どこよりも高値に挑戦中!大手より20%高い製品多数大手より20%高い製品多数
定額買取

Canon EOS RP
Canon RFマウント
2019/03/14発売
一眼カメラのリーディングカンパニーであるCanonが、フルサイズミラーレスに本腰を入れてきました。まず最初に登場したのはハイアマチュア機となるEOS R。そして、次に登場したのがミドル機EOS RPです。EOS RPはどのようなカメラなのか、コンセプトと性能を解説します。
\大手より20%高く買い取る製品多数!/
ボディの買取額:71,900円(定額)
著者: enoF
フルサイズ一眼の間口を広げる一台




Canonフルサイズミラーレスの入り口、フルサイズ一眼の間口を大きく広げる機種として、万人をターゲットに発売されたのがEOS RPです。
まず特徴的なのが価格設定。発売が同時期のフルサイズミラーレスの中では最安値での発売となりました。Canonフルサイズ一眼レフのエントリー機とされるEOS 6D Mark IIと実売同価格帯ということで、ターゲットが似たような消費者層であるといえます。
具体的にはEOS Kissからフルサイズ一眼デビューを考えている人や、写真を趣味とする為に最初の一台を探しているといった層です。
発売から時間が経てば、実売価格はEOS 6D MarkⅡよりもさらに下がることが予想されますし、フルサイズとしては圧倒的に軽量コンパクトなサイズなので、フルサイズ一眼の入り口に相応しいカメラといえますが、性能の方はどうなのでしょう。
上位モデルとなるEOS Rに準ずる性能なのはもちろん、画素数は26M、爆速AFを生み出すデュアルピクセルCMOS、バリアングル液晶と、Canonミラーレスとして申し分ない性能となっています。
外観は前述の通り、ミラーレスならではのコンパクトさが目立ちます。フルサイズ一眼レフは大きなイメージセンサーを収容したり、使い勝手を優先してボタン類が多く配置されたりするため、どうしても大きくなってしまう傾向にあります。
しかし、EOS RPはミラーレスの特性を生かし最小限のインターフェースにすることで、他のフルサイズ一眼レフより二回り以上、フルサイズミラーレスと比較しても一回りコンパクトになりました。
それによって重量も500gを切る軽さとなっており、単なるミドル機としてだけではなく、サブ機としての使用も可能に。パンケーキレンズなどと組み合わせて街歩きに使ったり、撮影予定のない旅行でも念のために携行するといった、いろいろな使い方ができます。
また、将来的にCanonのフルサイズミラーレスフラッグシップ機を手に入れたいという人は、発売までの繋ぎとしてRPを購入し、RFレンズの使用感を確かめるといった使い方もできます。
SNSの普及で一眼動画の性能に注目が集まる昨今ですが、RPは最高4K24Pで4Kに対応。しかし、1.7倍クロップなので、本格的な動画撮影を目的としてRP購入を検討している人は注意が必要です。画質をFullHDにすれば60Pでの撮影が可能なので、写真撮影をメインとし、プラス動画撮影というスタイルであれば、全く問題ないスペックといえます。
フルサイズならではのボケはポートレートで威力を発揮します。
フルサイズならではの広いダイナミックレンジが表現の幅を広げてくれます。
EOS Rとの比較
インターフェースでは、サブ液晶とマルチファンクションバーの有無が目立ちます。ミラーレスということで、サブ液晶の情報はEVFに表示可能、マルチファンクションバーは液晶の端をタッチすることで変更しタッチ&ドラッグで対応できるので、非搭載のRPでもデメリットはあまり感じません。
最も差異を感じるのはレンズ交換時の幕ではないでしょうか。Rはレンズ交換時に幕が下りるという画期的な機構を装備しています。レンズ交換時にイメージセンサーが露出してしまう上に、フランジバックが短いことでホコリの付着などが気になるミラーレスにとっては安心の機能となっていますが、RPには搭載されていません。
イメージセンサーの露出を気にしないというユーザーもいるため、必要不要の声は半々となりそうですが、高価なカメラを初めて買うユーザーのことを考えると、RPにこそ必要な機能ともいえるので、非搭載となっていることは残念に思います。
