HOMEズームレンズNikon NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S
Nikon NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S

Nikon NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S

200mm以上の超望遠域となると、性能を追求したレンズは超高額となり、並のカメラ愛好家ではなかなか手が出せません。そのため、各メーカーはF値や描写力を多少犠牲にした高倍率ズームを展開して、超望遠の世界に手に届きやすい配慮を行ってきました。ただし、Zマウントにおける超望遠域高倍率ズームレンズ「NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S」は、性能面と価格帯を高いレベルで両立した仕上がりとなっているようです。じっくり解説していきましょう。

ズームレンズ / Nikon / 望遠
新品:
407,116円〜(1)
中古:
364,960円〜(1)

S-Lineクオリティを実現させた超望遠4倍ズームレンズ

Nikon Z 9 / NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S
出典:instagram(@kzm_okd)
Nikon Z 9 / NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S
出典:instagram(@kzm_okd)
Nikon Z 9 / NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S
出典:instagram(@kzm_okd)
Nikon Z 9 / NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S
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Nikonは、FマウントではAF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VRというレンズをリリースし、それが超望遠域の入り口を担うレンズでした。

大三元レンズAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRの代わりを務めることもでき、Fマウントユーザーには選択肢に幅があってうれしい配慮だったと思います。2017年にはAF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VRという小型・軽量・安価な望遠ズームレンズもリリースされ、さらに幅が広がりました。

そして、ZマウントとなりリリースされたのがNIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S。Fマウント版と比べて広角端100mmスタートで汎用性が下がっています。また、NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sとは焦点距離が大きく違うため、以前のように70-200mmの代わりのレンズとしては運用しづらくなりました。

ただし、その分レンズ性能が追求されており、色収差を徹底的に抑えたレンズ構成に、ナノクリスタルコートとアルネオコートを採用してゴーストとフレアの低減にも努めています。その結果、Zマウントで特に優れたレンズシリーズ「S-Line」にあたるレンズとしてリリース。それでも価格が30万円台に抑えられている点は、注目ポイントといえるでしょう。
製品

Nikon NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S

Nikon AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR

価格新品:407,116円〜
中古:364,960円〜
新品:285,120円〜
中古:108,980円〜
焦点距離100-400mm80-400mm
F値F4.5〜32.0F4.5〜32.0
最短撮影距離75.0cm150.0cm
絞り羽根枚数9枚9枚
手ブレ補正
防塵-
防滴-
重量1,355g1,480g
発売年月2022年02月2013年03月
 

機動性を重視したレンズ仕様


AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VRと比べて、焦点距離の範囲は狭く、F値は変わらないのですが、長さは約2cm長く、径も2mmほど大きいです。ただし、重さは215g軽くクラス最軽量(2021年10月時点)。

ズームをしても重心移動が最小限で済む「重心移動レス機構」を採用していて、数字以上に軽さを感じることができます。加えて、ズームリングの回転角も80度とこれもクラス最小(2021年10月時点)となり、最小限の動きで画角が変えられるのも、機動性を重視した仕様といえます。

レンズは防塵・防滴・防汚で別売りのテレコンバーターにも対応。TC-2.0xを使えば最長200-800mmの範囲をあらゆるフィールドで軽快に使いこなすことができます。
 

類を見ない近接性能


このレンズならではの特徴として、近接性能が極めて高いことが挙げられます。広角端で0.75mまで寄れるのはクラス最短(2021年10月時点)で、最大倍率は約0.38倍。ちなみに、AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VRは約1.75mで最大倍率0.17倍です。

レンズに設けられたレンズシフト方式VR機構とボディ内手ブレ補正の組み合わせで補正効果は約5.5段分。手持ちで充分近接撮影に挑めますし、レンズには頑丈な三脚座が付いているので、三脚を使ってじっくり近接撮影を楽しむのも良いでしょう。
 

ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー
  • Fマウントの80-400mmとは比較にならないくらい描写が良い
  • 取り回し時が軽い
  • 携帯性が良い
  • ズームロックがないのに伸びない機構は結構便利
  • 価格は高いが使うと納得できる
Zマウントらしい高い描写力と、取り回しの良さをしっかり体感できるようです。ズーム時のムラは少々気になるものの、ロックなしで勝手に伸縮しない機構はかなり便利なようです。


■ ネガティブレビュー
  • 軽さを感じるのは使っているときだけ。持ち運びは普通に重い
  • 2倍のテレコンだとF11になる
  • Z9との組み合わせが一番いいんだろうけど、Z9が手に入らない
2013年のAF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VRとの比較になるので、ネガティブな意見がほとんど見られませんでした。F値的にテレコンは1.4倍のものが実用的なようです。
 

まとめ


Zマウントとなり、超望遠域の入り口を担うレンズが、高性能を誇る超望遠ズームレンズとなりました。価格は決して安くはありませんが、盛り込まれた性能を考えると充分射程圏内に入れても良い、満足度の高いレンズだと思います。

軽くて取り回しの良い超望遠ズームを担いで、まだ体感したことがない未知の画角に身を投じてみてはいかがでしょうか。
基本仕様
対応マウントNikon Zマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成20群25枚
絞り羽根枚数9枚
焦点距離

100-400mm

最短撮影距離75.0cm
最大撮影倍率0.38倍
開放F値F4.5〜32.0
画角24.2~6.1度
手ブレ補正機構
防塵
防滴
サイズ・重量
最大径×長さ98x222mm
重量1,355g
フィルター径77mm
発売日
発売日2022年02月04日