OLYMPUS OM-1

OLYMPUS OM-1

OLYMPUSからOM Digital Solutions(以下OMDS)へとなった最初のフラッグシップ機「OM-1」。OLYMPUSブランドの未来、そしてマイクロフォーサーズ(以下MFT)規格を牽引する機種としての期待値は高く、これまでの「E−M1」というネーミングを廃し、OLYMPUS伝説の名機である「OM-1」の名前をあえて継承させた点からも、メーカーとしての力の入れようを伺え知れます。
実際に、MFT規格の基準を一新するほどの大幅な進化を遂げた機種として、待ちわびたファンの期待に応えたことに成功しています。そんな新生「OM-1」について作例とともに詳しく解説していきましょう。

ミラーレス一眼 / OLYMPUS / ハイアマチュア
新品:
245,520円〜(37)
中古:
264,960円〜(2)

停滞していた最重要スペックが大幅進化

OLYMPUS OM-1 / Panasonic LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8/POWER O.I.S. H-ES200
出典:instagram(@gijinkun)
OLYMPUS OM-1 / Panasonic LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8/POWER O.I.S. H-ES200
出典:instagram(@gijinkun)
OLYMPUS OM-1 / Panasonic LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8/POWER O.I.S. H-ES200 + TC1.4
出典:instagram(@gijinkun)

レビューサイトなどで“あっと驚くカメラ”という抽象的な前情報が先行していたOM-1。

それを眉唾に思っていたファンも少なくなく、現行機種が、2016年にリリースされたE-M1 Mark IIと比べて大きく進化しているとは言えず、特に、他の規格で進化が著しいセンサーやEVFに更新がなかったことも影響していました。

実際にリリースされたOM-1には、新しく裏面照射積層型センサーを採用。画素数は従来とほぼ変わラないものの、高感度性能が確実に良くなる仕様は、それがネックであったMFT規格にとって重要な進化といえます。

それまでは、ISO1600まで上げることすら少々ためらうレベル。それをOM-1であれば、ISO6400までは気兼ねなく使うことが可能で、作例のようなさまざまなシチュエーションで大いに活躍してくれることでしょう。

EVFもこれまでの236万→576万ドットへ、他社のフラッグシップ機の基準まで大幅に進化しました。ドット数が多ければ見やすいというわけではないのですが、236万ドットという数字は他社の機種と比較したときに遅れをとっているといっていいスペックですし、それでも比較的見やすいものになっているので、576万ドットのEVFは一見の価値有りです。

メニュー構成を一新したことも注目ポイント。従来では使い込まないとなかなか馴染みにくかったレイアウトを、各項目ごとに色分けするなどして視覚的にわかりやすいものに変更。新規の方はもちろん、使い慣れている既存ユーザーにとってもメリットの繋がる変更点といえます。
 

プロユースに応えた仕様の数々


OM-1以前のフラッグシップ機E-M1 Mark IIIと比べて、まずAFの測距点が121点→1,053点となっているほか、AF/AE固定で最高60コマ/秒→AF/AE追従で50コマ/秒(固定なら120コマ/秒)を実現。電子シャッターによる歪みもかなり軽減されているようなので、プロユースでも充分活用できます。

E-M1 Mark IIIの小型ボディには搭載が叶わなかったE-M1Xの「インテリジェント被写体認識AF」を、新たな画像処理エンジン「TruePic X」によって実現。顔検出AFの精度も大幅に向上し、それは静止画だけでなく動画撮影にも対応しています。

電池の容量も増え、USB3.0による充電も可能なほか、別売りで電池を2つマウントできる充電器も用意しているので、死活問題となる電池管理にも充分ケアが行き届いています。

業界屈指の超強力な手ブレ補正機能や防塵防滴性能はもちろん健在なので、これまで以上にハードなプロの現場にも高いレベルで応えられる機種に仕上がっているといえます。
製品

OLYMPUS OM-1

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III

価格新品:245,520円〜
中古:264,960円〜
新品:137,800円〜
中古:98,820円〜
センサーサイズマイクロフォーサーズ(17.4 mm × 13.0 mm)マイクロフォーサーズ(17.4 mm × 13.0 mm)
有効画素数2,037万画素2,037万画素
連続撮影速度最高約120.0コマ/秒最高約60.0コマ/秒
4K対応
手ブレ補正
防塵・防滴
撮影可能枚数520枚420枚
重量511g504g
発売年月2022年03月2020年02月
 