こういった上位機種との差異が、今後発売されていく機種の機能にどう反映されていくのか、楽しみなところでもあります。
製品 | ||
---|---|---|
価格 | 新品: 116,499円 中古: 79,000円 | 新品: 169,800円 中古: 119,800円 |
センサーサイズ | フルサイズ(35.9×24.0mm) | フルサイズ(36.0×24.0mm) |
有効画素数 | 2,620万画素 | 3,030万画素 |
連続撮影速度 | 最高約5.0コマ/秒 | 最高約8.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ |
防塵・防滴 | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 常温(+23℃)約250枚/低温(0℃)約240枚 | 常温(+23℃)約370枚/低温(0℃)約350枚 |
重量 | 440g | 580g |
発売日 | 2019/03/14 | 2018/10/25 |
Z6との比較
NikonはフルサイズミラーレスでZ6、Z7の2機種を展開していますが、Canonとは戦略が異なり、いずれも中級機以上の価格と性能になっています。
Z6はZ7の下位モデルとなりますが、Rの廉価版であるRPと比較すると、発売時の価格で10万円近く高くなっています。RPとZ6の連写速度やEVFのドット数、バッテリー容量の差は、価格分の差ともいえるでしょう。
そもそも連写速度は、RPだけではなくRもZ6に負けているので、CanonとNikonの違いともいえます。ただし、画素数や測距点数、低輝度合焦、バリアングル液晶ではCanonが有利で、RPの方が高性能となっています。このような一長一短を考えると、Nikon派が敢えてRPを買ったり、CanonからNikonに乗り換えてZ6にするという人は少ないといえるでしょう。
製品 | ||
---|---|---|
価格 | 新品: 116,499円 中古: 79,000円 | 新品: 112,800円 中古: 96,160円 |
センサーサイズ | フルサイズ(35.9×24.0mm) | フルサイズ(35.9×23.9mm) |
有効画素数 | 2,620万画素 | 2,450万画素 |
連続撮影速度 | 最高約5.0コマ/秒 | 最高約12.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ |
防塵・防滴 | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 常温(+23℃)約250枚/低温(0℃)約240枚 | 310コマ |
重量 | 440g | 585g |
発売日 | 2019/03/14 | 2018/11/23 |
ミラーレスならではの欠点
EOS RP最大の欠点はバッテリーかもしれません。ミラーレスは常にライブビュー撮影を行っているようなものなので、一眼レフと比較するとバッテリーの持ちが良くありません。特にRPはバッテリーサイズが小さいので、1日撮影するのであれば予備バッテリーが欲しいところです。
あと一つ、不満点を挙げるとすれば、AF-Cでの連写性能です。せっかく爆速AFだというのに、AF-Cでの連写スピードは4コマ/s。そこまで落ちてしまうとスポーツなどの動体撮影には不向きなので、もったいない印象です。
しかし、Canonの一眼レフには7Dという動体撮影の神カメラとも呼ばれる機種があり、7Dの後継はミラーレスで登場するとの噂もあるので、スポーツや野鳥撮影を主とするCanonユーザーはそちらに期待です。もちろん、シングルショットのAFは爆速なので、子供の撮影や運動会程度なら、不満なく撮影できるでしょう。
以上の不満点はあくまで一眼レフと比較したときのもので、RPのエントリー機という位置付けを考えると、要求が高すぎるともいえます。むしろ、そういった面での改善が進んでいけば、フルサイズミラーレスのフラッグシップ機誕生となるのでしょう。
外観紹介
作例紹介






