
SONY α7C(ILCE-7C)
SONY Eマウント
2020/10/23発売
今までSONYのフルミラはα7のボディ形状をベースとしたカメラがほとんどでした。そんな中で、新たな形状のコンパクトフルミラとして登場したのがα7Cです。SONYのコンパクトなフルミラはどの様な性能に仕上がっているのでしょう。
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この商品の出品目安価格:美品 158,600円 ~ 並品 150,400円
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出品する新たな挑戦を後押しするカメラ
SONYといえば、今でもウォークマンをイメージする人は少なくないでしょう。
1979年から発売されているウォークマンは音楽をどこでも高い音質で再生出来るように、音質と持ち運び時のサイズ感に強いこだわりを持って開発されています。
今でこそフラッシュメモリによってマッチ箱サイズまで小さくなった音楽プレイヤーですが、かつてウォークマンはカセットテープのサイズギリギリにまでコンパクトに設計されました。
その設計思想はカメラ開発においてもベースとなっており、高画質かつコンパクトというのはSONYミラーレスの中心コンセプトといえます。
今まではフルサイズではα7ベースの形状、APS-Cはα6000シリーズの直方体ベースのコンパクト形状という棲み分けがされていましたが、α7Cはα6000シリーズ同様の非常にコンパクトなフルミラとなっています。
α7Cはセンサーサイズがフルサイズで、ボディ内手ブレ補正搭載ということでα6000シリーズよりも一回り大きくはなりますが、そのサイズ差は1cm以内でファインダー搭載のフルミラとしては群を抜くコンパクトさとなっています。
しかし、小さいボディと言っても、先程触れたボディ内手ブレ補正をはじめ、カメラとしての性能はバッテリーのもちも含めて他のα7シリーズと遜色ありません。
しかもそのボディはマグネシウム合金のモノコックボディで防塵防滴にも配慮されていて、タフネス性も高くなっています。
コンパクトなボディは従来のカメラサイズに慣れている人にとっては違和感がある人も少なくありませんが、フルサイズカメラの大仰なサイズがカメラ入門の障壁の1つと考えている人にとっては大歓迎のカメラです。
ペットや愛車、旅先の風景やテーマパークなど自分の趣味を高画質で記録したいと考えた時、大きなボディの一眼カメラにはやりすぎ感を持ってしまうこともありますが、α7Cなら抵抗感なくフルサイズ撮影の扉を開けることができます。
α7 IIIとの選択は悩みどころ
α7Cはコンパクトフルサイズということで独自性が強くライバル機は多くありません。
SIGMA fpがサイズ感という意味では近いライバルと考えられますが、fpは拡張性をもたせることで本体機能を限定しコンパクト化した、どちらかというと自分でカスタマイズできるカメラ上級者向けです。
α7Cはコンパクトながら、機能的には他のα7カメラと遜色ない、初心者から満足できるカメラです。
エントリー向けフルサイズと考えると、α7 IIIとは価格もほぼ一緒で、購入する側からするとどちらにするか悩ましいところかもしれません。
実際に画質性能は両者ほぼ同じで、写真だけ見てどちらのカメラで撮ったか判別することはほぼ不可能です。フルサイズミラーレスをリードするSONYらしい写真がどちらのカメラでも撮影可能です。
比較要素としてポイントとなるのはファインダーです。
ミラーレスなので当然どちらもEVFですが、α7 IIIが倍率0.78倍であることに対してα7Cは0.59倍です。液晶ドット数は変わらないので、美しさという意味ではα7Cも遜色ありませんが、いかんせん小さくて見にくいという点は否めません。
またα7Cはレンズ光軸上からファインダーがズレているので、従来のカメラに慣れているのであれば、違和感を覚える人も少なくありません。
一方で、スマホの様な感覚でライブ液晶撮影を重視するなら、バリアングル液晶のα7Cは非常に便利です。
サイズという点を除いて比較するなら、ファインダー重視か、ライブ液晶重視かという点がポイントになります。
リアルタイムトラッキングなどAF性能については後発機種のα7Cが優秀な面もあるので、カメラをしっかり構えて自分の腕を磨くα7 III、気軽に手軽に撮影を楽しむα7Cと考えると良さそうです。
製品 | ||
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価格 | 新品: 203,000円 中古: 162,800円 | 新品: 230,500円 中古: 138,450円 |
センサーサイズ | フルサイズ(35.6×23.8mm) | フルサイズ(35.6×23.8mm) |
有効画素数 | 2,420万画素 | 2,420万画素 |
