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定額買取

Canon RF85mm F1.4 L VCM
Canon RFマウント
2025/09/27発売
Canonのハイブリッドレンズに、新たな焦点距離が加わりました。RF85mm F1.4 L VCM。大きなボケが魅力の85mm単焦点レンズが、ハイブリッドレンズにどのようなメリットをもたらすのか。その特徴を見ていきましょう。
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本体の買取額:152,200円(定額)
著者: enoF
ハイブリッドレンズに85mmが登場
Canonが掲げる「静止画と動画の境界をなくす」というコンセプトを具現化したのが、F1.4かつVCMを搭載するハイブリッドレンズ群です。そこに2025年9月、新たにRF85mm F1.4 L VCMが加わりました。これで20mm、24mm、35mm、50mm、85mmの5本が揃い、シリーズが完成します。
製品 | |||||
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焦点距離 | 20mm | 24mm | 35mm | 50mm | 85mm |
F値 | F1.4〜16.0 | F1.4〜16.0 | F1.4〜16.0 | F1.4〜16.0 | F1.4〜16.0 |
最短撮影距離 | 20.0cm | 24.0cm | 28.0cm | 40.0cm | 75.0cm |
絞り羽根枚数 | 11枚 | 11枚 | 11枚 | 11枚 | 11枚 |
重量 | 519g | 515g | 555g | 580g | 636g |
発売日 | 2025/04/25 | 2024/12/20 | 2024/07/12 | 2024/12/20 | 2025/09/27 |
特筆すべきは、20mmから85mmという幅広い焦点距離でありながら、5本すべてがほぼ同じサイズに収められている点です。フィルター径の統一は従来から見られましたが、鏡筒サイズまで統一されたのは画期的な取り組みでした。実際、2024年6月にRF35mm F1.4 L VCMが発表されて以来、短期間に次々と投入されたことを考えると、最初から統一設計を前提に開発が進められていたことがわかります。
鏡筒サイズだけでなく、コントロールリング・ピントリング・アイリスリングの配置や操作感まで統一されているため、5本のレンズをシームレスに切り替えて使用できます。静止画でも恩恵がありますが、とりわけ動画撮影では大きな利点になります。リグやジンバルを使う撮影では、レンズ交換時に重量バランスがほとんど崩れないため、セッティングの手間を大幅に省けるのです。これまでズームレンズで妥協していた場面でも、明るい単焦点ならではの映像表現が可能になります。
さらに、動画撮影においてはVCMの存在も大きな意味を持ちます。ボイスコイルモーターであるVCMは、磁場内でコイルを移動させて駆動する仕組みのため、ギアの噛み合いがなく、ほぼ無音と言われるほど高い静音性を誇ります。駆動音が映像に入り込む心配がなく、高推力によって大型のフォーカス群も滑らかに動かせるため、フォーカスブリージングも最小限に抑えられます。
RF85mm F1.4 L VCMの追加により、RFマウントユーザーは静止画だけでなく動画でも強力な選択肢を得ることになりました。
4本の85mmが揃うRFレンズ
今回の登場により、RFマウントには4本の85mm単焦点レンズがラインナップされることになりました。85mmは中望遠らしい立体感と大きなボケが得られるため、特にポートレート撮影で愛用される焦点距離です。
製品 | |||
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焦点距離 | 85mm | 85mm | 85mm |
F値 | F1.4〜16.0 | F2.0〜29.0 | F1.2〜16.0 |
最短撮影距離 | 75.0cm | 35.0cm | 85.0cm |
絞り羽根枚数 | 11枚 | 9枚 | 9枚 |
重量 | 636g | 500g | 1,195g |
発売日 | 2025/09/27 | 2020/10/22 | 2019/06/20 |
その中でもRF85mm F2 MACRO IS STMはもっとも手軽に扱える存在で、マクロ撮影にも対応。さらに手ぶれ補正ISを備え、ボディ内手ぶれ補正非搭載のカメラでも安心です。ただしSTM駆動ゆえにAFがやや緩慢で、VCMを搭載するF1.4モデルと比べると差は歴然です。
一方、RF85mm F1.2 L USMと同DSモデルは究極の静止画志向。開放F1.2の明るさと、DSによる柔らかなボケ味は唯一無二ですが、重量は1kgを超え、価格も40万円以上と容易に手が出せるものではありません。
その中間に位置するのがRF85mm F1.4 L VCMです。F1.2ほどの明るさはありませんが、サイズと重量は抑えられ、価格面も含め非常にバランスの取れた設計になっています。静止画と動画の両方で幅広いシーンに対応する85mmとして、このレンズは「ちょうど良い」選択肢と言えるでしょう。
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- F1.4はF1.2やF2と比べてちょうど良いスペック感
- コンパクトなサイズで街角スナップにも持ち出せる
- 補正を解除してもそこまで収差は気にならない
- 価格もバランスが良く、性能を考えれば手頃とも言える
- VCMの音はほとんど聞こえない
F1.2やF2との比較で、性能と価格のバランスの良さに高評価が集まっていました。
■ ネガティブレビュー
- F1.2よりは手頃だが価格は決して安いとは言えない
- サイズを無視した性能のレンズも見たくなる
- 最大撮影倍率は0.12なのでマクロ向けではない
- 開放では隅の玉ボケがレモンボケになる
- コントロールリングのデクリックはサービスセンターに送る必要がある
85mmとは思えないコンパクトなレンズなので、確かにサイズ度外視のレンズがどうなるかも気になるところです。
まとめ
静止画・動画両対応のCanonハイブリッドレンズラインに85mmが加わりました。RF85mm F1.4 L VCMは中望遠レンズであるにもかかわらず、他のハイブリッドレンズと同様に統一されたサイズ感に収められています。
コンパクトなレンズで85mmとは思えない取り回しの良さに加え、従来の85mmに勝るとも劣らない光学性能、動画でも扱いやすい操作感と補正なしでも気にならない程に抑えられたブリージングで、高次元でバランスの取れたレンズとなっています。
ポートレートや動画で、中望遠ならではの大きなボケと立体感ある描写が楽しめるレンズです。
著者

enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
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本体の買取額:152,200円(定額)
製品情報
カテゴリ | 単焦点レンズ |
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メーカー | Canon |
タイプ | 中望遠 |
マウント | Canon RFマウント |
関連製品
製品 | ![]() Canon RF85mm F1.4 L VCM (本製品) | |||
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焦点距離 | 85mm | 56mm(35mm判換算:84mm相当) | 135mm | 85mm |
F値 | F1.4〜16.0 | F1.4〜16.0 | F1.8〜16.0 | F1.2〜16.0 |
最短撮影距離 | 75.0cm | 50.0cm | 70.0cm | 85.0cm |
絞り羽根枚数 | 11枚 | 9枚 | 9枚 | 9枚 |
重量 | 636g | 290g | 935g | 1,195g |
発売日 | 2025/09/27 | 2024/12/05 | 2023/01/01 | 2019/06/20 |
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