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Panasonic LUMIX DC-S5

Panasonic LUMIX DC-S5

Panasonicが2020年にフラッグシップ機S1/S1Rに続くフルサイズセンサー搭載機としてリリースしたS5を紹介しましょう。基本的にはS1の廉価モデルとしての側面が強いですが、単なるスペックダウンというわけではなく、S5という小規模な規格に対して可能な限りの機能を盛り込んだプレイバリューの良い機種といった具合です。その理由を解説していきます。

ミラーレス一眼 / Panasonic / ハイアマチュア
新品:
185,000円〜(92)
中古:
152,000円〜(66)

“スモールS1”を実現させた最大公約数な仕様

Panasonic LUMIX DC-S5 / LUMIX S 50mm F1.8
出典:instagram(@ogurahidetaka)
Panasonic LUMIX DC-S5 / Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZE
出典:instagram(@ogurahidetaka)
Panasonic LUMIX DC-S5 / LUMIX S 50mm F1.8
出典:instagram(@ogurahidetaka)
Panasonic LUMIX DC-S5 / Super-Takumar 55mm F1.8
出典:instagram(@ogurahidetaka)

フラッグシップ機のS1およびS1Rの特徴であり、一部のカメラファンからはデメリットにも挙げられてしまう仕様というのが大きさ。サイズを大きくした無理のない設計によって特に動画機能は安定した動作を実現していますし、手への収まりも良く、操作性が良いなどのメリットがあることは確かなのですが、S5においてはより多くの人に手を取ってもらう機会がありそうな廉価版ということで、ある程度小型化を考慮したようです。

S1がH110×W148.9×D96.7mmに対してS5はH97.1×W132.6×D81.9mm、およそひとまわりほど小さくなっています。当然重さも軽くなって約630g(S1は約899g)。他メーカーの同グレードのカメラに比べて同等か若干軽いくらいのボリュームです。

フラッグシップ機とこれだけのサイズ差異があるので、当然ダウングレードした部分があります。まず、EVFは業界最高峰であった0.5型約576万ドット有機EVFではなく、0.39型236万ドットが採用されています。

背面モニターの構造もガラリと変わりました。S1およびS1Rに採用された3軸によるチルトタイプから、昨今のカメラの主流にもなっているバリアングルタイプになっています。バリアングルタイプは汎用性が高い分展開した時にレンズと位置がずれるので使いにくいという声がありつつも、自撮りをする機会もある動画撮影においては理にかなったタイプではあります。

背面モニターのドット数も若干少ないものに変わっていますが、これは大きな差とは言えないでしょう(210万ドット→184万ドット)。

バッテリーが小さい規格になっています。ただ、これによってバッテリーの保ちが悪くなっているわけではないようです。電力消費の多いEVFが高スペックなものでないことが功を奏しているといいますか、そのことを考慮してのダウングレードなのかもしれませんね。

では肝心な中身はというとS1とほぼ同等です。センサーも画像処理エンジンもS1と同じものを採用。動画機能においてはS1Hとほぼ同じなので、若干制限のかかっているフラッグシップのS1Rよりもむしろ優れています。

ボディ内手ぶれ補正の性能も同じ、最大6.5段分の補正を実現。EVFの差異については若干残念なところではありますが、小型軽量で尚且つ若干のお求め安い金額でS1の性能を体感できる最適解な性能を搭載。まさに“リトルS1”と言える一台となっています。
製品

Panasonic LUMIX DC-S5

Panasonic LUMIX DC-S1

価格新品:185,000円〜
中古:152,000円〜
新品:213,000円〜
中古:140,980円〜
センサーサイズフルサイズ(35.6mm×23.8mm)フルサイズ(35.6mm×23.8mm)
有効画素数2,420万画素2,420万画素
連続撮影速度最高約7.0コマ/秒最高約9.0コマ/秒
4K対応
手ブレ補正
防塵・防滴
撮影可能枚数470枚380枚
重量630g899g
発売年月2020年09月2019年03月
 

導入しやすいSDカードダブルスロット仕様


高画素化でデータが重くなったことによって記録媒体が変化。現在はCF EXPRESSカードとXQDカードのいずれかがハイエンド機に採用されたりしますがこれが非常に高価。読み込むためのカードリーダーを別途用意しないといけないのでさらに出費がかさみます。

