望遠域高倍率ズームレンズ「NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S」は、性能面と価格帯を高いレベルで両立した仕上がりとなっているようです。じっくり解説していきましょう。
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本体の買取額:234,100円(定額)
著者: 山添 太
S-Lineクオリティを実現させた超望遠4倍ズームレンズ
Nikonは、FマウントではAF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VRというレンズをリリースし、それが超望遠域の入り口を担うレンズでした。
大三元レンズAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRの代わりを務めることもでき、Fマウントユーザーには選択肢に幅があってうれしい配慮だったと思います。2017年にはAF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VRという小型・軽量・安価な望遠ズームレンズもリリースされ、さらに幅が広がりました。
そして、ZマウントとなりリリースされたのがNIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S。Fマウント版と比べて広角端100mmスタートで汎用性が下がっています。また、NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sとは焦点距離が大きく違うため、以前のように70-200mmの代わりのレンズとしては運用しづらくなりました。
ただし、その分レンズ性能が追求されており、色収差を徹底的に抑えたレンズ構成に、ナノクリスタルコートとアルネオコートを採用してゴーストとフレアの低減にも努めています。その結果、Zマウントで特に優れたレンズシリーズ「S-Line」にあたるレンズとしてリリース。それでも価格が30万円台に抑えられている点は、注目ポイントといえるでしょう。
製品 | ||
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価格 | 新品: 338,700円 中古: 270,000円 | 新品: 80,800円 中古: 69,800円 |
焦点距離 | 100-400mm | 80-400mm |
F値 | F4.5〜32.0 | F4.5〜32.0 |
最短撮影距離 | 75.0cm | 150.0cm |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 |
重量 | 1,355g | 1,480g |
発売日 | 2022/02/04 | 2013/03/14 |
機動性を重視したレンズ仕様
AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VRと比べて、焦点距離の範囲は狭く、F値は変わらないのですが、長さは約2cm長く、径も2mmほど大きいです。ただし、重さは215g軽くクラス最軽量(2021年10月時点)。
ズームをしても重心移動が最小限で済む「重心移動レス機構」を採用していて、数字以上に軽さを感じることができます。加えて、ズームリングの回転角も80度とこれもクラス最小(2021年10月時点)となり、最小限の動きで画角が変えられるのも、機動性を重視した仕様といえます。
レンズは防塵・防滴・防汚で別売りのテレコンバーターにも対応。TC-2.0xを使えば最長200-800mmの範囲をあらゆるフィールドで軽快に使いこなすことができます。
類を見ない近接性能
このレンズならではの特徴として、近接性能が極めて高いことが挙げられます。広角端で0.75mまで寄れるのはクラス最短(2021年10月時点)で、最大倍率は約0.38倍。ちなみに、AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VRは約1.75mで最大倍率0.17倍です。
レンズに設けられたレンズシフト方式VR機構とボディ内手ブレ補正の組み合わせで補正効果は約5.5段分。手持ちで充分近接撮影に挑めますし、レンズには頑丈な三脚座が付いているので、三脚を使ってじっくり近接撮影を楽しむのも良いでしょう。
愛用者のコメント
なお。
1977年、沖縄県那覇市生まれ。広島を拠点に風景や自然、動物などの撮影をオールドレンズから最新のレンズまで幅広く使って写真を趣味で楽しむサラリーマン。愛用のカメラはNikon Z 9、D750、FUJIFILM X-S10など
Nikon Zマウントの超望遠域のレンズを買ううえで400mmの単焦点よりこちらのズームレンズの方が汎用性があるため自分の使い方に合っていると思い、この100-400mmの方を選びました。
僕がこのレンズで特に気に入っている点は、ズーム全域において中心から周辺までしっかり解像してくれる点です。1.4倍のテレコンを使っても多少AFは遅くなる場合もありますが、描写に関してはほとんど変わりません。 その他にも逆光耐性の高さは言うまでもなく重心移動レス機構、ズーム回転角の小ささなどは子供のスポーツ撮影を長時間行った際に身に染みてその恩恵を感じました。
個人的には巷でよく各媒体のレビュー等で拝見・拝聴するZレンズにハズレなしという言葉は好きではありませんが、このレンズは自信を持っていいレンズですよと言いきれるレンズなので購入を検討されている方には是非使ってみて欲しいです。
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- Fマウントの80-400mmとは比較にならないくらい描写が良い
- 取り回し時が軽い
- 携帯性が良い
- ズームロックがないのに伸びない機構は結構便利
- 価格は高いが使うと納得できる
Zマウントらしい高い描写力と、取り回しの良さをしっかり体感できるようです。ズーム時のムラは少々気になるものの、ロックなしで勝手に伸縮しない機構はかなり便利なようです。
■ ネガティブレビュー
- 軽さを感じるのは使っているときだけ。持ち運びは普通に重い
- 2倍のテレコンだとF11になる
- Z9との組み合わせが一番いいんだろうけど、Z9が手に入らない
2013年のAF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VRとの比較になるので、ネガティブな意見がほとんど見られませんでした。F値的にテレコンは1.4倍のものが実用的なようです。
まとめ
Zマウントとなり、超望遠域の入り口を担うレンズが、高性能を誇る超望遠ズームレンズとなりました。価格は決して安くはありませんが、盛り込まれた性能を考えると充分射程圏内に入れても良い、満足度の高いレンズだと思います。
軽くて取り回しの良い超望遠ズームを担いで、まだ体感したことがない未知の画角に身を投じてみてはいかがでしょうか。
著者
山添 太
編集者、ライター、カメラマン。出版社在籍中にカメラの面白さに魅了され、機材の収集、撮影、自家現像や自家プリントにもトライし、カメラ関連の特集や単行本も多数手がけるまでに。現在はフリーランスとしてカメラ関連をはじめ、趣味にまつわるジャンルで多岐にわたって編集・執筆。カメラマンとしての活動も積極的に行っている。
価格情報
ズームレンズ > 望遠
Nikon NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S
新品: 346,500円 / 中古: 270,000円
新品: 340,000円 / 中古: 275,560円
新品: 338,700円 / 中古: 279,870円
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本体の買取額:234,100円(定額)
製品情報
カテゴリ | ズームレンズ |
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メーカー | Nikon |
タイプ | 望遠 |
マウント | Nikon Zマウント |
関連製品
製品 | Nikon NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S (本製品) | |||||
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価格 | 新品: 338,700円 中古: 270,000円 | 新品: 67,219円 中古: 55,400円 | 新品: 285,984円 中古: 263,170円 | 新品: 140,184円 中古: 144,500円 | 新品: 4,460円 中古: 210,810円 | 新品: 45,540円 中古: 34,000円 |
焦点距離 | 100-400mm | 70-300mm | 70-200mm | 70-180mm | 180-600mm | 50-250mm(35mm判換算:75-375mm相当) |
F値 | F4.5〜32.0 | F4.5〜22.0 | F2.8〜22.0 | F2.8〜22.0 | F5.6〜32.0 | F4.5〜22.0 |
最短撮影距離 | 75.0cm | 80.0cm | 50.0cm | 27.0cm | 130.0cm | 50.0cm |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 7枚 | 9枚 | 9枚 | 9枚 | 7枚 |
重量 | 1,355g | 580g | 1,360g | 795g | 1,955g | 405g |
発売日 | 2022/02/04 | 2022/09/29 | 2020/08/28 | 2023/07/14 | 2023/08/31 | 2019/11/22 |