HOMEズームレンズTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061) [ソニーE用]
TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061) [ソニーE用]

TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061) [ソニーE用]

高倍率ズームと言えばTAMRONというイメージがあります。世界初の〇倍ズームという謳い文句はTAMRONのためにあると言っても良いでしょう。今回もTAMRONからAPS-Cミラーレス用レンズとして世界初の16.6倍ズームレンズが登場しました。TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)はどういったレンズなのでしょう。

ズームレンズ / TAMRON / 高倍率
新品:
74,993円〜(12)
中古:
81,960円〜(1)

待望のAPS-Cミラーレス用高倍率レンズ

TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)の外観
出典:flickr(@Henry Söderlund)
SONY α6000 / TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD
出典:instagram(@satossy0222)
SONY α6000 / TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD
出典:instagram(@satossy0222)
SONY α6000 / TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD
出典:instagram(@satossy0222)

Canon、Nikon、SONYの3大カメラメーカーは目下のところフルミラ用レンズの拡充に注力しており、フルミラの新しいレンズマウントの性能を引き出す高性能レンズを次々と開発しています。

徐々に一眼レフのレンズラインナップに近くなってきていて、更には第2世代に更新されているレンズも登場してきています。

一方で、フルミラ用のレンズは高価で、APS-Cユーザーには手を出しにくく、またフルミラ用の24-70mmという標準ズームは、APS-Cでは35mm-105mm前後の焦点距離となってしまうので標準域より長めとなってしまいます。

フルミラユーザーにとっては徐々に快適なレンズ選びができるようになってきている一方、APS-Cを使うライトなカメラユーザーにとっては選択肢が狭いというのが現状です。

そんな現状を打破してくれるのがレンズメーカーTAMRONです。18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)はAPS-Cミラーレス初の16.6倍ズームレンズで、広角から35mm換算460mm相当の超望遠までカバーすることができます。

実売約7万円というAPS-Cレンズとしては若干高価なレンズとなりますが、このレンズがあればフルミラ用の高い超望遠レンズを買う必要もなく、カメラボディとModel B061を一緒に購入すればキットレンズの購入すら不要となるのでそのコスパは非常に高いと言えます。

また、Model B061はSONY Eマウント用と、富士フィルムXマウント用の2種類があります。作例などを見ると、フジユーザーの作例も多く、Xマウントユーザーのニーズも高くなっていそうです。
 

キットレンズがあっても必要か


SONYのAPS-Cミラーレスと言えば、α6600やα6400があります。これらのカメラはレンズキットでも販売されているので、はじめてカメラを購入する場合はレンズキットでカメラをレンズを一緒に購入する人も多いことでしょう。

SONYのキットレンズにはE 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135が一般的と言えます。広角から135mmという中望遠まで撮影することができ、通常の撮影であればこれ1本で十分ともいえます。

しかし、運動会やスポーツイベント、航空機、動物園や野生動物などの撮影もするなら135mmはトリミングを考えても物足りない焦点距離となります。

またダブルズームキットにはE 55-210mm F4.5-6.3 OSS SEL55210という望遠レンズが付属します。こちらはトリミングを考慮すれば先程書いた用途にも使えるレンズですが、広角端が55mmということで、屋内撮影では標準キットレンズのE PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS SELP1650などへのレンズ交換が必要となります。

TAMRON 18-300mmはこれらのキットレンズの役割をカバーした上で、さらに300mmの超望遠撮影が可能というメリットがあります。もちろん、シチュエーションに合わせたレンズ交換というのは一眼カメラの醍醐味ではありますが、ライトユーザーにとってはレンズを複数持ち歩いて、撮影の度にレンズを付け替えるのは難儀なことだったりもします。

さらにTAMRON 18-300mmは広角端でワーキングディスタンス15cmと近接撮影にも強くハーフマクロ性能もあるのでその撮影幅はかなり広いといえます。それを1本のレンズで賄えるというのは大きなメリットです。

また、α6400はボディ内手ブレ補正がないので、社外レンズを使うと手ブレが心配という声もありますが、TAMRON 18-300mmに搭載されているVCという手ブレ補正機構は純正レンズに劣らない手ブレ補正能力があり、300mmの撮影でも安心して手持ち撮影が可能です。

そういった点から、望遠撮影の機会が多いユーザーが最もコスパ良くSONY APS-Cミラーレスを購入するなら、α6400のボディだけ購入してTAMRON 18-300mを購入するということがおすすめとなります。

ただし、TAMRON 18-300mmは620gという、決して軽くはないレンズなので、普段遣いはE PZ 16-50mmにして、イベントや旅行のときはTAMRON 18-300mmという使い分けも考えると、標準レンズキットでの購入がベストとなりそうです。

もう少しレンズに予算がかけられるというのであれば、α6400ボディだけ購入してTAMRON 11-20mm F/2.8 Di III-A RXDと18-300mmという組み合わせも検討すると良いかもしれません。