レンズマウントとおすすめレンズ
EOS RPのレンズマウントは新しいRF規格なのですが、RFマウントのラインナップは高価なものが多く、手が出しにくくなっています。もちろん、はじめからそういったレンズを購入しても良いのですが、おすすめはマウントアダプターを購入して、EFレンズを使うという方法。
例えば「EF50mm F1.8 STM」というレンズなら、マウントアダプターでRPに装着可能、1万円ちょっとで購入できます。まずはマウントアダプターを使用して、EFレンズを試してみてはいかがでしょうか。
愛用者のコメント

初めて購入したカメラがEOS M5だったのですが、夜や暗い場所での撮影でノイズが気になり、どうしても満足できずにいました。
フルサイズ購入を考えたときに、当時の新品のフルサイズで一番安く、軽いカメラがRPだったので選びました。すでに所持していたEFレンズが使えることも決め手の一つでした。
気に入っている点はコストパフォーマンスです。APS-C機と変わらない価格、重量でいて、ボケ味、高感度、高画質はやはりフルサイズと感じます。
連写やボディ内手振れ補正はありませんが、シンプルで無駄のない作りです。



Eriko.S
宮城県生まれ宮城県育ち。5歳男子と2歳女児の母。 写真の他には映画サントラと森見登美彦の小説が大好きで映画音楽×森見調の文章×自分の写真で構成した「どうでもいい話をしよう」(Instagramストーリーズ)の更新が今一番楽しいです。一切有益な情報のないどうでもいい話ですが、無駄なことに労力を払えることに人間の面白さを感じています。 美味しい五目焼きそば屋さんの開拓をライフワークとしています。今の所の不動の1位は大慶飯店です。
ボディはCanon EOS RP,レンズはRF35mm F1.8 MACRO IS STMを愛用しています。
「相武えつ子さんのような写真を撮りたい」と思ったのでそれを叶わせるにはどうしたら良いか。機材が同じなら条件は同じ、という単純な理由でこの組み合わせに落ち着きました(実際は相武さんはEOS Rなのでちょっと違うのですが)。
もし機材が違かったら、上手く撮れないのは機材のせいにしてしまうと思うんです。同じなのに撮れないのはなぜか、自分の腕がないからだ、と問題をシンプルにして考えられるしある意味で腕以外の逃げ場をなくせるので ストイックに技術向上と向き合えます。
お気に入りは軽いところ!軽さは正義だと思います。気軽に持ち出せないことには撮る機会すらなくなってしまう。引きの写真が苦手だったのですが、50mmから35mmにしただけで引きに見えるのでとても助かっています。



ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- 操作ガイドが充実しているので、はじめてのフルサイズでも安心。
- 画質、性能は申し分なし。
- ほとんどのシーンでノイズの心配なしで撮影できる。
- 瞳AFとや顔認識AFがかなり便利。
- 持ち歩き用としてEOS Mから買い替え。フルサイズを持ち歩けるのは魅力。
やはりCanon待望のフルサイズミラーレスということで、軽量でありながらフルサイズならではの高画質に高評価が集まっています。フルサイズミラーレスとして、ライトユーザーにはコスパの高い一台となっています。
■ ネガティブレビュー
- レフ機から考えると小さすぎて持ちにくい。
- 4K動画性能が不満。
- バッテリー不足なので予備は必須。
- ボディが小さいので、大きなレンズを装着するとかなりアンバランス。
- シャッター音が軽くてちょっと安っぽい。
- 連写があまり使えないので動きモノは撮りにくい。
EOS RPの自体の問題もありますが、ミラーレスカメラ全体に当てはまる問題もあるといえます。今後、ミラーレス機が一眼カメラの主流となっていく中でどの様にデメリットを潰していくかというところに注目となります。
まとめ
EOS RPは単なるエントリー機ではなく、Canonがユーザーにフルサイズミラーレスへのリクエストを問いかける一台といえるかもしれません。
Canonは今までの保守的なイメージとは打って変わって、EOS RとRPではタッチ&ドラッグなどの新しいインターフェースを取り入れました。従来の操作系に慣れていた人は戸惑いを感じますが、今後の大きな進化も期待させます。
まだフルサイズミラーレスを持っていないユーザーはRPと共に、フルサイズミラーレスとフォトグラファーとしての進化を体感してみるのも良いのではないでしょうか。
著者

enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報

ミラーレス一眼 > ミドル
Canon EOS RP
新品: 116,499円 / 中古: 81,800円
新品: 121,654円 / 中古: 79,000円
新品: 117,849円 / 中古: 85,000円
\大手より20%高く買い取る製品多数!/
ボディの買取額:71,900円(定額)
製品情報
カテゴリ | ミラーレス一眼 |
---|---|
メーカー | Canon |
タイプ | ミドルモデル |
マウント | Canon RFマウント |
関連製品
製品 | ![]() Canon EOS RP (本製品) | |||
---|---|---|---|---|
価格 | 新品: 116,499円 中古: 79,000円 | 新品: 99,800円 中古: 91,000円 | 新品: 185,814円 中古: 109,800円 | 新品: 252,154円 中古: 176,800円 |
センサーサイズ | フルサイズ(35.9×24.0mm) | APS-C(22.3×14.9mm) | APS-C(22.3×14.8mm) | フルサイズ(36mm×24mm) |
有効画素数 | 2,620万画素 | 2,420万画素 | 3,250万画素 | 2,420万画素 |
連続撮影速度 | 最高約5.0コマ/秒 | 最高約23.0コマ/秒 | 最高約30.0コマ/秒 | 最高約40.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 常温(+23℃)約250枚/低温(0℃)約240枚 | ファインダー[なめらかさ優先]設定時 約210枚(ファインダー撮影時) 約350枚(モニター撮影時) ファインダー[省電力優先]設定時 約260枚(ファインダー撮影時) 約430枚(モニター撮影時) | ファインダー[なめらかさ優先]設定時 約380枚(ファインダー撮影時) 約660枚(モニター撮影時) ファインダー[省電力優先]設定時 約500枚(ファインダー撮影時) 約770枚(モニター撮影時) | 150枚 |
重量 | 440g | 382g | 530g | 414g |
発売日 | 2019/03/14 | 2022/07/28 | 2022/06/23 | 2023/04/14 |
Canon EOS RPに関するストーリー


人気のストーリー





人気のミラーレス一眼




