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定額買取
SONY α7S III(ILCE-7SM3)
SONY Eマウント
2020/10/09発売
一眼レフカメラのプロ向け機は高速連写機と高画素機という棲み分けがされていました。ミラーレス時代になってSONYが新たに別の角度からスペシャリティなカメラを投入したのが高感度機です。そんな高感度機に新たなカメラが2020年に投入されました。α7S IIIは新たなプロスペックのカメラとなるのでしょうか。
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本体の買取額:264,600円(定額)
著者: enoF
新しい一眼カメラのポジション
一眼レフでは一般的となっていたプロ向けカメラの高速連写機と高画素機という棲み分けですが、ミラーレス時代はこの棲み分けが曖昧なものとなってきています。
ミラーがなくなったことで、シャッター機構が簡素化され連写しやすくなったことと、メモリの技術進化で読み書きが高速化されたことが理由です。
4000万画素超えのカメラでも10コマ/秒でストレスなく高速連写が可能です。SONY α1は約5010万画素で、最高約30コマ/秒という、まさに高画素・高速連写機となっています。
では、α1があれば全ての撮影にオールラウンドに対応できるかというと、そういうわけではないというのがカメラ選びの難しいところです。SONY α1は他のほとんどのSONYフルミラを凌駕する、まさに新次元のフルミラですが、α1では撮れないものが撮れるカメラがSONYフルミラにはあります。
それがα7S IIIです。
SONYフルミラの中では画素数的にはα7R IVの約6100万画素がトップですが、α1との差は僅かで、実用レベルではさほど気になる差ではありません。連写やAF性能はα1が他を大きく引き離しています。
しかし、絶対的に差がついているのがα7S IIIとのISO感度の差です。α1のISOが100〜32,000であることに対してα7S IIIは80〜102,400です。
α7S IIIは画素数を約1210万に抑えたことで、ISOは他のカメラとはまさに段違いの超高感度カメラとなっています。連写速度が違ったり画素数が違うと、まさに「そのカメラでしか撮れない画」が出てきますが、感度もまた「そのカメラでしか撮れない画」が出てきます。
より高いISOが使えれば、ポートレートも今まで撮影できなかった暗所でも撮影できたり、星空撮影では今までとは違うシャッタースピードで撮影できたりします。
画素数は4000万画素以上、連写速度は10コマ/秒以上が一部のプロ機以外にも採用されるようになり、連写や画素数での違いは少なくなりましたが、新たに感度で違いを生み出しているのがα7Sシリーズです。
α7S IIからα7S IIIへの進化は
SONYは高感度フルミラとしてα7Sシリーズを発売しています。
α7S IIは2015年発売ということで、高感度フルミラの数少ない選択肢ではありましたが、発売時期がSONYフルミラ黎明期ということで、現行のたのαシリーズと比べると物足りないスペックではありました。
製品 | ||
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価格 | 新品: 432,590円 中古: 328,000円 | 新品: 183,384円 中古: 106,800円 |
センサーサイズ | フルサイズ(35.6×23.8mm) | フルサイズ(35.6×23.8mm) |
有効画素数 | 1,220万画素 | 1,220万画素 |
連続撮影速度 | 最高約10.0コマ/秒 | 最高約5.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ | ○ |
防塵・防滴 | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 510枚 | 310枚 |
重量 | 614g | 584g |
発売日 | 2020/10/09 | 2015/10/16 |
α7S IIIは名前こそ「III」ではありますが、α7R IVと同じ世代のフルミラで最新の映像エンジンやAFなどが搭載されています。
特に裏面照射型CMOSセンサーの採用は待望されていたもので、これによって高感度性能がα7S IIから大幅に進化しています。
α7S IIでも定評のあったSONYのAFですが、α7S IIIでは測距点も増え、リアルタイム瞳AFや動物瞳AFにも対応し、さらなる使い勝手の良さを実現。
背面液晶はチルトからバリアングルとなったことで動画撮影がさらにやりやすくなりました。バリアングル液晶はマイク端子は上手く避けていますが、USBケーブルなどと干渉する可能性がある点は注意が必要で、ここについてはこのカメラの数少ない残念ポイントといえます。
あとひとつ残念ポイントをあげると、α7S IIから10万円近く価格が高くなってしまったことでしょう。
とはいえ、フリッカー対策もされていて、タッチパネルにも対応し、UIも一新して使いやすくなったことで孤高の高感度フルミラのポジションを確立しています。
α7S IIIは本当に動画向き?
