
SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS II SEL70200GM2
SONY Eマウント
2021/11/26発売
スチールカメラ界をリードしているのはCanonですが、フルミラをリードしているのはSONYです。2021年11月に発売されたFE 70-200mm F2.8 GM OSS II(SEL70200GM2)はまさにコレを体現するかの様なレンズとなっています。FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIがいかにフルミラをリードするレンズであるかをみていきましょう。
この商品を売りたい
手順通りに出品したものは、落札後「運営が1ヶ月の自然故障を保証」します。
SONY FEレンズが軽量である意味
FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIの特徴はなんといってもI型から30%以上の軽量化に成功した1,045gという重量です。
2019年に発売されたCanonのRF70-200mm F2.8 L IS USMが1070gと70-200F2.8最軽量となっていましたが、FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIはそれよりさらに軽いレンズとなりました。
グラムで比較すると、高々25g程度の差ですが、SONYとCanonというメーカーの差で考えると、これは見逃せない差になります。
それはフラッグシップ機をみるとわかります。Canonは2021年時点でフラッグシップ機に相当するフルミラはEOS R3という、いわゆる縦グリ一体型のカメラです。EOS R1の発売もいろいろと噂されていますが、縦グリ一体型となることが濃厚です。
一方でSONYのフラッグシップ機、α1はα7シリーズなどと同様に縦グリは外付けタイプでミラーレスの強みを生かしたコンパクトボディとなっています。70-200F2.8とフラッグシップ機を組み合わせると、SONYは圧倒的なコンパクトさを実現しています。
FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIは単なる軽量化だけでなく、光学設計をI型から変更し、重いレンズ群をマウント側にもってくることでα1との重量バランスが最適化されています。
SONYは常に、カメラに限らず、その製品がユーザーの傍にあるように大きさへのこだわりをもっています。FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIはRF70-200mm F2.8と違い、インナーズーム方式のまま軽量化していることもポイントです。
Canonはアウターズーム方式の防塵防滴性にある程度の経験もあり、その信頼性も確保されてはいますが、アウターズームよりインナーズームの方が防塵防滴性が高くなることは明らかです。
FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIはインナーズームによって過酷な状況下での信頼性もさらに確保されています。またRFとは違い、テレコンにも対応しているので、さらにその用途は広がります。
FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIとα1の組み合わせは、まさに常に傍に置いて、すぐに手に取れるコンパクトな中望遠撮影セットとなります。
安くなったI型にすぐに手を出してはいけない
さて、II型が登場すると、安くなったI型を購入しようかなと考えるのは当然の流れと言えます。II型の登場でI型は大きく値下がりするので性能差が大きくないのならI型でいいかなと思います。
しかし、FE 70-200mm F2.8 GM OSSはII型が出たから在庫があるうちにI型をとすぐに手を出して良いレンズではありません。
その大きな理由がAFです。
スペック上でまず目を引くのは先にも上げた軽量化ですが、400g程度であれば我慢するという剛腕カメラマンは少なくないでしょう。一眼レフと比較すればミラーレスは十分軽量なのでI型の重量でも問題ないという人は多いでしょう。
AFの比較ではどうでしょう。
I型とII型ではAFモーターが違います。II型はより強力なXDリニアモーターを4基搭載し、AF速度は段違いとなっています。α1との組み合わせでは毎秒30コマの高速撮影でもしっかりと被写体を追従するAFも可能となっています。
これは体感できるほどの差があるので、ぜひ一度店頭でII型を体感してからの購入検討をおすすめします。
もちろんAF以外、光学的にも進化しています。レンズ構成はI型の18群23枚から14群17枚と大幅に削減されていますが、特殊硝材を多用することで周辺部の描写が大きく向上したと高い評価をされています。
