HOME単焦点レンズSIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary [ソニーE用]
SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary [ソニーE用]

SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary [ソニーE用]

最初のArtレンズが35mm F1.4 DG HSM | Artだったように、Iシリーズもまた、35mmの単焦点からその歴史がスタートしました。35mm F2 DG DN | Contemporary。Iシリーズ初号機は、まさにシリーズを象徴するレンズとなっています。35mm F2 DG DN | Contemporaryから、Iシリーズはどんなシリーズかを紐解いていきましょう。

単焦点レンズ / SIGMA / 広角
新品:
69,100円〜(40)
中古:
50,800円〜(17)

原点にして本命のレンズ

SONY α7 III / SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
出典:instagram(@15_m.n)
SONY α7 III / SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
出典:instagram(@15_m.n)
SONY α7 III / SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
出典:instagram(@15_m.n)
SONY α7 III / SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
出典:instagram(@15_m.n)

35mm F2 DG DN | ContemporaryはIシリーズ初号機と言って良いでしょう。正確には、Iシリーズ発表以前に、 45mm F2.8 DG DN|Contemporaryが発売されており、35mm F2と同時に24mm F3.5と65mm F2も発表されていることから、35mm F2 DG DNが純然たる初号機というわけではありません。

しかし、45mm F2.8 DG DNを零号機とすれば、初号機はやはり35mm F2 DG DNと言えそうです。45mm F2.8 DG DNがSIGMA fpのキットレンズとして販売されはじめたことからもわかるとおり、これらIシリーズのレンズはコンパクトなフルミラに最適化されたサイズ感とデザインのレンズシリーズになっています。

ミラーレスカメラは、従来の一眼レフにあったようなペンタプリズムを模したEVFを搭載されたオーソドックスなデザインが主流ではありますが、SONY α7Cや、Leica M10-Rの様にレンジファインダーカメラを想起させるものも多くあります。

SIGMA fpは特殊なデザインではありますが、どちらかというと、一眼レフよりもレンジファインダー寄りの直方体ベースのデザインで、オールドレンズをイメージさせるようなIシリーズのデザインが非常に良く似合います。

また、SONY α1やCを除いたα7シリーズのデザインも、エッジの効いたデザインがIシリーズとは相性が良く、サイズ感的にも魅力あふれるレンズとなっています。

そんなデザインに加えて、できる限り金属パーツを使い、樹脂では出せない高い質感と程よい重量感がIシリーズを昨今のレンズにはない特別なレンズにしています。
 

35mm F2から紐解くContemporaryの意味


SIGMA IシリーズはArt、Sports、Contemporaryに続く新たなレンズラインではなく、Contemporaryの中の1シリーズとして位置づけられています。

これは35mm F2 DG DNの詳細を見ていくことでその理由を推察できます。

35mm F2 DG DNはSIGMAらしい、中心部の優れたシャープネスが特徴的な描写です。SIGMAは35mmのEマウント向けレンズとしては35mm F1.4 DG HSM | Artと35mm F1.2 DG DN | Artがあります。

35mm F2 DG DNはこれら2本をベースとして開発されているということは間違いないでしょう。SIGMAのContemporaryラインは、Artレンズをベースとして、価格と大きさをよりユーザーライクに寄せて使いやすくしたレンズラインです。

35mm F2 DG DNは開放F値をF2にしたことで、サイズは、重量でいうと35mm F1.4の半分、35mm F1.2と比較すると1/3という圧倒的なコンパクトさに仕上げています。中心部の解像力はArtレンズ譲りといえる35mm F2 DG DNですが、ボケ感はちょっと特殊な味付けがしてあるように感じます。

全体的には柔らかく、自然なボケ感ではありますが、木漏れ日などを撮影するとオールドレンズの様に微妙にざわつく感じもあり、このレンズならではの味付けがなされている様に感じます。