その点でS5はSDカードのダブルスロットタイプ。もちろん大容量で書き出し速度の速いタイプを選ぶ必要はありますがそれでもCF EXPRESSやXQDに比べると安価。これまでカメラを使ってきた人であればカードリーダーを持っていることがほとんどだと思うので、不用意な出費を抑えることができるでしょう。
 

ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー
  • 画質の良さを充分実感できる
  • 小さくても変わらず操作性がいい
  • バッテリーの保ちが気にならない
  • 小さいけどしっかりプロ仕様
評判の良さはS1やS1Rと同様。プロ仕様を意識した作りになっていることに好感を持っている人も多いようです。


■ ネガティブレビュー
  • ローパスレスとはいえモアレが出やすい
  • カメラのフリーズが良くみられる
  • 説明書がウェブ。参考にできる本もない
  • AFを遅く感じることがある
S5はいわゆるデチューンモデルにも関わらず、それに対する不満がほぼみられなかったのが印象的でした。EVFについてもS1と併用しても強い違和感がないという意見も。
 

まとめ


ほかのフルサイズミラーレス機に比べて大きく、独自性が垣間見える規格でなかなか導入しにくかった方も、S5であればカメラの規格としては他社とほぼ同様で性能はフラッグシップ級、若干リーズナブルな価格帯というのも良いきっかけになるのでしょう。

LマウントアライアンスにはSIGMAが参入しているので、比較的安価で高性能なレンズの展開も期待できます。プレイバリューの高いフルサイズシステムの構築にいかがでしょうか。
レンズマウント
レンズマウントLEICA Lマウント
撮像素子
センサーサイズフルサイズ(35.6mm×23.8mm)
有効画素数2,420万画素
ダスト低減機能
映像エンジンヴィーナスエンジン
画像記録
記録媒体

SDカード
SDHCカード
SDXCカード

スロット数

ダブルスロット
SDカード×2

記録画素数

[4:3]設定時:
5328 x 4000(L)、3792 x 2848(M)、2688 x 2016 (S) 、4992 x 3744 (6K PHOTO)、3328 x 2496(4K PHOTO)、10656 x 8000 (XL) 、7552 x 5664 (LL)、5312 x 3984(HLG PHOTO/Full-Res.)、2880 x 2160(HLG PHOTO/4K-Res.)

画像ファイル

JPEG/RAW

動画
4K対応
記録サイズ

3840 × 2160(4K):59.94p
1920 × 1080(FHD):59.94p

記録形式

MP4/MOV

ライブビュー
フォーカス映像検出によるTTL方式(コントラストAF)、[AFS(シングル)] / [AFC(コンティニュアス)] / [MF](フォーカスレバー切換え)
シャッター
シャッター速度1/8000~60秒
連続撮影速度最高約7.0コマ/秒
露出制御
測光方式/測光分割数1728分割測光、マルチ測光/中央重点測光/スポット測光/ハイライト重点測光
ISO感度100〜51,200
AF
測距点最大225点
ファインダー
視野率100%
倍率約0.74倍
ストロボ
内蔵ストロボ-
液晶モニター
サイズ3型(インチ) 184万ドット
可動式フリーアングル
I/F
インターフェース

USB3.1 Type C、HDMIマイクロ

無線LAN
Wi-Fi機能
ネットワーク
NFC-
Bluetooth
防塵・防滴
防塵・防滴
手ブレ
手ブレ補正機構
GPS
GPS-
電源
撮影可能枚数(ファインダー)

470枚

撮影可能枚数(ライブビュー)

440枚

動画撮影可能時間

[モニター時]
約70分(DC-S5K付属レンズ20-60mm使用時、MP4(FHD/60p)、SDメモリーカード使用)
[ファインダー時]
約75分(DC-S5K付属レンズ20-60mm使用時、MP4(FHD/60p)、SDメモリーカード使用)

USB充電
使用電池バッテリーパック(付属、7.2V)
サイズ・重量
サイズ幅 約132.6mm x 高さ 約97.1mm x 奥行 約81.9mm
重量630g
発売日
発売日2020年09月25日