また、最短撮影距離も短くなったことで、物撮りでも活躍するレンズとなりました。I型とII型はその価格以上の性能差が生まれています。
製品 | ||
---|---|---|
価格 | 新品: 329,697円 中古: 338,210円 | 新品: 267,300円 中古: 158,000円 |
焦点距離 | 70-200mm | 70-200mm |
F値 | F2.8〜22.0 | F2.8〜22.0 |
最短撮影距離 | 40.0cm | 96.0cm |
絞り羽根枚数 | 11枚 | 11枚 |
重量 | 1,045g | 1,480g |
発売日 | 2021/11/26 | 2016/09/30 |
使い勝手のよさは動画にも
SONYレンズの進化はAFと光学設計だけにとどまりません。絞りリングの追加やボタン類の追加によって操作性は大幅にアップしています。
また、レンズフードは丸形に変更され、先端にシリコンゴムが装着されたことでレンズを下向き置いた場合も安定するようになりました。このように全体的にレンズの使い勝手が向上しています。
絞りリングの追加やAFの向上はスチールだけでなく動画にも最適なレンズとなっています。静音かつ追従性の高いAFは、画角内の被写体をスムーズに捉え続けます。
また、周辺部の高い解像は動画でも強みとなります。α1はスチールだけでなく8Kなど動画撮影にも強みのあるカメラだけにその性能を活かすレンズといえます。
特にα1は、Canon EOS R3やNikon Z9と比較すると圧倒的なコンパクトボディなので、ジンバルやリグを組んで動画を撮影しやすいので、そこにFE 70-200mm F2.8 GM OSS IIの様な軽量コンパクトかつ、絞りも可変しやすいレンズというのは更にメリットが大きくなります。
作例紹介
前後のボケは共に柔らかく、シャープなピント面はさすがGMレンズです
最短撮影距離が短くなって物撮りにも重宝します
少し離れた人物撮影には最適の焦点距離と明るさです
ある程度距離が詰められればテレコンなしでの野鳥も撮影できます
愛用者のコメント
ソニーα7R Vと一緒に使っているこのSONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIという望遠ズームレンズ。実はα7R Vが発売される前に、更なる高画素化に対応できるレンズであろうと予想して先行して手に入れます。
花の写真や夕景の写真をメインで撮っていますが、光の環境が絶えず変わる場所での撮影が多く、効率的にストレスなく撮影できるレンズは限られています。そんな中で、このレンズはとても気楽に撮影できます。繊細な描写、色のりの良さ、AFの速さそして逆光時のAFに迷いがありません。
一番助かっているのが、レンズ本体の重量が1,045gという軽さ。カメラ2台持つことが多く、外で3、4時間休憩なく撮影するので重宝しています。
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- 星空撮影でもシャープに写ると感じられる光学性能
- 金網越しに撮影するときなどはインナーフォーカスは安心
- 予想通りの軽さで、カメラとのバランスも良い
- ボケ感は柔らかく、玉ボケも美しい
- ポートレートでもどんどん使える中望遠
その解像性能とAF速度に多くの高評価が集まっていました。
■ ネガティブレビュー
- 逆光時にフレアが簡単に発生する
- レンズ自体の剛性感は高いが、塗装が弱いのが残念
- スイッチ類が多いというのは防塵防滴で不安
- 三脚座は回転部が外せないのは残念
- フォーカスホールドボタンは意図しないときに触る危険性がある
細かい使い勝手にまで言及すると、まだまだCanonやNikonとの差はあるようです。
まとめ
SONYはα1という現状でフルミラ史上最高性能といえるカメラを販売してます。当然、それと組み合わせるレンズにも同等の性能が求められます。
一方で、カメラやレンズは美術品ではなく実用品です。持ちやすい大きさ、使用に耐えうる信頼性も必要です。FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIはまさにそれを両立したレンズとなっています。
I型から大きく進化したこのレンズはまさにフルミラ界をリードするに値する1本です。
価格情報

ズームレンズ > 望遠
SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS II SEL70200GM2
製品情報
カテゴリ | ズームレンズ |
---|---|
メーカー | SONY |
タイプ | 望遠 |
マウント | SONY Eマウント |
SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS II SEL70200GM2に関するストーリー

人気のストーリー





人気のズームレンズ