近年のTAMRONはフィルター径を出来るだけ67mmに統一している傾向があり、この2本も67mmなので、フィルターを共有できるというメリットがあります。レンズキット購入前に検討しておきたいポイントとなります。
製品

TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061) [ソニーE用]

SONY E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135

SONY E 55-210mm F4.5-6.3 OSS SEL55210

価格新品:74,993円〜
中古:81,960円〜
新品:62,121円〜
中古:39,200円〜
新品:26,880円〜
中古:12,980円〜
焦点距離18-300mm(35mm判換算:27-450mm相当)18-135mm(35mm判換算:27-202.5mm相当)55-210mm(35mm判換算:82.5-315mm相当)
F値F3.5〜22.0F3.5〜22.0F4.5〜22.0
最短撮影距離15.0cm45.0cm100.0cm
絞り羽根枚数7枚7枚7枚
手ブレ補正--
防塵---
防滴---
重量620g325g345g
発売年月2021年09月2018年02月2011年10月
  

APS-C一眼レフ用高倍率レンズとの比較は


高倍率ズームの先駆者ともいえるTAMRONはAPS-Cミラーレス用としては18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDが初となりますが、APS-C一眼レフ用では高倍率ズームを数本発売してます。

18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLDはAPS-C世界初となる22.2倍ズームとして2017年に発売され、話題となったのは記憶に新しいところです。このレンズとミラーレス用のTAMRON 18-300mmは同一価格帯のレンズとなっていますが、その性能は大きく異なります。

18-400mmは高倍率ズームということでAFがかなり遅いという弱点がありました。しかし、18-300mmではVXDという最新のモーターを搭載したことでAF速度はかなり改善されています。

光学性能についても、テレ端を300mmとしたことや、ミラーレスマウント特性を生かしたことで18-300mmは大きな進化があります。

解像力についてはかなり高い評価で、高倍率でありながら他の標準ズームレンズと遜色ない性能となっています。特に絞ることで解像感は大きくアップするので、開放でガンガン撮影するというよりも、絞り気味で撮影する方が向いているレンズです。

18-400mmでは高倍率ズームということで仕方ないと妥協されていた性能面で大きく改善がみられるレンズがTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)です。
 

作例紹介

SONY α7R IV / TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD
出典:flickr(@Henry Söderlund)
単なる広角から超望遠までの高倍率だけでなく、ハーフマクロまでこなせるというのは大きな魅力です
SONY α7R IV / TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD
出典:flickr(@Henry Söderlund)
やはり小さな鳥を狙うなら超望遠域の焦点距離が必要です
SONY α7R IV / TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD
出典:flickr(@Henry Söderlund)
歪曲や周辺減光はデジタル補正が必須ですが、補正すれば問題なさそうです
SONY α7R IV / TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD
出典:flickr(@Henry Söderlund)
玉ボケは縁と年輪が見られますが許容範囲とできるのではないでしょうか
SONY α7R IV / TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD
出典:flickr(@Henry Söderlund)
街角スナップで、レンズがないことによる機会損失をほぼ0にしてくれます
 

ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー
  • 同じTAMRONの18-200mm(Model B011)とは2段以上別格の解像
  • 旅行はこの一本で十分と感じさせる万能性
  • ロックスイッチはあるが鏡筒は自然と伸びることはない
  • AFは高倍率を感じさせないくらい高速
  • 防塵防滴性もあるのでどこでももっていける
高倍率ズームとしては予想以上の画質に「驚き」を感じたという好レビューが多く見られました。


■ ネガティブレビュー
  • ズームリングが固く、動画向きとはいえない
  • 接写時はAFが迷うのでMFでのピント合わせがおすすめ
  • 歪曲と周辺減光はかなり強いので補正が必要
  • 色収差が上位レンズと比較すると最も気になるポイント
  • α6400と組み合わせるとかなりフロントヘビー
性能評価で同クラスではなく上位レンズと比較されるところに、このレンズの高い光学性能が伺えます。
 

まとめ


TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)はAPS-Cミラーレス用レンズとしては若干高価で、若干大きく重いレンズです。

しかし、このレンズ一本に広角から超望遠、ハーフマクロまで撮影できる性能があるということを考えれば十分許容できる大きさと価格ではないでしょうか。特にAPS-Cにおいては、撮影性能よりも撮影利便性を求めるニーズも高く、高倍率ズームの存在は歓迎といえます。

もちろん、光学性能にも妥協はなく、従来の高倍率ズームにはなかった高い解像性能も備えています。

これ1本で済むと考えればTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDは非常にコスパの高いレンズです。
基本仕様
対応マウントSONY Eマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応-
APS-C専用
レンズ構成15群19枚
絞り羽根枚数7枚
焦点距離

18-300mm(35mm判換算:27-450mm相当)

最短撮影距離15.0cm
最大撮影倍率0.5倍
開放F値F3.5〜22.0
画角77.24~5.30度
手ブレ補正機構-
防塵-
防滴-
サイズ・重量
最大径×長さ75.5x125.6mm
重量620g
フィルター径67mm
発売日
発売日2021年09月24日