豊富なレンズ資産、主力レンズのアップデートも


2009年からスタートしたMFT規格も今年で13年目ということでレンズ資産も豊富。高画質を約束したPROシリーズのラインナップも広角〜超望遠まで充実しています。

特にOM-1は、PROシリーズとの組み合わせで搭載された機能を100%扱うことができるので、PROシリーズとの運用をオススメします。

主力となる標準ズームレンズの選択肢が多く、利便性と高画質を両立したM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4 PROのほか、PROシリーズ黎明期にリリースされ、最近リニューアルを果たした大三元標準ズームレンズのM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO IIも最初の1本にオススメです。
 

ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー
  • 質感が良く、高級感のある仕上がり
  • OM-1はこれまでのMFT機とは別物の使い心地
  • 驚きの高画質
  • 連射性能とAI被写体認識AFの進化で動きモノの撮影が非常に楽になった
  • 本体も小さいけど、別売りの2個用充電器も小さい
とにかく画質の向上に驚きを隠せないレビューが散見されました。連射性能、AF性能の良さにも高評価を付けている人が多く、しっかり活用すればこれまで以上の1枚に出会えそうです。


■ ネガティブレビュー
  • ライブNDでシャッター速度に制限がかかる
  • 超望遠時にフルスペックで連射するにはPROレンズが必要なので予算的に辛い
  • 充電器が付いてない
  • ケーブルが固い
  • メニュー構成は賛否両論
機能に思ってもみない制限があったり、メニューや本体の形状変更による操作性の違いにまだまだ馴染めていない人が多いようです。今後のファームアップに期待したいですね。
 

まとめ


「OM-1」といえば、フィルム時代の一眼レフの三悪「重い」「大きい」「シャッターショックが強い」を払拭したこれまでにない一眼レフとして、市場に一石を投じた名機中の名機です。それからおよそ50年、新生「OM-1」はその名を引き継ぐに値するほどに、MFT規格のさらなる可能性を示唆する仕上がりとなっています。

センサーサイズにとらわれることなく、軽快に高画質な写真が楽しめるMFT規格の理念を、高いレベルで実現したOM-1。メインシステムとしてはもちろん、コンパクトなシステムを活かしたサブ機としてもオススメです。
レンズマウント
レンズマウントマイクロフォーサーズマウント
撮像素子
センサーサイズマイクロフォーサーズ(17.4 mm × 13.0 mm)
有効画素数2,037万画素
ダスト低減機能
映像エンジンTruePic X
画像記録
記録媒体

SDカード
SDHCカード
SDXCカード

スロット数

ダブルスロット
SDカード×2

記録画素数

RAW: 5184 x 3888
JPEG: 5184 x 3888 ~1024×768

画像ファイル

JPEG/RAW

動画
4K対応
記録サイズ

4096 × 2160(C4K):60p
3840 × 2160(4K):60p
1920 × 1080(FHD):60p

記録形式

MOV

ライブビュー
フォーカスハイスピードイメージャAF
シャッター
シャッター速度1/32000~60秒
連続撮影速度最高約120.0コマ/秒
露出制御
測光方式/測光分割数324分割デジタルESP測光、中央部重点平均測光、スポット測光*、スポット測光ハイライト/シャドウ*
ISO感度80〜25,600
AF
測距点最大1053点
ファインダー
視野率100%
倍率約1.65倍
ストロボ
内蔵ストロボ-
液晶モニター
サイズ3インチ 162万ドット
可動式2軸可動式液晶
I/F
インターフェース

USB3.0(タイプC)、HDMIマイクロ

無線LAN
Wi-Fi機能
ネットワーク
NFC-
Bluetooth
防塵・防滴
防塵・防滴
手ブレ
手ブレ補正機構
GPS
GPS-
電源
撮影可能枚数(ファインダー)

520枚

撮影可能枚数(ライブビュー)

520枚

動画撮影可能時間

JEITA規格:約90分

USB充電
使用電池リチウムイオン充電池 BLX-1
サイズ・重量
サイズ約134.8mm(W)×91.6mm(H)×72.7mm(D)
重量511g
発売日
発売日2022年03月18日