さて、α7Sシリーズはその高感度特性から、動画向き一眼として人気となっていますが、α7S IIIの動画性能はどうなのでしょう。
α7S IIIは4K120pの動画撮影が可能な他、全画素読み出し、16bit RAW出力にも対応しています。撮影可能時間も欧州関税対応のための30分録画制限などはないので、メーカー発表で4Kで1時間以上の連続録画が可能です。
USB給電が可能なので実際には5時間以上の連続撮影が可能というユーザーによる実証動画もあります。
一眼カメラでは欧州関税を抑えるために30分の録画制限があるものが多かったわけですが、2019年に緩和されて最近では30分以上連続録画できる一眼カメラが増えてきました。
その一方で、一眼カメラはシネマカメラとは違い、冷却ファンなどが搭載されていないことで熱問題が録画時間のボトルネックとなっています。
α7S IIIは画像処理エンジンなどが発する熱をグラファイトなどでカメラ全体に広げて外部に放熱する構造とすることで、かなりの優秀な熱対策が施されています。
8K動画が可能な一眼カメラがちらほら見られるようになってきていますが、この熱対策がかなり問題となっています。
テレビやモニターが4K対応までがほとんどであることを考慮すると、4K動画が120pまで安定して撮影できるα7S IIIはトップレベルの動画向け一眼カメラと呼べそうです。
作例紹介
感度に余裕があることで、動画でもスチールでも階調性への高評価がよく見られます
ISOを気にせずに撮影できるので手軽に物撮りすることができます
IIより連写性能もアップしたことで動体にも強くなりました
今までの一眼とは撮影の幅が違うので、新たな発見も増えそうです
高感度特化ですが、普通のスチールも画素数以外は他のαと同じクオリティで撮れます
ライバルはPanasonic
動画向け一眼というと、PanasonicのLUMIXシリーズもよくあげられます。LUMIXシリーズは一眼カメラの30分制限をいち早く解除したことで動画向け一眼として人気となりました。また、DC-S1Hでは放熱ファンも搭載し、連続録画性能を向上させています。
価格的な比較をするとα7S IIIはLUMIXシリーズの中でもハイエンドのLUMIX DC-S1HとLUMIX DC-S1やS5の間に位置する価格となっています。
大きな違いはLUMIXシリーズは高感度特化機ではなく、2400万画素以上のスチール撮影にも対応できる機種ということです。そのため、ISO感度は当然、低画素ISO感度特化のα7S IIIの方が高性能です。
リモート授業や在宅ワークの経験で、動画撮影において明るさが重要であることが身に沁みた人は少なくないでしょう。
高感度が使えるということはそれだけ暗い場面も明るく撮影できるということです。発売時において、この高感度特化というのはα7S IIIが唯一の選択肢となっています。
α7S IIIを選択肢の一つとしてカメラを選ぶ場合は、感度をとるかか画素数をとるかかというところを天秤にかける必要があります。
約1200万という画素数は紙への出力はA3までならそこまで大きな見劣りはなく、SNSなどWebメディアであればポートレートでも十分な画素数があります。
一方でトリミングなどは難しくなるので、スチールの撮影スタイルと動画の撮影スタイルをよく考えてからカメラ選びをすると良いでしょう。
製品 | ||||
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価格 | 新品: 432,590円 中古: 328,000円 | 新品: 386,100円 中古: 209,800円 | 新品: 224,800円 中古: 119,800円 | 新品: 163,580円 中古: 114,800円 |
センサーサイズ | フルサイズ(35.6×23.8mm) | フルサイズ(35.6mm×23.8mm) | フルサイズ(35.6mm×23.8mm) | フルサイズ(35.6mm×23.8mm) |
有効画素数 | 1,220万画素 | 2,420万画素 | 2,420万画素 | 2,420万画素 |
連続撮影速度 | 最高約10.0コマ/秒 | 最高約9.0コマ/秒 | 最高約9.0コマ/秒 | 最高約7.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ | ○ | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ | ○ | ○ | ○ |
防塵・防滴 | ○ | ○ | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 510枚 | 380枚 | 380枚 | 470枚 |
重量 | 614g | 1,052g | 899g | 630g |
発売日 | 2020/10/09 | 2019/09/25 | 2019/03/23 | 2020/09/25 |
愛用者のコメント
α7S IIIを購入したきっかけは夜間の暗所撮影をISOを気にせずこなせる事でした。実をいうとα7S IIIはα1を購入した時に一度手放したのですが、夜間の手持ち撮影のノイズレスが忘れられず買い戻した経緯があります。