35mm F2 DG DNはArtラインを踏襲した光学性能のContemporaryレンズでありながら、独自の味付けも加えられた新たなシリーズレンズであるということがその描写からも言うことができます。
 

35mm F2 DG DNとIシリーズのメリット・デメリット


35mm F2 DG DNから言えるIシリーズのメリットは、Artレンズ譲りの高いシャープネスがありながら、独特な心地よいボケ感もあり、程よいサイズ感も相まって、撮影していて楽しいレンズであるということになります。

また、金属外装のメカメカしいデザインは、他のIシリーズと一緒に防湿庫に並べたくなるようなコレクター心もくすぐります。

デザインと使い心地が高い次元にバランスをとっているこのレンズは、今までのレンズラインにはない、新たなレンズシリーズとなっています。

一方で、いくつかのデメリットも挙げられます。

Contemporaryラインでありながら、SONY純正のFE35mm F1.8に対して価格的にもサイズ的にもメリットはなく、当然AF速度でも一歩譲るので、レンズデザインと描写の好みが合わないのであれば、あえて社外製のレンズを選ぶメリットも薄くなります。

また、Iシリーズはフィルター径が統一されておらず、フィルターを装着するとマグネット式のレンズキャップが使えなくなるなど、フィルターを多用する人には使いにくいというデメリットも挙げられます。

Iシリーズは従来のスペックと描画だけで比較するレンズ選びとは違い、デザインという新たな付加価値があるだけに、レンズ選びでは様々な角度から比較する必要がありそうです。
製品

SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary [ソニーE用]

SONY FE 35mm F1.8 SEL35F18F

価格新品:69,100円〜
中古:50,800円〜
新品:70,318円〜
中古:58,270円〜
焦点距離35mm35mm
F値F2.0〜22.0F1.8〜22.0
最短撮影距離27.0cm35.0cm
絞り羽根枚数9枚9枚
手ブレ補正--
防塵
防滴
重量325g280g
発売年月2020年12月2019年08月
 

ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー
  • リングの操作感は絶妙で回してて楽しくなる
  • FE35mm F1.8よりも色収差等はよく補正されている
  • 剛性感が高く防塵防滴もあるので少々雑に使っても大丈夫そう
  • AFは速くはないが十分な速度
  • キレッキレの描写はさすがSIGMAと感じさせる
コマ収差や色収差の補正への評価が高く、星空撮影でも十分に活躍してくれそうです。


■ ネガティブレビュー
  • 発色に不自然さが感じられ、作らたオールドレンズのような画質
  • レンズフードに存在感があるので、そこそこの大きさ
  • 細いピントリングがフードの際にあるので回しにくい
  • 磁気式キャップは不用意にポケットに入れるとカードなどに影響ありそう
  • 歪曲がデジタル補正頼みなので、社外ソフトで現像するなら注意
描画や外観など、好みに合うかどうかがこのレンズを選ぶときのポイントとなりそうです。
 

まとめ


Artレンズが35mm F1.4 DG HSM | Artにはじまり、多くのファンを獲得した様に、Iシリーズもまた、SIGMA 35mm F2 DG DN|Contemporaryにはじまり、多くのファンを獲得しようとしています。

Art譲りのSIGMAらしいシャープな描画に加えて、他のIシリーズも買い揃えたくなるような、所有欲をそそるデザインは魅力的です。

大三元や大口径単焦点の様な大仰なレンズを携えて本格スナップに挑戦する楽しみもありますが、コンパクトでかっこいい35mm F2 DG DNを装着して気軽にスタイリッシュに決めるというのもスナップ撮影の醍醐味になります。
基本仕様
対応マウントSONY Eマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成9群10枚
絞り羽根枚数9枚
焦点距離

35mm

最短撮影距離27.0cm
最大撮影倍率0.18倍
開放F値F2.0〜22.0
画角63.4度
手ブレ補正機構-
防塵
防滴
サイズ・重量
最大径×長さ70x67.4mm
重量325g
フィルター径58mm
発売日
発売日2020年12月18日