連続撮影速度 | 最高約10.0コマ/秒 | 最高約10.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ | ○ |
防塵・防滴 | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 680枚 | 610枚 |
重量 | 424g | 565g |
発売日 | 2020/10/23 | 2018/03/23 |
手軽な動画に最適の大きさ
コンパクトなサイズでボディ内手ブレ補正を搭載したフルサイズカメラということで動画撮影でも重宝します。
リモコン搭載のグリップGP-VPT2BTや、ガンマイクECM-B1Mを搭載すれば、コンパクトかつ高画質なVlogカメラが完成します。バリアングル液晶もあるので自撮りもしやすくなります。
4Kが30pまでなのは少し残念ではありますが、価格を考えればフルHDで120pまで撮れるというのは十分な性能といえます。もちろんlog撮影も可能で、本格的な動画撮影の入り口まで体感することができます。
動画撮影を視野に入れるなら、一眼画質で録画できるコンパクトなα7Cの魅力は増します。
FE 28-60mm F4-5.6との相性は抜群
α7Cと同時に発売されたFE 28-60mm F4-5.6は、Eマウントなので他のSONYカメラにも装着できますが、まさにα7C専用設計といえます。焦点域を他の標準ズームよりも狭い28-60mmに限定することで、今までにないコンパクトなフルサイズ標準ズームとなっています。
α7Cはボディがコンパクトすぎて、普通のフルサイズレンズを装着した場合はバランスが悪くなることがあります。
そもそもレンズが大きいのでボディがコンパクトでも意味がないということは今までもミラーレスで良く言われていましたが、標準ズームがこの大きさならいつでも身近にフルサイズカメラを置いておくことができます。
レンズキットとして販売されているので、α7CはまずはFE 28-60mm F4-5.6との組み合わせからスタートすることがおすすめです。
作例紹介
FE 28-60mmはコンパクトでも風景にも十分対応可能です
ボディ内手ブレ補正があるので暗い場所でも安心してシャッターを切れます
リアルタイムトラッキングが動いている被写体の撮影を強力にサポートしてくれます
日常の情景を切り取るなら、α7Cの様に常に手元におけるカメラが大切です
小さなボディからは想像できないハイクオリティな写真を生み出すことができます
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- この大きさでα7 IIIと同等以上の性能というは驚き
- やっぱりバリアングル液晶の使い勝手は最高
- 小さいのにバッテリーのもちは1日の撮影では十分
- 女性の手には馴染みやすいグリップ
- オールドレンズとの組み合わせは今までにないフィット感
最初のフルサイズとしてこのカメラを手にした方の好レビューが多く見られました。SONYカメラユーザーの門戸となっているようです。
■ ネガティブレビュー
- シャッター音がチープでやる気が出ない
- シャッタースピードを落とすとシャッターショックによるブレが気になる
- ファインダーはかなり見にくいので購入前に確認したがよい
- マグネシウムボディの割には質感が良くない
- メニュー表示が旧タイプなのでわかりにくい
シャッターユニットは専用設計で20万回の耐久テストもクリアするものですが、コンパクトさを追求した分、デメリットも発生しているのかもしれません。
まとめ
プロのカメラマンを目指すのであれば、光軸上に視認性の高いファインダーがあり、上位機種と同じサイズ感のカメラを選ぶということはとても重要になります。
しかし、一方で、気軽に撮影したいのに、持ち運ぶのにも一苦労するようなサイズ感のカメラは、趣味で使う分には大げさすぎると感じることもあります。
α7Cはそういった、高画質な写真や動画は撮りたいけど、そこまで大げさなカメラには抵抗があるという人に最適なカメラです。
性能は上位モデルに迫るものがありながら、普通のバッグにも収まる大きさのフルサイズカメラは、まるでウォークマンの様に、常に手元にある存在となってくれそうです。
価格情報

ミラーレス一眼 > ハイアマチュア
SONY α7C(ILCE-7C)
新品: 220,958円 / 中古: 167,000円
新品: 203,000円 / 中古: 163,130円
新品: 202,800円 / 中古: 165,680円
製品情報
カテゴリ | ミラーレス一眼 |
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メーカー | SONY |
タイプ | ハイアマチュアモデル |
マウント | SONY Eマウント |
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