α7S IIIでしか撮影できない写真は確実に存在します。α7S IIIは動画機というイメージがあるかもしれませんがスチル機としても超優秀です。1200万画素のデータは軽く低画像ゆえ手ブレに強く、概ねISOを気にすることなく暗所で手持ち撮影できます。一度使えばカメラ初心者からベテランまで、1200万画素高感度機の虜になる事を保証します。α1からα7CまでSONYのカメラは色々使いましたが、α7S IIIは買わなかった後悔はあっても、買って後悔する事はないです。
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- αシリーズの中では色味の再現性がかなり高い
- 今までと違う画が撮れて、持ってて楽しいカメラ
- 暗所での設定幅が広いので夜間スナップに最適
- 画素数が低いのでPCで扱い安い
- EVFが高性能なのでファインダーでMFが合わせやすい
低画素機ですが、それにたいするネガティブレビューはなく、むしろポジティブにとらえているユーザーの意見が多くありました。
■ ネガティブレビュー
- 水銀灯の様な特殊な光源下での色味はSONYはまだまだ
- S-LOGでの撮影はノイズが気になる
- α7RIIIよりもバッテリーがもたない
- α7S IIよりもボディがやや大きくなった印象
- CFexpress Type-Aだと160GBしかないので容量が不足
シネマカメラを使う本格的な動画ユーザーにしてみるとS-LOGなどではまだまだ動画性能には改善の余地がありそうです。
まとめ
SNSでの動画の需要の増加や、紙メディアの減少を考えると、動画撮影を重視した一眼カメラのニーズもこれからどんどん高まることは想像に難くありません。
α7S IIIは発売時のカメララインアップにおいて、その動画性能はトップクラスです。8Kなどが撮れるというカメラも重要ですが4Kが長時間、実用可能レベルで安定して撮影できるという性能は今、最も求められる性能でしょう。
また、ライティングなどを気にすることなく、あらゆる状況で撮影できる高感度カメラはフルミラによる高画質動画撮影をより身近なものにしてくれます。
著者
enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報
ミラーレス一眼 > ハイアマチュア
SONY α7S III(ILCE-7SM3)
新品: 463,800円 / 中古: 328,000円
新品: 435,230円 / 中古: 336,700円
新品: 432,590円 / 中古: 338,000円
\大手より20%高く買い取る製品多数!/
本体の買取額:264,600円(定額)
製品情報
カテゴリ | ミラーレス一眼 |
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メーカー | SONY |
タイプ | ハイアマチュアモデル |
マウント | SONY Eマウント |
関連製品
製品 | SONY α7S III(ILCE-7SM3) (本製品) | |||||
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価格 | 新品: 432,590円 中古: 328,000円 | 新品: 288,000円 中古: 207,000円 | 新品: 455,999円 中古: 385,640円 | 新品: 232,000円 中古: 142,980円 | 新品: 264,450円 中古: 242,900円 | 新品: 183,384円 中古: 106,800円 |
センサーサイズ | フルサイズ(35.6×23.8mm) | フルサイズ(35.7×23.8mm) | フルサイズ(35.7×23.8mm) | フルサイズ(35.9×24.0mm) | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(35.6×23.8mm) |
有効画素数 | 1,220万画素 | 6,100万画素 | 6,100万画素 | 4,240万画素 | 3,300万画素 | 1,220万画素 |
連続撮影速度 | 最高約10.0コマ/秒 | 最高約10.0コマ/秒 | 最高約10.0コマ/秒 | 最高約10.0コマ/秒 | 最高約10.0コマ/秒 | 最高約5.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
防塵・防滴 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 510枚 | 530枚 | 440枚 | 530枚 | 530枚 | 310枚 |
重量 | 614g | 580g | 638g | 572g | 429g | 584g |
発売日 | 2020/10/09 | 2019/09/06 | 2022/11/25 | 2017/11/25 | 2023/10/13 | 2015/10/16 |