
FUJIFILM GF80mmF1.7 R WR
FUJIFILM Gマウント
2021/02/25発売
FUJIFILMが展開するラージフォーマットシリーズ「GFX」の単焦点レンズGF80mmF1.7 R WR。シリーズ中もっと明るいレンズの1本(2026年6月時点)で、その明るさを活かせる描写性能を搭載。ラージフォーマットカメラが描き出す世界を存分に堪能することができます。
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本体の買取額:170,100円(定額)
著者: 山添 太
ラージフォーマットカメラの活躍の場を広げるオールラウンドレンズ




中判カメラにおける80mmというレンズはフルサイズにおける50mm。標準画角レンズとして往年の中判カメラユーザーにはおなじみの焦点距離ですが、近年のラージフォーマットカメラはセンサーサイズが中判カメラのフィルムよりも小さいため、35mm判換算約63mm相当と少し長めなのが特徴。
63mm相当の画角は50mmよりも少しだけ狭いぶん画角内の要素を整理しやすいため、50mmだと漫然とした絵作りになりやすい人には刺さりやすく、50mmが好きな人であれば被写体から半歩後ろに下がることで調整可能。また、この約13mmの長さがポートレート撮影に効果を発揮し、程よいパースペクティブとF1.7のボケ表現をもたらせてくれます。
9群12枚というレンズ構成の中に非球面レンズ1枚とスーパーEDレンズ2枚を盛り込み、収差を抑えるとともにボケの輪郭も抑制されているので、非常に滑らかに整えられたラージフォーマット特有のリッチなボケ表現を背景に主題を際立たせた写真を撮ることができます。
2021年に発売されたレンズであるため、AFの駆動にはリニアモーターではなくDCモーターが採用されており若干のAF駆動の重さを感じます。ただ、低照度下でのピントの精度は高いので、F値を稼いだ撮影もストレス無く行えるでしょう。
レンズ内手振れ補正は非搭載。近年の機種であれば強力なボディ内手振れ補正が搭載されているので明るいF値を活用すれば大きな問題にはならないでしょう。開放値でも描写は非常に高精細です。
日常の風景を特別な景色に
GF80mmF1.7 R WRには防塵・防滴性能が搭載されているため悪天候の中でも運用しやすく、悪天候だからこそ出会える景色を階調豊かなラージフォーマットと余裕のあるF値を持って幻想的な風景に仕立てることができます。
サイズは全長99.2mm、重さ795gと軽快なレンズとは言いにくいですが、ラージフォーマットかつF1.7の大口径レンズとしては比較的取り回しがいいので、常用レンズとしても運用しやすいでしょう。
このサイズ感は中望遠レンズのような使い方をしたときにでる威圧感のようなものを軽減してくれます。GF80mmF1.7 R WRは35mm判換算63mmと、一般的な中望遠レンズよりもすこし被写体との距離が近くなりやすいので理にかなっています。対人となるポートレート撮影はもちろん、道中で出くわした猫などの小動物をこっそり撮影するときにも効果を発揮してくれるはずです。
近接撮影は70cmと少々長めで倍率は0.15倍。フォーカスリングはねっとりとした抵抗のある操作感になっているため、薄いピント面もしっかり追い込むことができます。
作例紹介






愛用者のコメント
GF80mmF1.7 R WRはGFX100Sと組み合わせて毎日持ち歩いているお気に入りのレンズです。スタジオでもプライベートでも私の写真の多くはこのレンズで撮影しています。
緻密に光を結ぶ繊細さとスムースで甘美なボケ、そのブレンドによって生み出される空気感、これが私が感じている情景を表現してくれます。そして何より写真を撮る楽しさが詰まったレンズと言えます。
撮影をする前提として心のあり様は大切で、このGF80mmF1.7 R WRは写真を撮る楽しさを感じさせてくれます。スペックシートだけでは語れないこの楽しさこそが、このレンズを気に入っている理由です。






メイン機は、FUJIFILMのGFX50SII、レンズはGF80mmf1.7です。それまではXT3とXF35mmf1.4でした。 中判の階調豊かな表現にずっと憧れていたのと、じっくり写真を撮りたいと感じたため、思いきって購入しました。GFXは階調表現が広がったことと、浮かび上がるようなボケが気に入っており、本当に購入してよかったと思っています。



ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- ビルドクオリティが高く、操作感、所有感に優れている
- 開放からシャープだがバキバキとした写りではなく柔らかさがある
- 十分軽く運用しやすい
- 他のレンズと共通した操作性で併用しやすい
- ラージフォーマットらしい空気感のある写真を撮りやすい
作りの写りの良さに高い満足度。シャープで高精細なだけでなく特有の描写性能を持ち合わせている部分にも好感触なレビューが多数見られました。
■ ネガティブレビュー
- レンズ内手振れ補正があったらよかった
- AFが遅い
- 開放での色収差が目立つ
- フレアが出やすい
AF駆動については賛否。環境によっては開放で色収差が出やすいようなので、気になる人は少し絞って様子をみましょう。逆光下でのフレアはフードでカバー。
まとめ
独特の焦点距離と明るさを有したGF80mmF1.7 R WR。標準域で撮影していて現像時にちょっとトリミングすることが多い人や、ポートレート撮影の機会の多い人には一度試してみてほしいですね。また、描写がシャープすぎず収差の補正が完璧過ぎずに独特な“クセ”へと昇華された画作りを求める人にもオススメです。
著者

山添 太
編集者、ライター、カメラマン。出版社在籍中にカメラの面白さに魅了され、機材の収集、撮影、自家現像や自家プリントにもトライし、カメラ関連の特集や単行本も多数手がけるまでに。現在はフリーランスとしてカメラ関連をはじめ、趣味にまつわるジャンルで多岐にわたって編集・執筆。カメラマンとしての活動も積極的に行っている。
ECサイトの販売情報
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本体の買取額:170,100円(定額)
製品情報
| カテゴリ | 単焦点レンズ |
|---|---|
| メーカー | FUJIFILM |
| タイプ | 標準 |
| マウント | FUJIFILM Gマウント |
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| 製品 | ![]() FUJIFILM GF80mmF1.7 R WR (本製品) | |||
|---|---|---|---|---|
| 焦点距離 | 80mm(35mm判換算:63mm相当) | 50mm(35mm判換算:40mm相当) | 55mm(フルサイズ換算:44mm相当) | 63mm(35mm判換算:50mm相当) |
| F値 | F1.7〜22.0 | F3.5〜32.0 | F1.7〜22.0 | F2.8〜32.0 |
| 最短撮影距離 | 70.0cm | 55.0cm | 50.0cm | 50.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 | 11枚 | 9枚 |
| 重量 | 795g | 335g | 780g | 405g |
| 発売日 | 2021/02/25 | 2019/09/26 | 2023/09/28 | 2017/02/28 |
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