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SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Art [ソニーE用]

SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Art [ソニーE用]

広角大口径といえば、SIGMA Artレンズ。そんな印象をお持ちの方は多いかと思われますが、最近ではIシリーズの様なContemporaryレンズが多く発売されていました。そんな中で久しぶりに登場のArtレンズ。SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Artはどの様になっているのでしょうか。

単焦点レンズ / SIGMA / 広角
新品:
124,885円〜(42)

フルサイズ時代のArtレンズは驚異の大きさ

SONY α7 IV / SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Art
出典:instagram(@gune.me)
SONY α7 IV / SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Art
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SONY α7 IV / SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Art
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SONY α7 IV / SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Art
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2022年8月にSIGMA 20mm F1.4 DG DN | Artと24mm F1.4 DG DN | Artという2本の開放F1.4の広角単焦点レンズを発表しました。これによって、SIGMA Artラインには20mm、24mm、35mm、85mmの4本の開放F1.4単焦点DGDNレンズが揃ったことになります。

開放F1.4の大口径レンズはArtレンズの代名詞とも呼ばれるレンズで、特に広角のF1.4はSIGMA以外の選択肢そのものが少なく大人気のレンズです。

SIGMAの20mm F1.4レンズとしては既に20mm F1.4 DG HSM | Artというレンズがありますが、このレンズは「DN」ではありません。「DN」というのはミラーレス用に設計されたレンズに付けられています。

20mm F1.4 DG HSMは一眼レフのフランジバックに合わせて設計されたレンズで、フルミラのLマウントやSONY Eマウントにも対応していますが、これはフランジバックの差の分、レンズ後端を延長しているに過ぎません。20mm F1.4 DG DNはフルミラ専用設計ということで、20mm F1.4 DG HSMよりも全長は約4cm、質量は4割もの軽量化を成功しました。

光学性能を最優先することで大口径、超重量というイメージが強いSIGMAのArtレンズですが、フルミラに最適化されたDNでは従来よりもコンパクトで、フルミラボディと合わせるとさらに実用性の高い大きさの撮影セットとなります。

もちろん光学性能にもDN設計の恩恵があり、SIGMA公式サイトに掲載されているMTF曲線を比較すると、20mm F1.4 DG DNは広角レンズでは課題となりがちな周辺部の描画が大きく向上していることがわかります。

20mm F1.4 DG DNはArtレンズとしての高い光学性能と、従来のArtレンズではあまりみられなかった実用的なサイズ感も達成したレンズとなっています。
 

唯一無二の20mmF1.4は天体レンズとして最適化


SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Artの発売時点において、フルミラ用レンズで20mm F1.4レンズがあるのはSIGMAだけです。そういうわけで、星空撮影などでとにかく明るいレンズが欲しいという場合にはSIGMAレンズ以外の選択肢はなくなります。

SIGMAもそういった星空撮影でのニーズを理解していて、20mm F1.4 DG DN | Artは星空撮影を強く意識して設計されています。

星空撮影において最も問題となるのがサジタルコマフレアと呼ばれる収差です。星空撮影は、暗黒の背景に点光源という、収差が非常に目立ちやすいシチュエーションとなっています。

そんな各種収差の中でも、サジタルコマフレアは星が左右上下に広がり、鳥の様な形になってしまう収差です。SIGMA 20mm F1.4 DG DNは非球面レンズを適所に配置することでサジタルコマフレアを出来るだけ抑えることに成功しました。

開放F1.4で撮影された星空の、周辺部においてもそこまで大きなサジタルコマフレアは見られません。さすがに完全な点で撮影されるということはありませんが、十分開放で撮影できる性能があります。

また、このレンズは光学性能以外にも星空撮影に最適化されています。このレンズにはAF・MF切り替えスイッチにもう1つ「L」があります。これは、フォーカス位置を固定するスイッチで、星空撮影時にフォーカスを無限遠に固定したい場合に役に立ちます。
よく、フォーカスリングをテープで止めて星空撮影に望むことなどがありますが、このスイッチでその問題も解決します。

他にもレンズヒーターを固定しやすいように、レンズヒーターリテーナーがあったり、フィルター2種類を使い分けることができるように、フロント、リア両方にフィルター装着が可能になっていたりと、星空撮影に最適化されています。

SONY純正レンズとしては、開放F1.4はありませんがFE 20mm F1.8 G SEL20F18Gというレンズがあり、これも星空撮影では人気のレンズではあります。2つのレンズをF2.8やF4で比較すると周辺部での描写でSONY FE 20mm F1.8 Gに分があるというデータもあります。

ただし、これは解像力チャートを使ったテーブルテストであり、無限遠での描写や、その他の機能性、そもそもの開放の明るさを考えると、SIGMA 20mm F1.4 DG DNは現状、唯一無二と言えます。
製品

SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Art [ソニーE用]

SONY FE 20mm F1.8 G SEL20F18G

価格新品:124,885円〜新品:115,800円〜
中古:91,567円〜
焦点距離20mm20mm
F値F1.4〜16.0F1.8〜22.0
最短撮影距離23.0cm18.0cm
絞り羽根枚数11枚9枚
手ブレ補正--
防塵-
防滴-
重量630g373g
発売年月2022年08月2020年03月
 

ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー
  • 自ら星空レンズと謳うだけあって、期待大のレンズ
  • 高解像カメラの性能を十分に引き出せる解像力
  • 光害カットフィルターとソフトフィルターの2つを前後にわけて装着できるのは嬉しい
  • 過去に使ったどのレンズよりもサジタルコマフレアは抑えられている
  • フォーカスロックは風景や長時間露光でとても便利
やはり星空レンズとして光学性能や機能面に期待する声が多くみられました。


■ ネガティブレビュー
  • パープルフリンジと周辺減光が多少気になる
  • ラボテストでは周辺の描写はMTFほど高くは感じられない
  • 重量についてはもう少し頑張って欲しかった
  • 非点収差がやや目立つので少し絞って使うほうがベストかも
  • 解像力が高いのでピントの位置決めはかなりシビアに行う必要がある
一眼レフを経験した人にとっては非常に軽いと思えても、フルミラユーザーから見るとまだまだ重いといった意見もあるようです。
 

まとめ


かつてこれ程に星空撮影に最適化されたレンズがあったでしょうか。

20mmF1.4という画角と明るさ、サジタルコマフレアを極限まで抑えた光学性能、フォーカスロックスイッチやレンズヒーターリテーナー、フロント・リア両フィルター対応など、様々な方向から星空撮影の助けとなってくれます。

また、星空撮影に適しているということは、風景撮影など他の撮影でも十分な性能を発揮できるということで、20mm F1.4 DG DNはフルミラ20mm最高の明るさを活かした様々な撮影に使えるレンズとなっています。
基本仕様
対応マウントSONY Eマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成15群17枚
絞り羽根枚数11枚
焦点距離

20mm

最短撮影距離23.0cm
最大撮影倍率0.16倍
開放F値F1.4〜16.0
画角94.5度
手ブレ補正機構-
防塵-
防滴-
サイズ・重量
最大径×長さ87.8x113.2mm
重量630g
フィルター径82mm
発売日
発売日2022年08月26日